【映画】「イート・ザ・ナイト」感想・レビュー・解説
うーん、全体的にはよく分からない映画だったなぁ。なんか色んなことが描かれるのだけど、正直、どこに焦点があるのかイマイチ理解できなかった。
物語全体としては、「『ダークムーン』というオンラインゲームがサービス終了する」というのが背景として強くある。主人公のパブロ、アポ兄妹は、このオンラインゲームにメチャクチャハマっている。妹はこのゲーム内世界を、「私の居場所」「世界一好きな場所」「あらゆる喜び、あらゆる苦労、そして思い出がある」「私が生きる世界」「言わば私の故郷」と話していた。兄妹は、9年間にも渡ってこのオンラインゲームにどっぷりハマっているのだ。
しかしそんな「ダークムーン」が、冬至の日の0時にサーバーを閉鎖してしまうことが判明する。そして、絶望を抱く兄妹の、サ終までの60日間を描く物語である。
なのだが、別にこの「ダークムーン」というオンラインゲームや、そのオンラインゲームにドハマリしていることは、物語的にさほど大きな要素ではない。まあ確かに、ラスト20分ぐらいは、オンラインゲームって設定が活きてくるのだけど、それまでは「単にオンラインゲームが好きな兄妹」ってだけで、この設定に意味があるようには思えない。
なのに、たぶんこの映画のために作ったのだろう、ゲーム内の世界はかなり作り込んでいる感じで、「ここまで力入れて造形するほどストーリーに絡んでくるか?」という感じではあった。
で、ストーリー的には、「自作の薬物を売ってるパブロが、ナイトっていう黒人男性を仲間にし、恋に落ち、で、大変なことになる」みたいな感じ。正直、このパブロのパートは全然面白くなかったんだよなぁ。やっぱり僕は、よほど相性が良くないと、フィクションの中で「裏社会」的なことが描かれても全然興味持てないなぁ、と思った。
で、パブロに色々あるので、中盤ぐらいからアポとナイトの話になっていくのだけど、まあこれも何とも言えないと言うか、焦点がどこにあるのかよく分からんなぁ、という感じだった。
というわけで正直なところ、特筆すべき点は何もなかったなという感じかな。残念。
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