【映画】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」感想・レビュー・解説
というわけで月1エヴァ。映像的な記憶は全然覚えられないので、どんな映画を観ようが、昔観た記憶は呼び覚まされなくて、今回も、「そうか、『破』はまだ全体の中では穏やかな展開だったか」と思ったりした。『Q』からでしたね、ヤバくなるのは。
で、月1エヴァでは毎回関係者の音声コメントが流れるのだけど、今回は式波・アスカ・ラングレーを演じた宮村優子。「『破』はTV版前半の学園モノの楽しさが詰まってるから、劇場版で一番好き」「惣流じゃなくて式波になっててビックリ」みたいな話も興味深かったですが、個人的に一番面白かったのは「劇場版にはアスカは出ないんじゃないかと思っていた」という話。
『序』にはアスカは出ないので、『序』に参加した声優から「次会おうね」みたいに言われていたそうですが、彼女自身は「もしかしたら劇場版にはアスカは出ないのかも」みたいに思っていたとか。当時はまだ「世界線」という単語が一般的ではなかったけど、要するに「TV版とは違う世界線の物語になるのでは?」と思っていたとのこと。まあ、その予想は結果的に合ってたんだと思うけど、アスカはちゃんと出てきましたね。
さて、『破』では『序』に増して、ゲンドウと冬月の「意味深な会話」が多かった気がしますけど、結局この辺りの話って劇場版の中で解明されたり回収されたりするんかな? イマイチよく分かってない。まあ、2人が何喋ってるのか僕にはさっぱり分かりませんけど。
『破』では、嫉妬とか恋心とか友情とかみたいな人間臭い感じが結構色々あって、メインの物語は相変わらずさっぱり理解できないけど、そういう「人間臭い部分」はやっぱり普遍的に魅力を感じるものだし、惹きつけられる。特に「過酷な運命を背負わされた子どもたち」「そんな子どもたちに未来を託すしかない大人たち」という設定によって、嫉妬・恋心・友情みたいな要素をさらにブーストさせている感じもある。本質的には「余命半年みたいな人物を主人公にする」みたいなやり方と同じだけど、外装の物語の強度が全然違うから、「余命半年」的な物語とは全然違う印象になる。
あと凄いなと思うのは、『今日の日はさようなら』とか『翼をください』みたいな「誰でも知ってる」かつ「アニメ作品ではまず使われないだろう」曲を、ロボットアニメの劇伴として当たり前のように流しているところだろう。緊迫感の保たれたシーンが一瞬緩む感じがありつつ、曲調の「荘厳さ」みたいなものがシーン全体の格調を高めているような感じもあって、「違和感」と「調和」の奇妙な融合が感じられる。違和感であることは間違いないのだけど、その違和感がちゃんと作品と混じり合っている感じがあって、良いなぁと思う。
新キャラのマリもやっぱり良い感じだし(特に、ビーストモードになった時の狂気的な感じが良い)、綾波の「ぽかぽかする」も名言だなと思うし、やっぱりいいですねエヴァは、って感じですね。まあ毎回同じようなことしか書いてないけど。
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