見出し画像

高知のお遍路1日目(後編)

前編からの続きです

途中で自動販売機を見つけて水分を補充しながら歩きました。
目指すお寺は丘の上にあり、最後は急な上り坂が待っていました。

お寺からの眺め

やっと2つ目のお寺に着きました。

こんな地層の上に立つお寺でした

それにしてもお腹が減りました。

ふと見ると、ポン菓子が売ってました。
地獄に仏 腹ぺこにポン菓子

お寺で買ったポン菓子

これで空腹を紛らわしながら再び歩き出しました。

目指すはお寺で教えてもらった4キロほど先にある食堂

食堂に向け海の近くを歩いていると、遠くの堤防の辺りが赤く見えます。

何でしょうか?

ぼーと赤い



近づいて見ると、ムシトリナデシコのでした。
こんなにかたまってたくさん咲いているのは初めてみました。

また歩いていくと、

道路際にビワがなっていました。
近くにお家も畑もない空き地にポツンと生えていたので、仏様が空腹の私たちを憐れんで下さったんだと、都合よく解釈して、ありがたくいただくことにしました。

パクッ!
甘っ!
パクッ!
美味し。
パクッパクッ

お遍路に来ているのか、ビワの盗み食いに来ているのか、だんだん怪しくなってきました。
「せやかて、あてらお腹空いてるんや、かんにん」

そんなこんなでやっと食堂のあるところまでたどり着きました。

もちろん高知ですから昼食にはカツオのタタキをいただきました。

お腹がいっぱいになると、もう怖いものは何もありません。

どんどん歩けそうです。

お遍路道唯一の渡船場をめざして歩きます。

途中こんなきれいな花が咲いていました。

サラサウツギ

ウツギの仲間です。八重咲きで、外側の花が好きピンク色なのがとてもきれいでした。



屋根に角が2本生えているお家

やっと船着き場に到着し、船が来るのを待っていると、船よりも先に、車に乗ったおじさんがやって来られて、
「お接待しょうか」とおっしゃり、近くの自動販売機で缶ジュースを買ってくださいました。

よく冷えて美味しかったです。

高知の方は優しいです。この後も何回もお接待を受けました。

やってきた渡船 船っぽくない

この渡し船は、唯一の海上のお遍路道です。
高知県営で、何と無料です。
自転車やバイクも乗ります。

種崎渡船場を離れていきました。


船の中

桂浜のある半島へ大きな橋がかかるまでは、船2艘でピストン輸送していて大変忙しかったそうですが、今は1時間に一便だそうです。

5分ほどで向こう岸に着きましたが、
もしこの渡し船がないと、海上から高さ50メートルもある大きな橋を迂回して渡らなければなりません。
お遍路さんには大変貴重な渡し船です。

この船も、あとひと月で電機で動くモーター式の、新しい船に交代するそうです。

いつまでも残ってほしいと思いました。

船を降り、30分ほど歩いて今日3つ目のお寺に到着。
このお寺、の正式名称は
高福山 幸福院 雪蹊寺
と言います。
お参りすると、とても幸せになりそうなお寺です。

変わった鰐口がありました。

鰐口とは神社の社殿の前に下げられている鈴みたいに、仏殿の前に下げられていて、振って鳴らす仏具です。

どら焼きみたいなカタチをしていて、中は空洞、普通は、銅か鉄でできています。

吊るしてある黒くて丸いのが鰐口

それが何故かこのお寺だけは木製でした。
初めて見ました。
鳴らしてみると、普通は「ゴン」という音が「ポコ〜」みたいな音でした。

寄り道に次ぐ寄り道で、標準時間の2倍以上かかりましたが、どうやら無事今日の予定を歩き通すことができました。