【映画】「ゴッズ・クリーチャー」感想・レビュー・解説
さて、「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」の作品を観るのも5作目。とりあえず元々観ようと思ってた5作は観終えたのでこれで終了。全体的に、うーんという感じだった。
本作『ゴッズ・クリーチャー』は、決して悪いとは思わないけど、凄く良かったというわけでもない。かなり閉鎖的な感じのある、水産加工業がメインの街で展開される物語は、非常にシンプルながら、じわじわと毒々しさが増していくような人間関係が描かれていて、興味深くはある。ただ、ちょっと展開に欠けるというか、もう少し何かあっても良かったよなぁ、という感じがずっとしていた。
しかしなんというのか、作中に登場する「男」が酷い。はっきりそう示唆される場面は多くはないが、結局のところ「男は男を庇う」みたいな話であり、今もまさに大きな問題になっている芸人の話然り、常にあちこちで散見される状況ではある。
その中に唯一、「母親だから」という理由で「女性」として関わることになってしまった人物の静かな葛藤みたいなものが全編を支配していて、やるせなさを感じさせる作品ではある。
「我が子」がいつの間にか、「息子」ではなく「ただの男」になってしまっていた、その絶望は、母親ならもっと理解できるのではないかと思う。
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