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なぜ2021年に出回った根拠不明の情報がまた拡散されているのか?

ここ数日、「厚労省職員の9割がワクチン未接種」という情報がXで拡散されています。けれども、この情報は2021年に流されたもので、根拠不明とされたものでした。なぜこの情報が再度流され、確認せずに拡散されてしまったのでしょうか。

再び拡散された情報

Xで下記の画像が、最近の情報かのように拡散されています。「9月下旬」というのが、最近のように思えるからでしょうか。

けれども、この画像には年月日が書かれていないので、いつの情報かわかりません。以前、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」が質問したときも厚労省は回答しなかったので、電話で質問したぐらいで答えるとも思えません。「接種率」ではなく、「職域接種率」と質問しているのも不自然な気がします。さらに、「全職員の9割にあたる6300人」というのも少ないように思います。

厚労省の職員について調べてみると、内閣官房のホームページに下記の資料がありました。

https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/20220701_toukeihyou_gaiyou.pdf

厚労省は「32,129人」とあり、全職員の9割は6300人ではありません。

この時点で、この情報はおかしいということがわかります。

さらに、下記のようなツイートも見つかりました。

2021年12月に根拠不明とされたものが、なぜ今頃また拡散されているのでしょうか。

そして、それを簡単に信じて拡散している人が多いことに驚きました。
どんな情報でも、信じる前に、そして拡散する前に自分で調べることが大切です。調べずに信じる人がいるのですから、調べずに拡散することはとても危険だと思います。調べることの大切さを知るために、ぜひ下記の本を読んでいただきたいです。

「ワクチンの境界 ― 権力と倫理の力学」(國部克彦著)

この本のテーマは、「反ワク」と呼ばれるような、ワクチンの危険性ではありません。著者の國部克彦氏は、神戸大学大学院経営学研究科教授です。コロナワクチンを例に、私たちは何かを信じる前に「調べる義務」を負っていることや「検証の大切さ」などを説明しています。