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現代バリアント自作シナリオ解剖

 表題通りの内容です。自作のシナリオ2つをどういった観点で作ったのか、適当に解剖していきます。これは人に伝えるためでもあるし、「どうやって何考えて作ったっけ」と自分の手順を確認する作業の文でもあります。
 また、記事の性質上、シナリオのネタバレがガンガンございます。その点はご留意ください。


●シナリオ『こっくりさんは帰らない』

オープニング。やっぱオープニングがあるとなんかカッコいい。
シナリオタイトル画面を作るとそれっぽくなります。

青春オカルトをテーマにしたシナリオでした。現代でも未だ根強く残り続けるお呪い「こっくりさん」をテーマにするぜよと意気込んで作り上げた覚えがあります。こっくりさんが終わらない、こっくりさんに導かれているというのは一番最初に思いついたシーン。メインNPCの三人は年代をどうしようか悩みましたが、やはり小学生ぐらいが一番いい感じかもと設定。報酬に関しても3人でこっそり持ち寄ったということにしました。

学校から出られない

PC素材はデフォルトで搭載されているものを使っております。

 とりあえず閉じ込めるスタイル。心霊現象なのでトリックではなく「どうしてこんなことが起きているのか」を追求する形にした方がわかりやすいしゲームとして成り立つかもと考えていました。

「自分がなぜ閉じ込められたか」
「自分を閉じ込めて何を得られるのか」
「学校に閉じ込められた不審者として扱われ、調査打ち切りになるのでは」「ならば調査を拒んでいるのは誰か」
「そもそも調査依頼のことを知っているのはあの3人だけ」
「つまり犯人はあの3人の内誰かである」
「では誰が何故こんなことをしたのか、動機から犯人を導く」

 ↑みたいなロジックを組み上げて犯人の絞り込みに専念させ、そして学校内の情報から3人の内面を調べ上げ、何故こっくりさんが始まったのか、こっくりさんをした理由は何なのか…みたいな「どうしてなのか」を探り出すシナリオにしていった記憶があります。これはこのシナリオ製作時に私が読んでいた「ロード・エルメロイ2世の事件簿」に影響を受けていたと認識しています。

明らかに影響を受けている

 「ロード・エルメロイ2世の事件簿」をざっくり説明いたしますと、非常に優秀で魔術を解析する能力が高いが、魔術的な能力が低いロード・エルメロイ2世。彼とその弟子が魔術関連の事件を解決するお話です。マジでざっくりですね。もっと設定しっかりしてるんですけど。

 魔術関連の事件なので手段は何でもありです。密室だろうが犯人が同時刻に存在していようが魔術でどうにかできますからね。その中で「ホワイダニット(Why done it)」どうしてそれが起きたのかをロード・エルメロイ2世さんは重視して事件を解決していくわけです。
 めっちゃわかりやすいですね。超常現象何でもありの作品で事件物探偵物やるならこの概念便利ですよね。だから私も私なりに「なぜ犯人がこんなことをしたのか、せざるを得なかったのか」という点をPCに推理させるようにしました。それなりに…できたと思います。はい。

やっぱり言っておきたかった。

そんなこんなでお決まりのセリフ、「犯人はこの中にいる」も言わせて大満足でした。怪談風に始まり。しっかりオカルトやりながらちょっとギャクテイストで終わる。そんな子供たちの青春を書きたかったので満足です。
 そして本当にどうでもいい設定ですが、この事件の犯人である小村麻衣華は↓で紹介しております『Bar“Old Adam”』に出ている管狐技能担当の一族出身という設定があります。

キャストカードに鑑定を仕込む癖があります。私には。

 めちゃくちゃ遠い分家筋なので苗字が違います。こういったどうでもいい設定を考えるのも大好きなんですよねぇ。

●シナリオ『Bar“Old Adam”』

渋めのマスターが描きたかった。

 店シナリオですね。個人的には店シナリオよりも依頼(冒険)シナリオが多い方がいいのではと思っているのですが、やはり手札揃えるのは楽しいので作ったシナリオです。陰陽術、格闘術、ハッキング、調査術、管狐術、人工異能、神道系術、仏教系術、吸血技能を現在販売しております。タイトルは某有名同人STGの音楽CDにある曲名から取ってます。はい、『旧約酒場』ですね。

