2026/1/2 人生初ベーゴマ
年始に、人生で初めて羽子板とベーゴマをやった。
場所は小石川後楽園。妹と並んで歩きながら、好きな映画の話や、近況の話をしていた。
庭園は正直すぐ見終わっちゃうだろうなと思っていた。
次どこ行こうかな~ごはんにするにはまだ早いしどうしようかな~なんて考えながら、鯉とか鴨みて歩いてた。
そうしたら、日本庭園の中に、ふっと視界が開ける広場のような場所が現れた。
そこでは正月の昔遊びを自由に体験できるイベントが開かれていて、羽子板、ベーゴマ、だるま落とし、竹馬、コマが並んでいた。
集まっていたのは、親子連れだったり、老夫婦なのか孫なのか血縁かどうかも分からない、いろんな人たちが入り混じって、無邪気に遊んでいた。
誰一人知っている人はいないのに、「懐かしい!」「むずかしいねえ」なんて声を上げながら、竹馬やベーゴマに挑戦している風景が、幸せをそのまま形にしたみたいで。
数日たった今でも、ふと思い出してはいい時間だったなと噛みしめている。
その日はロングスカートにロングコートという、完全に動きづらい格好だった。ただ歩くだけだと思ってたし。
でも、これは全力でやらなきゃだめなやつだ!と思って、洗い立てのコートの裾を地面に擦りながら羽子板をやり、竹馬で遊んだ。
小学生ぶりの竹馬は想像以上に難しくて、羽子板もバドミントン感覚でやると羽が全然飛ばないのでラリーが続かない。風ですぐ流されていくし昔の人はどうやってこれで遊んでたんだ!ってワイワイしながら遊んだ。
ラリーなんてほとんどできなかったけど、それでも楽しかった。
他にも少し人だかりができている場所があって、そこではベーゴマの回し方を教える人と、教わる人たちが集まっていた。
これもやらなきゃ!と思って挑戦してみたけれど、私のベーゴマは専用の台に叩きつけられるだけで、まったく回らなかった。
回せなかったので、近くにいたおじいちゃんに「やりますか?」とベーゴマを渡してみた。
すると「昔すぎて、やり方忘れちゃったよ〜」なんて言いながら、にこにこしながら紐の巻き方を教えてもらったりしていた。
おじいちゃんが投げたベーゴマは、台から飛び出して地面に落ちてしまったけれど、それでもしっかり回っていた。
この人たちも、子どもの頃、こうやって遊んでいた時間があったんだろうなと思った。
知らない他人なのに、その人の人生の一部を一瞬だけ覗かせてもらったような気がして、すごくよかった。
楽しそうに羽子板をしている親子もいて、どの風景も穏やかで、あたたかかくてその空気感が居心地がとてもよかった。
私はこういう明るい日差しの中で、遊んだり、ゆっくり散歩したりしながら人と関わる時間が好きなんだと思う。
言語化うまくできなかったけど、私が過ごしたいのはその日のこういう時間だったんだと思う。
これから先の人生で、この日みたいな時間をできる限り過ごせるようにしていきたいなとも思った。
あの光景は忘れない気もするけれど、忘れたくなくて。
ちゃんと文章にして残しておこうと思う。
ちなみに庭園もすごくいい場所だったし、花が咲く時期なんかはもっときれいなんだろうなという感じがしたのでまた来たいな。
小石川後楽園を見つけてくれて、誘ってくれて、一緒に全力で遊んでくれた妹には、ちゃんと感謝した。
少し長めのLINEを送った。
楽しかったな。







