【映画】「リモノフ」感想・レビュー・解説
うーむ、この映画は期待してたんだけどなぁ。予告観て、メチャクチャ面白そうだったんだけど。なんか、メチャクチャつまらなかった。
たぶんその理由は明確だ。それは「リモノフが何をした人物なのか、結局最後までよく分からなかったから」だ。
本作では冒頭で、リモノフの来歴がざっくりと語られた。ウクライナに生まれ、NYからパリを経て人気作家になったが、その後逮捕されてた、みたいな流れだ。でそれからすぐに、リモノフがまだリモノフになる前(リモノフはペンネームである)、無名の詩人だったウクライナ時代の話が始まり、そこから時系列で物語が進んでいく。
つまり、「リモノフは何をした人なのか?」を観客が知っている前提で作っているようにしか思えないのだ。
もちろん、例えば大谷翔平を主人公にするならそれでいいだろう。どんな人物なのか、大体の人が知っているはずだからだ。でも、リモノフってそんなに有名な人なのか? 僕はいつものように、扱われている対象を知らなくても全然観に行くし、リモノフのことも当然知らなかったのだが、一般的には結構有名だったりするのか? さすがにそんなことないだろう。
だから、リモノフについて詳しく知っている人以外が観ても、たぶん全然おもしろくないんじゃないかと思う。
個人的に良かったのは1点。リモノフ役の俳優(ベン・ウィショーというらしい)の顔がメチャクチャ良い。僕は時々、「この人の顔良いなぁ」と思うことがあって、今のところ、ペ・ドゥナとエマ・ストーンの2人にそう感じるのだけど、『リモノフ』を観てベン・ウィショーが加わった。これは、可愛いとか奇麗とかかっこいいとかではなく、「良い顔」としか言いようがない感覚だ。いや、良い顔でしたね、ベン・ウィショー。
しかしつまらない映画だったなぁ。
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