1回目はできたのに、2回目が違った|手法が続かない本当の理由
手法を買って、最初の1回。
解説どおりに条件を確認して、丁寧に入りました。
できるじゃん、と思った。
問題は2回目です。
似ているけれど、完全には同じじゃない場面が来ました。
片方の条件は揃っている。もう片方が微妙。
そこで、自分で決めました。
その瞬間に、もう別の手法になっています。
「再現性のある手法」という言い方が、たぶん雑です
再現性という言葉には、2つの意味が混ざっています。
① 他人の手法を、自分が再現できるか
② 自分の入り方を、自分が何度も再現できるか
まったく別のことなのに、同じ言葉で語られている。

そして、手法を買って失敗する人がつまずいているのは、
ほとんどの場合②のほうです。
①は、たいていの人がクリアしている
思い出してほしいんですが、最初の1回はできていませんでしたか?
解説を見た直後だから、条件を全部覚えている。
ひとつずつ指差し確認するみたいに、丁寧に入る。
つまり①はクリアしています。
理解はできていた。手も動いた。
だから「理解できなかった」わけじゃないんです。
できなかったのは②です。
ここを取り違えると、次にやることが変わってしまいます。
理解が足りないと思った人は、もっと勉強しようとします。
でも問題は勉強量じゃないので、いくらやっても届きません。
②が壊れるのは、意志が弱いからじゃない
2回目の場面は、1回目とまったく同じにはなりません。
相場は毎回違う形で来ます。
必ずどこかに、解説されていない部分が残る。
その残りを、誰が埋めるか。
あなたです。
そして埋めた瞬間、それは手法ではなく、
あなたのその日の判断になります。
翌日は、違う埋め方をします。
体調も違うし、直前の勝ち負けも違うので。
10回入って、10通りの入り方をしていたら、
それは1つの手法を100回試したのではありません。
10個の手法を、1回ずつ試したことになります。
どれも1回しかやっていないので、
どれが機能したのかは、永遠に分かりません。
僕のnoteの話をします
過去、総額20万円分の手法をnoteで買ったことがあります。
得るものは多かった。
最初の1週間は、実際にうまくいっていました。
3週目には、自分でも何をやっているのか分からなくなっていました。
あとでnoteを見返したんです。
入った理由を毎回1行だけ書いていたので。
全部、違う言葉で書いてありました。
「形が良かった」
「ラインが効いてた」
「流れ的にいけそう」
「さすがに戻ると思った」
同じ手法を使っていたつもりでした。
でも、書いてある言葉が全部違うということは、
毎回ちがう理由で入っていたということです。
あのとき僕がやっていたのは、手法の実行じゃありません。
毎回その場で、新しい手法を作っていました。
ひとつ、確かめてみてください
直近10回、入った理由を書き出してみてください。
1回につき1行で構いません。
同じ言葉で書けますか。
書けたなら、あなたは②ができています。
この記事はここで閉じてもらって大丈夫です。
書けなかったなら、
負けている理由は手法の中身ではありません。
これは能力の差ではありません。
その場で決めているか、決めていないか。それだけです。
じゃあ、②はどうやって担保するのか
気合いでは無理です。
毎回おなじ集中力で、毎回おなじ気分で、
毎回おなじ判断ができる人を、僕は見たことがありません。
必要なのは、判断する前に「これは同じ場面だ」と分かる基準です。
そして、その基準にはひとつ条件があります。
自分の外側にあること。
自分の中にある基準は、その日の気分で動きます。
動いた自覚もありません。だから直せません。
外側にあれば、揃っているか、揃っていないか。それだけになります。
揃っていない日は、入りません。

ここが分かれ目です。
やる気で解決しようとした人は、また同じところに戻ります。
構造で解決した人だけが、2回目も同じ入り方をします。
このnoteのまとめ
・再現性には2つある。他人の手法を再現するand自分を何度も再現する
・手法を買って失敗するのは、ほぼ後者
・1回目ができた時点で、理解は足りている
・2回目が違うのは、解説されていない部分を自分で埋めるから
・10通りの入り方は、10個の手法を1回ずつ試したのと同じ
・必要なのは気合いではなく、自分の外側にある基準
勝てる形を探し続けるのを、そろそろやめてもいいと思います。
1つの形を、同じやり方で10回。
遠回りに見えて、これがいちばん速いです。
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