【別冊】「Oasis Live '25 JAPAN in TOKYO DOME」ライブレポ ~シンガロングと労働歌~
こちら【別冊】「Oasis Live '25 JAPAN in TOKYO DOME」ライブレポ(音声:63分)では、2025年に日本で開催された音楽イベントの中でも、発表から公演日まで大きな話題を呼び、最も注目を集めたオアシスの東京ドーム復活ライブをレポートしています。そして、感想を語る私はこーへの声がガラガラになっているのが、このライブがどのようなライブであったかを最も端的に表していると思います。
この音声では、
・私はこーへは今日まで『Time Flies, 1994-2009』(ベストアルバム)しか聴いてこなかった!?その結果、リアムのフロントマンとしての立ち振る舞いとノエルの寡黙なギターさばきにプリミティブに感動したのであった。全世界・全公演でセトリが同じなのは、オアシスが自分たちの在り方を完璧に理解した上で構成された“完成されたセトリ”であるがゆえ。
・東京ドームの音響問題をものともしない、オアシスチームの音響のクオリティとミックスの意図。ドラムの低音域がどうしても締まらない巨大な会場で、ギターロックとしてシューゲーザーを選択する。
・オアシス「Don't Look Back In Anger」と長渕剛「とんぼ」。シンガロングは、会場のキャパシティに人を留めることなく、街全体をも包み込むことができる。労働歌としての歌謡からイージーリスニング(街に流れるBGMとしての音楽)へと移ったことで失われたもの。
などが話されています。全盛期からの距離を測られ、一歩間違えればただの懐古主義に陥りかねない「再結成」というプロジェクトに対し、ギャラガー兄弟は真面目に真剣に準備をして、オアシスをまだ観たことがない人々に、もう観ることはできないと思っていた人々に「Oasis」を届けていました。その最たるが、私たちが『Time Flies, 1994-2009』で何度も何度も聴いていた、あの伸びのある、まるで昔の映画のマイクで録ったような、少しざらついた温かみと艶のあるリアムの歌声だったと思います。
兄弟喧嘩は、兄弟であるがゆえに生じる、互いへの理解や信頼(兄貴なら弟なら、オレがどんなやつかなんて分かってるだろう)を巡る些細な裏切りがきっかけとなって起こるものだと思います。確かに兄弟で何故か分かり合えてしまうことは多いですが、全てがそうでは勿論無く、血は繋がっていても異なる経験を積み重ねた異なる人間です。「兄弟仲良いのが一番ええからね」と、私はこーへの母は弟に会った報告をするたびに、家族ラインで僕たち兄弟へ語りかけます。僕もそう思います。それではお聴きください。
「Oasis Live '25 JAPAN in TOKYO DOME」ライブレポ(63分)
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