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9-1 キャリアは「逆算」で考える

🤞これだけは今日考えてほしいこと↓
目の前の仕事を頑張っていれば、自然とキャリアが開けるとは限りません。
未来の姿から逆算しないと、必要な経験を取り逃がすことがあります。
この記事では、3年後・5年後から今の行動を考える方法を整理します。

⏪️ 初めての方は、コチラからどうぞ!
この連載の全体像と、読み進め方をまとめています。

ここから先では、
目の前の仕事をどう3年後・5年後につながるキャリア設計に変えるかを、
具体例・実践方法・AI活用まで落とし込んで解説します。

ここまでの8章で、
あなたは
「個人の思考力」
「AIの活用法」
「成果の見せ方」
「チームで成果を出す力」

を手に入れました。

しかし、これらの武器をどこに向けて使うのか
——その方向が定まっていなければ、
どれだけ努力しても遠回りになります。

第9章では、

キャリアの方向について考えます。


「キャリアなんて、まだ先の話でしょ」と思っていませんか?
目の前の仕事をこなすので精一杯で、3年後・5年後のことなんて考えている余裕がない。

多くの人がそう感じています。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

「目の前の仕事を頑張っていれば、自然とキャリアは開ける」
——これは、ほとんどの場合、幻想です。

たとえば、毎日遅くまで営業資料を作り、顧客対応に追われ、3年間必死に働いたとします。
ふと気づくと、身についたのは
「この会社の、この商品の、この顧客向けの」営業スキルだけだった。

隣の同期は、同じ3年間で、提案力、データ分析力、チームマネジメントの経験を計画的に積んでいた。
二人の間に、いつの間にか大きな差がついている。


この差は、能力の差ではありません。

「逆算」で考えたかどうかの差です。


逆算とは、「5年後にどうなりたいか?」から出発して、
「それなら3年後にはここにいるべきだ」
「そのためには今年中にこれを経験しておく必要がある」
「だから今月はこれに手を挙げよう」と、
ゴールから逆方向に具体的なアクションを分解していく考え方です。

7-3でMECEによる分解を学びました。
あれは「課題」を分解する技術でしたが、
9-1では「時間」を分解します
5年→3年→1年→半年→今月→今週。
同じ分解の考え方が、キャリアにもそのまま使えるのです。

「でも、5年後のことなんて、正直わからない」
——それが本音でしょう。
当然です。
正確に予測する必要はありません。
大事なのは、「仮の目標」を置くことです。

7-4で「仮説は一回で当たらなくていい」と学びました。

キャリアも同じです。
「5年後に事業部のマネージャーになりたい」
でも、
「3年後にデータ分析ができる営業になりたい」
でも、何でもいい。
仮でいいから目標を置く。
すると、
今の仕事の中で「何に優先的に時間を使うべきか」が見えてきます。

目標がない状態で働いていると、来た仕事を順番にこなすだけになります。
しかし、「3年後にマネジメントを任されたい」という仮の目標があれば、「この案件は後輩を巻き込んで進めてみよう」
「この会議では自分がファシリテーションを担当しよう」と、
同じ日常業務の中で意図的に経験を取りにいける。
やっていることは同じでも、
何を意識してやるかでまったく違うものが積み上がります。

しかし、多くの人にとって「漠然とした目標を具体的なアクションに分解する」のは、一人では難しいのが実情です。
自分の業界の将来性、
必要とされるスキルの変化、
自分にはまだ見えていないキャリアパスの選択肢
——考慮すべき要素が多すぎて、途中で手が止まってしまう。

ここでAIを使います。🤖 AIでキャリアプランを壁打ちするのです。

たとえば、こう聞いてみてください。
「私は〇〇業界の営業職で、入社3年目です。5年後に事業部のマネージャーになりたいと考えています。そのために今年中に経験しておくべきことを5つ挙げてください。現在の業務内容は△△です」。
AIは、あなたの状況を踏まえて、
「プロジェクトリーダーの経験」
「他部門との連携案件」
「数字を使った提案の実績」など、
具体的なステップを返してくれます。

もちろん、AIの回答をそのまま鵜呑みにする必要はありません。
大事なのは、AIの回答を叩き台にして、
「この中で、今の自分の環境で実際にできるのはどれか?」と考えることです。
8-3で学んだ上司への質問術を使って、
「マネージャーに昇進する人は、
入社3年目の頃にどんな経験を積んでいましたか?」
と聞いてみるのも有効です。
AIの一般論と、上司のリアルな経験。
この両方を突き合わせることで、
あなただけの具体的なアクションプランが見えてきます。


👆️今日からできることは一つ。

「3年後、自分はどうなっていたいか?」を一文で書いてみてください。
正解でなくていい。
仮でいい。
書けたら、AIに「そのために今年やるべきことは?」と聞いてみる。
漠然としていた未来が、
今月やるべきことに変わる瞬間を体験してください。

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