【サマソニEXTRA】「FRUITS ZIPPERとアイドル史」
今週のサマソニEXTRAは前回告知していた通りFRUITS ZIPPERについてです。今回の音声は、73分となっています。聴いてもらえれば分かりますが、今回はFRUITS ZIPPER論として提出できる結論めいたものは何一つ出ていません。だからといって退屈なのか?といえば、全くそんなことはありません。結論を出すための前段となる、情報の整理やFRUITS ZIPPERについて語る際に必要な視点の勘所(どの曲に?誰に?注目するべきなのか。どの系譜で語られるべきなのか?2020年以降の日本社会とNEW KAWAIIは如何に接続するのか?)を探っていく会話が展開されています。
その結果として日本のアイドル文化の深さ、原宿文化の深さを垣間見、ここからの長い闘いの道のりを知り立ち尽くすこととなってしまいました。”NEW KAWAII”とは何か?という問いは、それほどに手強いです。この収録後、周辺について語りすぎたためにFRUITS ZIPPER本体についてあまり話していないことに気づき、違う角度からFRUITS ZIPPERについてラフに話したものを録り直し、今回はそちらを投稿しようと考えていましたが、こちらの方が僕的には面白い話をしているなと思ったので両方公開することにしました。歌詞解釈やメンバーについてラフに語っている方も準備ができ次第公開しますのでお楽しみに!
私はこーへとキムラのFRUITS ZIPPER語りは『火の鳥』の○○編のように、ここから幾つも連なっていくような、そんな予感がします。。。
・2010年、2015年、2020年のアイドルの特徴とその需要のされ方。アイドルの民主化は休みなく進み、オタクは市民権を獲得し、そして日本はKAWAIIの国になった。
・首都からの距離が許したHKT48という独立国家が現在の日本のアイドル文化にもたらしているもの。指原莉乃の遺伝子を継ぐ者たち(宮脇咲良・田中美久・月足天音)。
・NEW KAWAIIという概念を創造するために必要な”リベラルな感性”と、X(旧: Twitter)ではびこる形骸化した”リベラルの方法論”の違い。なぜ大森靖子(ZOC)でもなく、でんぱ組でもなくFRUITS ZIPPER(ヤマモトショウ・木村ミサ)が概念を創造するのか?
・『天才てれびくん』という理想の教室、故に『バトルロワイヤル』。その生存者としての鎮西寿々歌。
などがこのエピソードの中では、語られています。FRUIS ZIPPERで初めてアイドルにハマった!という人が聴くと、2010年代のアイドル史についての理解が深まり、その文脈の上に立ち、そしてその最前を行くFRUITS ZIPPERの魅力がより理解できるかもしれません。それではお聴きください。どうでもいい雑談の中、回線切れで終了したので、締めの言葉などはなく唐突に終わります。そちらだけご了承ください。
「FRUITS ZIPPERとアイドル史」(73分)
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