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渥美半島ウルトラネイチャーラン103㎞の部に出場してタイムアップで失格になった話

土曜日にこちらの大会に出てきました。

https://www.aunr.website/

フルマラソン以上の距離の大会に出るのは、2022年の飛騨高山100㎞以来2回目でした。その時は辛かったものの想定よりタイムも順位も良くて楽しかったんですよね。
しかし今回は地獄を見ました。。

スタートは午前5時のサンテパルクたはら。半屋内になっている会場は雨風を凌げて大会の発着に相応しい場所でした。103㎞の部に出場する選手は170名あまり。参加資格にウルトラマラソンの完走が必須の為、少数精鋭の猛者ぞろい。皆さん慣れた雰囲気でスタートを待っていました。

私はと言うと正直練習不足でした。春期講習や練習コースのさくら祭り、最も走りこまないといけない時期に五輪や高校野球も重なって、100㎞を走る脚ができていなかったことは明確です(言い訳)。
それでもレースになると「アドレナリンが出てどうにかなるかもしれん」という楽観主義をこじらせながら、走りやすい最高の気温の中でスタートしました。

コース図:最初の30㎞は北東方面の2つの山へ

まずコースは北東にある2つの標高250mの山を目指します。衣笠山と蔵王山。スタートして6㎞。舗装された道から外れ登山道に入りました。散々分かっていたことではありますが、私は普段平らな道を走るのが中心でトレイルは年に1,2回、合計で7回ほどしか経験がありません。ロードではまずまずの順位をキープしていましたが、トレイルの上りになるとポツポツ抜かれ、下りになると大勢に抜かれる展開でした。まあ皆さんよくもあんな岩場の下りを恐れずに速いスピードで駆け下りていきます。10㎞手前で彼らのフォームやコース取りを参考にしていたら激しく転んで手を岩にぶつけ流血。ちょっとテンションが下がる苦しい序盤。

それでも18㎞ほどで蔵王山を下りてきてしばらくロード区間。ここで実感したのは自分の強みがロードの上りにあること。そこでは自然と順位が上がります。反対に弱みは「ゆっくり走ることができない」こと。このままのペースでは持たないと分かっていても「遅く疲れないフォーム」が自分の中に無いことに気付きました。これは普段一人で走るのが大半の為、誰かと話しながらジョギングする経験が不足しているんですよね。

30㎞でスタート地点に一度戻ってくる所でアクシデント。どうも私がコースを間違えたようでいつまでたってもエイドが見えません。通りすがりの人に「ここはコースじゃないよ」と注意されて2㎞近く余分に走ってしまいました。反対に言えばそれくらいポツポツとランナーが散らばっている状態です。

スタート~30㎞地点

これで一度気持ちが切れた面があったので、トイレにゆっくり入ってしっかり水で体を冷やし、エイドで飲み物や食べ物を十分に補給するのに20分ほど使って出発しました。この時に制限時間には1時間の余裕がありました。

しかし走り出して異変に気付きます。
「体が動かない」
今回忘備録として書いておきたいのは、私は多分腹筋が弱いんでしょうね。35㎞くらいからちょっとでも走る動きをしようとすると腹部の前面がひきつったような感じになって痛みが走り、歩くことしかできません。早歩きなら全く問題なくできたので「最速の歩く動作」で太平洋ロングビーチの雄大な景色の中を進みました。

40㎞のエイドでも食べ物と飲み物をたくさん頂き、コースの山場である大山に向かいます。もうこのあたりでは「完走は難しいな、、大山をちゃんと経験しておこう。そしてできれば70㎞地点の伊良湖岬まで行こう」という考えが頭の中を支配していました。

コース標高差

大山は前2つの山より険しく長い山でした。しかし上りでは何人かの立ち止まる人の横を抜いていくことができました。最高地点に達してから下り終わるまでの5㎞程度は誰にも会うことがありませんでした。ただずっと驚いていました。こんな草むらでレースをしているんだ。もうアドベンチャーレースだな。怖いけど非日常だ。油断したらケガするけど楽しいな、山を下りて51㎞。ここで制限時間まであと15分程度だと聞かされます。時間に追われるのは初めての経験。どうにかこの差を開きたいもの。

山を挟んだせいか、平坦な道であれば走れるようになっていました。1㎞6分半ほどで行けば何とかなる。しかし、、3㎞程度でまた腹筋が攣るような感覚で走ることを止めました。そこからは制限時間を考えずにただただ早歩きを続けました。キャベツや花卉がたくさん植わっていて綺麗でした。風力発電の風車が雄大に回っている景色もまた良かったです。

60㎞地点。エイドの係の人が笑顔で「お疲れ様です!」と続いて「残念なお知らせですが、タイムアップです。12分遅れています。ここでゆっくりしてバスを待ってください」との知らせ。残念な気持ちと安堵の気持ちが交錯しました。

31~60㎞地点

バスに収容された方は15人くらいでした。誰も一言も話さずに、寝ている人や無念そうな顔をしている人ばかりでした。スタート地点に戻るとダンスイベントで子どもたちがたくさんいました。ちょうど73㎞部門のトップ選手たちがゴールする頃でフラワーシャワーと司会者に名前を呼んでもらって大盛り上がりの中にゴールする演出を羨ましく感じました。

心残りなのは伊良湖岬以降の海岸線や漁村を巡る後半を堪能できなかったことですね。後は余裕が無くて全く写真を撮っていませんでした。裸足ランで有名な友人ははだしで103㎞を制限時間内にゴールしました。山道より終盤の港のコンクリで固められた道が辛かったと聞いています。快挙中の快挙ですね。いつも完走する安定感と粘りは本当に尊敬しますね。

間違いなく県内で最難関のコースですね。今後1年間の目標が決まりました。来年こちらのレースでリベンジします。今回の悔しさを胸に確実に1年間積み上げます。


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