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ブラックめんそーれ小話

※プロ格連載2024年3月14日掲載分からの転載です。先日掘り起こした過去の記事『ブラックめんそーれの話を書く』が想定外にバカ売れしたため、今週はめんそーれWeekということでw

■ブラックめんそーれがうちに来ている。今度の日曜日の九州プロレス大川大会に参戦するため、少々早めに九州入りしたのだ。

今日は昼過ぎから一緒に道場へ。つい先ほど稽古を終え、うちに戻ってきた。すると、オレの腹が鳴っている。しかしこあと6時半より、オレたちの共通の知人が中洲へ招待してくださるためガッツリ食うのは夕方に差しかかろうといういまの時間的によろしくない。どうしよう?

カップヌードルが1個だけあった。これなら腹が満たされることもなくちょうどよさそうだ。

「カップヌードル食う?1個しかないけどどうしよう?」

「ボクはそんなに腹がへってないのでタジリさんが食べてください、シャー!」

「すまんね」

てなわけでお湯を注いで3分間。それを待つ間の会話。

「そういえばボクらが修行したメキシコではカップラーメンはマルチャンと呼ばれていましたね、シャー!」

「そうそう、売り場の横に電子レンジが置いてあって」

メキシコでは、カップラーメンにお湯ではなく水を注ぐ。それを電子レンジでグラグラになるまで加熱するのだ。加熱時間はやはり3分がちょうどよかったと記憶している。

「しかしあれ、なんで最初からお湯を入れないのかね?」

「なんででしょうね?あ、もしかしたら……シャー!」

「もしかしたら何?」

「もしかしたら……メキシコではお湯の沸点が80度じゃないですか、シャー!」

「あ、そうだった!」

「だから、低い温度では熱が伝わりきらないので電子レンジを使うようになったんじゃないですかね?シャー!」

「ああ、なるほど!うん、きっとそうだ!」

オレはこれまで、そんな考えを抱いたことは一度もなかった。ブラックめんそーれという男はこのように、時として素晴らしいヒラメキを導き出すことがけっこう多い。だから話していて楽しい。今日と明日はうちに泊まり、あさってはイベントで鹿児島までいってしまうそうだが、日曜日の大川大会には戻ってきてその夜も再びうちに泊まる。だから、今週は楽しいのである。そろそろ中洲へいきますか、シャー!



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