田中将斗選手に見た「真のオリジナル」とは
「全体的な技量そのものを高める」
プロレスに限らず、あらゆる芸ごとにおいて、ある一定のラインに到達するまで、最も重要なのはそれであろう。では、そこまで到達してしまった後は?
「オリジナル性を高め、唯一無二の自個を創り上げる」
そういうことになってくると思うのだ。
プロレスでいえば、唯一無二のキャラクター、唯一無二の試合スタイル。そういった唯一無二の何かを獲得すること。ある一定のラインにまで到達したら、頭を働かせるべきベクトルはそっちの方向へシフトチェンジする必要があるのでは。
昨日、田中将斗選手とタッグを組み、久々に間近で闘いっぷりを目にして、そのオリジナル性の高さに衝撃を受けてしまった。しかし当然だが、繰り出す技のすべてがオリジナルというわけでは決してない。エルボー、垂直落下式ブレーンバスター、スイングDDT、コーナートップからのスプラッシュ、などなど。どの試合でもけっこう頻繁に見られる技。本当の完全オリジナル技といえば、フィニッシュに用いるスライディングDくらいではなかったか。しかし田中さんの攻撃は、どれもがオレには完全オリジナルに見えてしまったのだ。なぜか?
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