【映画】「カップルズ 4Kレストア版」感想・レビュー・解説
自分が書いた感想を読み返して観ると、前に観た同監督の『エドワード・ヤンの恋愛時代』という作品は、そこまで高く評価していないようだ。そして本作『カップルズ』も、同じような感じだった。別に全然悪くはなかったし、1つの作品としては全然観れるけど、わざわざ観るほどかというと、そこまでではなかったかなという感じである。ちょっと残念だったかな。
舞台は90年代の台北。様々な国籍の人間が集まるこの街で、ギャング団として好き放題やっている4人がいる。偽占い師として稼ぐトゥースペイスト、女性を弄ぶホンコン、新人のルンルン、そしてリーダーのレッドフィッシュ。レッドフィッシュの父親は幼稚園の経営で多額の資産を築いたヤクザであり、そして今はどこかの組織に追われている。そしてその組織は、本人よりもその息子を探す方が手っ取り早いだろうと考え、動いているようだ。
4人組がいつものように飲んでいると、そこにマルトというフランス人女性が店にやってきた。彼女は、イギリスから逃げるようにしてやってきたデザイナーのマーカスと親しい関係にあったようで、彼を追って単身台北へとやってきたのだ。マーカスは今、台湾で顔が利く人物の娘アリスンと付き合っており、仕事の35%は彼女のお陰で取れているのだが、突然マルトが現れたことで怒りを覚え、その場で別の男(ホンコンである)に乗り換えた。
さて、マルトは何の計画も立てずに台北に来たので、マーカスの気持ちがもう自分にはないようだと気づくも、そこからどうしようもない。そんな彼女に目をつけたのがレッドフィッシュである。英語が話せないレッドフィッシュは、ルンルンに通訳をさせながら彼女にホテルなどを手配してあげた。もちろん、利用価値があると踏んでのことである。
しかしルンルンとしては複雑だ。ギャング団に入ったばかりのルンルンは、全然非情にはなりきれない。そして、何をしようとしているかは分からないが、レッドフィッシュがマルトを嫌な目に遭わせようとしていることは確かだ。そのことに、心が痛んでいるのである。
そんな風にして、マルトとの関わりから様々なことが展開していくのだが……。
というような話です。
なんとなく面白そうだし、僕が好きそうな雰囲気があるんだけど、どうしてそんなにハマれていないのかよく分からない。ウォン・カーウァイ監督の映画はあんなに好きなのになぁ。エドワード・ヤン監督と一体何が違うんだろうか? まあ、香港と台湾って違いはあるけど、映像の雰囲気とかは結構近いものを感じるから、好きになってもおかしくない気がするんだけど。
何か書こうと考えてるんだけど、これと言って何も思い浮かばないぐらい、この映画に対して書きたいことがない。いや、ホントに、別に悪いとかってことはないんだけど、ただ特別ここが良いみたいなところも個人的にはないんだよなぁ。
観ながらとにかく思ってたのは、アリスンはしんどいなぁ、ということ。彼女みたいな人は、ちょっと無理だなぁ、と思ってしまうだろうなぁ。
Filmarksでの評価は高いので、僕に合わなかっただけだと思います。
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