日記練|丸くていい感じの石
ふとんにメリ込む石のようになって朝から寝ていた。めずらしく昼ごはんさえスキップした。ファラオだから腕をクロスして寝て、汗びっしょりになって16時に起きた。数日続いていたしんどさがスーッと引いたみたいで、日記が書けるようになった。
もんごるから帰ってきた。
1週間ぶりの日本は、普通だ。
それが悪いという意味ではない。
地面という存在は一気によそよそしくなったと感じる。足が地面から遠い。むき出しの地面を踏む時間が半減している国だ。というよりわたしの暮らしが生き方が。
土属性の会社員を名乗っているのはダテではなかった。地面と仲の良い土地ではほんとにフル充電状態でハイになるもんなんだと実感した。
今回の旅は自分の感性を全開放するために、一切コンサータを飲まずに参加した。ひたすら気持ちに忠実で、鮮明だった。草原に、日本で仕事するための能力を持ち込んだところであまり意味ないと思ったので、これでよかった。
ただ、感受性は守れたが生活力がゼロになり、あらゆる理由ですぐ死ぬマンボウみたいになってしまった。みんなのやさしさに頼ることになってしまった。将来大富豪になってお返ししたい、みとけよ。肉を食わせてやる。
写真を見ている。目まぐるしかった。こっちで楽しいことが始まり、あっちで楽しいことが始まり、ひとつの空間にしか存在できないということが心苦しかった。空間といっても、同じ草原上にいると遮蔽物がなくてアザーイベントも視界に丸見えているのだ。だからこそ惜しく思えてしまう。
ずっと写真を見ている。このちょっとの期間の間に、いろんな人のことを尊敬した。とくに、ロールモデルがみつかったことでこれからの生き方に希望が持てそうだ。賢く好奇心旺盛で勇敢な年上の女性たち。なんかいろいろ捨てなくてもいいのかもと思えた。救いになった。
伸びた爪をやっと切った。マニュキュアだって塗った。これでパソコンのキーボードもピアノの鍵盤も機嫌良く打てるってもんだ。
急激に適応して分厚くなった手の指の皮をずっとぷにぷにして遊んでいる。薪ストーブが恋しい。
特に印象的だったことはちゃんと改めて書こうと思っているけど、解釈に時間がかかりそうだ。忘れたら嫌だなってことは熟睡後の寝起きだからこその勢いで一旦書き残す
気持ちに合う曲
サンフェーデッド / 初星学園&篠澤 広
