【映画】「2001年宇宙の旅」感想・レビュー・解説
ウィキペディアの内容紹介を読むと、僕はどうやら、結構寝てたらしいな。いや、ストーリーがあまりにも進まなさ過ぎて、相当睡魔に襲われたことは確かなのだけど。
まず冒頭、猿がワキャワキャしてて、「えっ? 猿?」と思った。「宇宙の話じゃないの?」と。で、しばらくその猿を見てたんだけど、全然話が進まないから、ここで一旦睡魔にやられたんだなぁ。
で、ウィキペディアにはこう書いてある。
『ある日、ヒトザルたちの前に黒い石板のような宇宙人が残した物体「モノリス」が出現し、サルたちは驚きながらも恐る恐るそれに触れる。やがて一体のヒトザル(月を見るもの)がモノリスの知能教育により、動物の骨を道具・武器として使うことに目覚め、獣を倒して多くの肉を食べられるようになる。
ヒトザルたちは、水場をめぐって対立する別のヒトザルの群れにも骨を武器として対戦し、敵のボスを殺害する。水場争いに勝利した「月を見るもの」が、歓びのあまり骨を空に放り上げると、これがカットつなぎで一瞬にして最新の軍事衛星に変わる』
この部分、まったく記憶にない。確かに、「猿がワキャワキャしてるなぁ」という次の記憶はもう宇宙船内だったから、「モノリスがうんちゃらかんちゃら」みたいな部分はまるっと寝てたんだろうなぁ。だから(というわけでもないが)、全然ストーリーが理解出来なかったんだなぁ。
さて、目が覚めると宇宙船内の描写になってて、しばらく興味深く見てたんだけど、「宇宙船内の案内映像」みたいな描写が続くので、またここで睡魔に襲われてしまった。「科学者たちが、月で起こっていることを隠蔽するために会議をしている」みたいなシーンまでは起きてたんだけど、それから彼らが月に向かって何かしている辺りからまた寝てしまった。とにかく、「ストーリーが進まない無音の時間」みたいなのが多すぎて、眠気に耐えられなかった。
その後目が覚めると、「木星に向かう」みたいな話になっていた。この辺からはしばらく結構起きてたんだよなぁ。乗組員2人、冬眠中の科学者3人、そして史上最高の人工知能「HAL 9000型」という布陣での旅路である。
ここでは、「HALに何か異常があるんじゃないか?」みたいな話になって、そこからの展開はなかなか面白かった。っていうか、公開当時は恐らく「人間のように喋る人工知能」なんてまさにSFだっただろうし、だから「そんな人工知能が人間の言うことを聞かない」なんて状況も絵空事だったと思うのだが、僕らは「HALみたいな人工知能が当たり前に存在する世界」に生きているわけで、だからこの部分は「結構リアルな問題」として受け取られるんじゃないかなって気がする。まさに今観ることによって、公開当時に観た人とはまた別の鑑賞体験になるはずで、これはホント「未来を描くSFの面白さ」だよなと思う。
さてその後、「たぶん時空をワープ航行してるんだろう」みたいな映像が始まるんだけど、これもまあ長くて長くて。「いつ終わるんや」とか思っていた。でも今回はたぶん睡魔に襲われなかった。のだけど、いつの間にか「貴族みたいな部屋」にいて、「は???」ってなった。どういうこっちゃねん。でそのまま最後まで意味分からんまま終わった。
というわけで、ストーリーは意味分からんかったが(マジで説明が少なすぎて、理解させようという気がないように思う)、映像はホントに凄かった。調べてみると、1968年に公開だそうで、もう60年近く前のことだ。それでこのクオリティか。ちょっと凄まじいだろ。でも、「ただ映像が映し出されているだけ」みたいな時間が多すぎて、やっぱり僕には眠さが勝ってしまった。
あと、全然意味が分からなかったのが、冒頭とラストで「映像は何も映らず、オーケストラだけが延々流れている時間」があること。冒頭は、「これ、上映ミスなんか?」と思うぐらい、ただ真っ暗な画面にオーケストラが流れているだけの時間がかなり続いた。で、エンドロールが流れ、最後に「THE END」と表示された後も、僕の体感では5分以上「映像は何も映らないけど、オーケストラだけ流れている」みたいな状態が続いていた。マジで謎。しかし、さすが日本人だなと思うのは、「THE END」が表示された後、劇場を出ていったのが3人だけだったこと(僕はかなり入口付近に座っていたのでよく見えた)。僕が観た回は、かなり広い映画館がほぼ満席みたいな感じだったので、かなりの人数がその「謎の時間」を待っていたことになる。日本ならではだろうなぁ、という感じだ。
そんなわけで、睡魔にやられなかったらまた違った感想だったかもしれないが、「木星に向かうパート」はストーリー的に結構面白かったし、映像の凄まじさも体感できたので、そう不満はない。まああとは、絶対に不可能だが、「1968年の公開当時に本作を観たらどう感じていたのか」は知りたいところだなと思う。
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