【映画】「自然は君に何を語るのか」感想・レビュー・解説

ちょっとなんとも言えない映画だったなぁ。というか、うん、つまらなかった。

最初は「ちょっと面白いかも」みたいに思っていた。物語は、彼女を実家まで車で送った彼氏が、そんなつもりはなかったのに、彼女の父親を始めとする家族と関わり、食事までするようになってしまう、みたいな感じである。で、その物語の導入はなかなか面白かったし、彼氏と父親の「別に喋ることないんだけど、喋らないのも気まずいし、だからお互いに絶妙な間で会話を続けていく」みたいな感じも結構良かったなと思う。

のだけど、本作は、108分ある内のほとんどずっと、特段何も起こらず、ただダルっとした会話だけで展開されていく。最近だとドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』がそういう「ほぼ会話だけ」みたいな作品だったが、個人的には全然雰囲気が違うなと思う。その違いを上手く説明することは出来ないが、本作で描かれる「会話」には、どうにも乗り切れなかった。15分ぐらいならこの感じも楽しめるが、90分ぐらいもこれが続くと、なかなかしんどいなとなってしまう。

そして最後15分ぐらいで物語は一気に変転して、ここだけちょっと面白くなる。まあ確かに、この部分の面白さは、それまでずっと「彼氏の穏やかさ」が描かれてきたからこそのものとも言えるし、だから、僕が「あんまり面白くないなぁ」と感じたところは「壮大な前フリだった」と捉えればいいんだと思うが、うーん、それにしてもなという感じではある。

基本的に何が起こるわけではない物語なので、僕は終始睡魔と闘っていたし、ちょいちょい寝てたと思う。ちょっと僕にはしっくり来る映画ではなかったなぁ。残念。

ただ、ホント紙一重かなという感じはする。なんとなくだけど、ほんの少し何かが違ってたら、「うわっ、メッチャ良い!」ってなりそうな雰囲気を感じるからだ。ホント、創作物の良し悪しって、紙一重であること多いよなって思う。


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