脳出血・未回復のピクつき
10代の新型コロナワクチン接種率が高くなるにつれて、厚労省のサイトで公開されている「新型コロナワクチン接種後の副反応疑い報告」にも、10代の症例報告が増えています。接種後に出ている症状は、大手メディアで報道されているものだけではありません。5歳~11歳への接種を検討している保護者の皆様に、どのような症状が出ているか知っていただきたいので、気になる症例を紹介していきます。
脳出血
厚労省サイト ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)> 第74回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第25回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料 12月24日
資料1-2-3-1より。
紹介する報告は、重複している部分などは編集してあります。BNT162b2は、コミナティ筋注(ファイザー製)のことです。
事例:16315 13歳男性 コミナティ筋注2回接種
ロット番号:1回目 FJ5790、2回目 FK8562
予診票での留意点はなかった。
2021/10/15 12:00 コミナティ筋注2回目接種。
2021/10/16 08:00、脳出血が発現した。
2021/10/16、入院した。
2021/10/23、退院した。
事象の経過は以下のとおりであった:
2021/10/16 07:00 頃、吐き気が出現した。
07:30 頃、呼名に反応がない状態で発見された。
その後(08:00)、くり返すけいれん発作が見られた。
頭部 CT では右側頭葉に脳内出血を認めた。保存的に加療した。
2021/10/23、退院した。
現在は、神経脱落症状はなかった。
以下の検査処置を受けた:
2021/10/15、ワクチン接種前、体温:摂氏 37.00 度
2021/10/16、頭部 CT: 脳内出血(右側頭葉に脳内出血を認めた)
2021/10/23、事象の転帰は回復であった。
報告医師は事象を重篤(医学的に重要な事象、2021/10/16 から 2021/10/23 まで入院)と分類し、事象と bnt162b2 との因果関係を評価不能と評価した。
報告者意見:
2021/10/16 08:00、海綿状血管腫からの出血の可能性が考えられる。手術を予定している。
再調査は不要である。これ以上の追加情報は期待できない。
10月23日に回復とあり、報告者の意見は10月16日の日付なので、手術をして回復したということなのでしょうか。接種翌日に起きたことですが、因果関係の評価は不能となっています。
脳出血の報告は以前から多いと感じていましたが、13歳の報告があることに驚きました。下記、医療機関からの報告と製造販売業者からの報告には重複もあるようなので、正確な数はわかりません。そして、すべての事例が報告されているわけではないので、10代の事例も多くあるのかもしれません。
資料1-1-1(医療機関からの報告)より

資料1-2-1(製造販売業者からの報告)より

ジスキネジア
下記の事例は、重複が多くてわかりにくいので、かなりカットしてあります。
事例:16551 14歳男性 コミナティ筋注1回接種 ロット番号:FJ1763
メモ:患者は時々体調不良を訴えて、近医クリニック受診歴があった。詳細不明。薬物、食物または他の製品に対するアレルギーがなかった。
2021/11/13 12:20 左腕筋肉内でbnt162b2(コミナティ)1回目接種。
以下の情報は報告された:
2021/11/13 12:35 に発現した、ジスキネジア(医学的に重要な)、転帰「未回復」、「不随意運動」と記述された。
2021/11/15 に発現した、感覚障害(非重篤)、転帰「未回復」、「左手指軽度感覚障害」と記述された。
事象「不随意運動」、「左手、左前腕筋の不随意収縮」、「左手握力低下」、「左指尖のしびれ感」、「軽度の Ca 上昇」、「左上肢ミオクローヌス」、「知覚異常」、「ふるえ」、「左上肢全体のピクつき」、「手掌に発汗過多」、「接種部痛」と「左手指軽度感覚障害」は、診療所訪問で評価された。
報告医師は、事象を非重篤と分類して、事象と bnt162b2 との因果関係は評価不能と評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性の有無は、以下の通りだった:
ワクチン接種は左上腕に行い、接種手技には特に問題なし。接種部位の疼痛や腫脹、接種側(左)上肢の感覚障害は接種時には見られず。
ワクチン接種後 4-5 分の発症であり接種との関連性を疑わざるを得ないが、背景に何らかの代謝性疾患などの基礎疾患があり、接種を契機に症状が発現した可能性は否定できない。
報告者は、以下の通りにコメントした:
他の予防接種と筋肉内注射処置も含めて類症の報告が見出せず、原因についてはワクチン接種の関与や背景に存在する基礎疾患との関連については言及できない。ただし、症状が長期化して後遺障害となる可能性があることと、非接種者が 14 歳と若齢であることから、副反応疑い事象として報告した。
「類症の報告が見出せず」というのは、これまでの予防接種ではなかったということでしょうか。新型コロナワクチン副反応疑いの報告では、「ジスキネジア」に関する複数の報告があります。
資料1-1-1(医療機関からの報告)より

資料1-2-1(製造販売業者からの報告)より

厚労省のサイトで公開されている「重篤副作用疾患別対応マニュアル」によると、抗精神病薬やパーキンソン病治療薬の副作用としてジスキネジアが起きることがあるようです。

この事例では、非重篤と分類されていますが、勉強や部活動などに影響があるのではないでしょうか。未回復と書かれていて、後遺障害となる可能性があるというのも気になりました。
「ミオクローヌス」については、MSDマニュアル家庭版に下記のような説明があります。
ミオクローヌスは、筋肉や筋肉群に起こる素早い稲妻のような収縮を指します。
健康な人でも眠りかけたときなどに、正常なミオクローヌスがよくみられます。例えば、まどろみ始めたときに、(驚いたかのように)はっと目を覚ましたり、体の一部がビクッと跳ねたりします。
しかし、ミオクローヌスは次のような病気が原因で生じることもあります:
肝不全、 腎不全
ウイルスによる脳の損傷または心停止(心臓の拍動が突然止まったとき)
代謝性疾患(高血糖、低血糖、低カルシウム、低マグネシウム、低ナトリウムなど)
酸素欠乏、 頭部外傷、 ハンチントン病、 アルツハイマー病(ときに)
クロイツフェルト-ヤコブ病、 けいれん性疾患(若年性ミオクロニーてんかんなど)
ミオクローヌスは、以下のような特定の薬剤を大量に服用した後に発生することがあります。
抗ヒスタミン薬、 アミトリプチリンなど、一部の抗うつ薬
ビスマス、 レボドパ(パーキンソン病に使用される)
オピオイド(麻薬性鎮痛薬)
新型コロナワクチンの接種当日と、翌々日に発現した症状ですが、こちらも因果関係の評価は不能となっています。体の中でいったい、何が起きているのでしょうか。
