最近よく思い出す熊さんと雨ちゃんの話
登山をする時にザックにつける「熊鈴」、私はうるさ過ぎて苦手だ。
「クマ出ねーよ」と、かの有名なYouTuberさんじゃないけれど私もそう思っているところがあった。
けれど今年、あまりに山で熊に出会ったという情報を見るものだから、
ついに熊鈴を購入した。
消音機能付きで、熊鈴の苦手な私にも使いやすくてお気に入り。
(なーに気取って言っちゃって。
熊鈴デビューは五竜岳。
途中、根本からブワーッと揺れる木を見てしまい
消音機能なんて要らないくらい往路共にずっと鳴らし続けてたくせに!)
さて、最近よく思い出す熊の出てくる本
『あなたの右手は蜂蜜の香り』/片岡翔/新潮社
正義って?
朝ドラのあんぱんのようにそんな事を思う物語。
”正義”というのはここ数年、とても身近になった言葉のような気がする。
正しいとか
間違っているとか、
そんなのどうでもいい。
あたしは、あなただけを
守り抜くと決めたから。
あたしのせいで動物園に入れられた「あなた」を、必ず救い出す。
どんなことをしても。
そう誓った日から、雨子は親友の那智くんとも離れ、ヒグマの飼育員になるため邁進する。
だが、本当に「あなた」の望むことなのか。大人になった雨子が出した結論はーーー。
この帯で十分どんな話かは伝わるのではないかと思う。
熊さんに限らず動物との共存が難しくなっている。里山が崩れ始めているのかもしれない。
この本で私が思い出すのは那智くんだけれど、雨ちゃんが守りたかった「あなた」との物語を読み直そうかと思う。
(秦直也さんの装丁が素敵でお見せしたくって営利目的でないので新潮社さんのサイトをご紹介させていただきました)
SNSを開くと正義が溢れている。
多様性への理解、多角的な視座を持つ。ということは大切。その中で意見に振り回されず冷静に自分を持つということ。大変な時代だ。とおばあちゃんのようにどこか遠く思ってしまう。面倒でちょっと逃げたくなるような気持ちもある。
この本の登場人物もぞれぞれの正義があって、
それぞれが誰かを守りたいという想いで行動に移す。行動の範囲がちがうのかもしれない。
(↑ただいま期間限定キャンペーン中らしいです)
その時の空気の重さ、温度や湿度、
夜の暗闇の中でも街灯や喧騒を感じるのか感じないのか、どのくらい先が見えるのか
土の上の木漏れ日の感じ
落ち葉の柔らかさ
そんな情景が浮かぶそんなこの本の世界に身を投じに行こうかな。
※帯を引用させていただきました。
著作権等の理由で引用できないよ、という場合は削除いたします。
お詳しい方教えてくださいね。