裏と表の中間地点

裏表どちらにも属せない者たちも来ている…という感じの設定です。

 バーが裏の世界とつながっている…というのは間違いなく現代×オカルトor異能的な世界観の「デビルサマナーシリーズ」、「ペルソナシリーズ」の影響です。特にぺルソナ2罪罰、デビルサマナーソウルハッカーズ、ライドウシリーズあたりが頭の片隅にあったと思います。

 個人的には中世ファンタジーI型の冒険者がやってきた場合にバーのマスターが「…珍しい所からいらしたお客様ですね」と反応するシーンを入れたかったのですが、解析する手段がなく断念。

 店シナリオはシンプルに商品だけ並び販売するスタイルも大好きですが、せっかく現代シナリオだしなんか世界観出したるでぇ!と考えて各店主ごとに設定やらなんやらは取り決めています。

キャスト一覧。ドットでちまちま描いてました。
  • 凄腕忍者のバーのマスター

  • 封鎖地区出身の捨て子な売れっ子占い師兼民間陰陽師

  • あまりよろしくないところに雇われている用心棒

  • 電脳呪詛も対応可能なハッカーグループに所属している少女

  • 魔術神秘科学物理のあらゆる障害に対応可能なプロの泥棒

  • 管狐使い名門本家の跡取り息子

  • 正体不明の組織に所属する研究員

  • 年齢性別不詳の神社関係者

  • 今どきの生臭有能イケメン坊さん

  • ホスト吸血鬼

…こうやって見ると店主の設定を無駄に決めてますね。ちなみにホスト吸血鬼と同じクラブに所属するホスト人狼も考えてたんです。人狼技能作りたかったんですけど、なんか違うなぁと思い断念。夜の仕事をしている夜の種族みたいな設定を思い描いていたんですけどね。

ざっくり描いた神道系技能担当の人。肩周りは男性的で腰回りは女性的に仕上げたかった…のだけどもキャスト画像は顔アップだからあんまり意味がなかった。性別は決めてませんが男性的?

現代バリアントの技能

OldAdam技能一覧

 上にあります技能画像は全て自作です。キャストも自作ですが。とにかく現代バリアントは素材不足ですので、現代っぽい雰囲気に仕上げたくすべてドットで仕上げていました。私、黒豚和牛はシナリオ作者であると同時に素材作者でもあります。なければ描けばええねん。描けるし。
おそらく管狐技能は『Bar“Old Adam”』以外ないんじゃないでしょうか。マジで見ませんので。妖狐技能とかは見たことあるんですけど…あったらマジでごめんなさい。 

 とにかく『Bar“Old Adam”』に関しては「中世ファンタジーI型で見ない」「現代でもありそうだし雰囲気壊さない」「日本的な術など」を想定して技能を作って描いて仕上げていた記憶がありますね。現代っぽい扉を使ったり、わかりにくいですが吸血技能の背景にはバーコードを使って見たりと…というか現代バリアントでの技能は本当に日本風というか現代感ある様に中世ファンタジーI型とは空気感を変えて描いてます。その分技能の威力などは若干低く見積もっている自分がいます。もう少し高めにしてもいいのかもしれませんが、その匙加減はもっと人が増えてから考えた方がいいのかな…。

 あと、このシナリオはもう一度だけ更新したいです。その時追加するのは忍術(忍び刀+千本+調査術)とリューン関連の技能を追加…したいですね。

●だらだら書きましたが

 なんだかんだで現代バリアントシナリオを作る時は、それ専用の考えに切り替えて作っていますね。自由ではありますが、バリアント全体の世界観や空気感を出せるようにしています。

別のシナリオですがこちらも気に入っております。技能名もカードデザインもいい感じに地味で。こちらも自作素材で作った技能です。

 中世ファンタジーI型の場合は既に蓄積された世界観、空気感がありますが、現代バリアントの場合は無いので…「これでどうだ!!!」という感覚でやっていますし、これからもその感覚を忘れずにシナリオを作っていくでしょう。 誰か別の世界観ぶつけてくれ。つまりシナリオを作らないか?

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