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私の言い方が悪かったのかな、と思ったママへ

「ちょっと言っただけなのに、泣かせてしまった」
「ただ注意しただけなのに、パニックになってしまった」

ASDの子どもを育てていると、このような場面に出会うかもしれません。

これは、ママが悪いわけでも、育て方を間違えたわけでもありません。

ただ、子どもの“受け取り方”が、とても繊細なだけなのです。


「怒られた内容」より、「怒られた空気」に反応している

ASDの子どもは、言葉の意味よりも先に、
・声のトーン
・表情
・雰囲気の変化
を強く感じ取ります。

まだ何も言っていないのに、
「なんだか怖い」
「いつもと違う」

その時点で、子どもの心と体はもう緊張状態に入っています。

だから「優しく言ったつもり」でも、子どもには嵐の前触れのように感じてしまうことがあります。


叱られることに慣れてしまった心は、とても疲れやすい

ASDの子は、
・順番
・空気
・暗黙のルール
がわかりにくく、どうしても注意される回数が増えやすいです。

そうすると子どもの中で、このような学習が起きてしまいます。

「また怒られるかもしれない」
「自分はダメな人間なんだ」

ママが伝えたい「行動の修正」ではなく、
存在そのものが否定されたように感じてしまうことがあります。


言葉をそのまま信じる、まっすぐさ

「いつも言ってるでしょ?」
「なんで毎回できないの?」

この言葉、悪気なく出てしまいますよね。

でもASDの子は、「いつも」を本当に“いつも”として受け取ります。

・昨日も
・今日も
・これからも

全部ダメなんだ、と思ってしまいます。

それだけ、言葉を疑わず、まっすぐ信じているということでもあります。


「普通」がわからないだけ

「普通はこうするよ」
「みんなできてるよ」

この言葉は、ASDの子どもにはとても難しいんです。

なぜなら、“普通”という物差しを、まだ持っていないからです。

どう直せばいいのかわからないまま責められると、頭が真っ白になり、動けなくなってしまいます。


ママに知っていてほしいこと

パニックになるのは、わざとでも、甘えでもありません。

怖くて、処理しきれなくなっているだけです。

上手くできないのは、ママの関わりが足りないからではなく、お子さんが感じとる世界が、強いだけなんです。


じゃあ、どう声をかければいい?

完璧じゃなくて大丈夫です。
意識できるところだけで十分です。

・まず、落ち着いた声で

感情を抑えるのは、冷たいことではありません。
子どもが話を聞ける「安全な場」を作ることです。

・理由を短く、具体的に

「ダメ」ではなく「〇〇すると、△△で困るからね」

・行動を一つだけ伝える

「あれもこれも」ではなく「今はここだけ直そう」


最後に

ASDの子を育てるママは、毎日とても神経を使っています。

うまくいかない日があって当然です。
感情的になってしまう日があっても大丈夫です。

今日この記事を読んでいる時点で、もう十分、お子さんのことを大切に考えています。

少しずつ、ママも子どももラクになる関わり方を一緒に探していきましょう。


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