闇みかん
近所に無人販売の棚があります。季節によって大根や里芋などが出ますが、今の時期はなんたって蜜柑です。
まず冬蜜柑が何個か入ったビニール袋が積まれ、どれでも100円。そこからだんだんと柑橘類の種類が増える季節になります。
棚は大小の黄色からオレンジのグラデーション。ところが…名札が無いのです!
取り敢えず、わかっている蜜柑を買う。これもあり。
わからないから買ってみる。これもあり。闇鍋ならぬ「闇みかん」です。
地元の知り合いに「ここで育った方たちは皆さん蜜柑の顔を見ただけで種類がわかるのですか。」と尋ねたことがあります。答えは「わかる人はわかるみたいだけどねえ。私はわかりませんよ。」でした。
同じ種類でも大きさが違えば別の種類に見えるのが素人。知っている蜜柑の名前の数もたかが知れています。
昨年は八朔かなと思って買ってみたら違う味だったということもありました。まあ、美味しかったから良し。わからずに買ってみるのも楽しいものです。
先日、棚の前に先客がいました。 “蜜柑に詳しい人かもしれない。よし、尋ねてみよう。” と声をかけてみました。
「いいえー、わかりませんよ〜。昨日買ったのが美味しかったから今日も来てみたのですけれどね。このお値段ならハズレても腹も立たないし、買ってみるのが楽しいですから。」と。あー、ご同輩…。
「これははるかですかね。」
「に、見えるんですけど、まだ時期が早くないですか。」
「そうなのよねえ。はるかっぽいんだけど」
そんな会話をしながら「わかっている冬蜜柑」と「わからない蜜柑」を一袋ずつ買いました。
わからない蜜柑は初めての味で、名前はやはりわかりませんでした。でも、どちらも美味しかったので良し。楽しかったですし。
しばらくは「闇みかん」を楽しむことにします。
Have a nice day !
Thank you∶見出し画像はみんなのフォトギャラリーから「emu」さんの作品を使わせていただきました。
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます。とっても嬉しいです!