今のワクチンはXBB系統株に対して効果が低いのに、その説明をしなくてよいのか?
7月1日から報道部に異動となった、CBC「チャント!」のアンカーマン・大石邦彦氏。コロナワクチン接種後の死亡や健康被害について、出所のはっきりとしたデータと独自の取材による深掘り解説は、7月以降も継続するそうです! 最新の動画から、気になる資料を掘り起こしました。
7月4日公開の動画から
CBCの大石氏が、春から始まった2価ワクチンの接種について解説しています。
この動画の中で、厚労省の資料を取り上げています。

こちらの資料です。
https://www.mhlw.go.jp/content/001116892.pdf
第3版(2023年7月3日)と書かれています。

現行のオミクロン株対応2価ワクチンは
オミクロンXBB系統株による重症化を予防します
以前の記事で、秋から接種されるワクチンについて下記の資料を取り上げました。
この資料(令和5年6月2日付)には、下記のように書かれています。
(1)ワクチン株について
○ 現在、我が国における流行の主流は XBB.1 系統に移行しつつある。
○ オミクロン株対応2価ワクチン(武漢株及び BA.4-5 の成分を含む2価ワクチン。以下「既存2価ワクチン」という。)を追加接種したヒトにおける中和抗体の反応を評価した研究では、XBB.1系統に対する中和抗体価の上昇は、BA.4-5 に対する上昇と比べて低いとされている。
(中略)
【結論】
現在の流行の主流である XBB.1 系統に対しては、既存2価ワクチンでは中和抗体価の上昇が低く、移行しつつある主流流行株に対してより高い中和抗体価を誘導するためには、最も抗原性が一致したワクチンを選択することが妥当である。
けれども、7月3日付の資料にこのことは書かれていません。

オミクロン株対応2価ワクチンは、オミクロンXBB系統株の感染による重症化を予防します。
しかし、XBB.1系統に対する中和抗体価の上昇は、BA.4-5 に対する上昇と比べて低いとされている。
とは書かれていません。別の資料では効果が低いことを認めているのに、こちらの資料には書かれていないのです。こちらの資料だけ見たら、予防効果が十分あるように誤認します。
このような資料は国民に対して、「誠実」といえるでしょうか。
さらに、何度も書いていますが、コロナワクチンの承認審査では「重症化予防効果」は承認されていません。ですから、添付文書にも「重症化予防効果がある」とは書いていません(下記参照)。
特例承認審査の報告書には、「発症予防効果により発症者数が低減することで、結果的に重症者数や死亡者数の低減につながる可能性は期待できる」と書かれていました。けれども上記の資料では、あたかも接種した本人が重症化しない効果があるような印象を与えています。
今の2価ワクチンはXBB系統株には効果が低いから、秋からの接種では新たな1価ワクチンを使用することを了承したのに、今2価ワクチンを接種しようとしている人たちに対してそれについて説明しないことも含めて、詐欺のような表現を使っていますが、なぜ許されるのでしょうか。
