#毎週ショートショートnote [和歌ゲーム]
令和の夜、百人一首の歌人達が集まって酒盛りをしておりました。
紫式部
「最近詰まんないニュースばっかり、
夜半の月影で愛する人を盗み見るなんてスリリングな恋もない」
持統天皇
「ほんまに、風情も何もあらしまへんなぁ」
小野小町さんどうおもてますぅ~
「花の色は移りにけりないたずらに~、私の美貌もこれまでか、なんて嘆いていたら、令和の世は整形が有るじゃない、鼻の形は移りにけりないたずらに~よ、」
赤染衛門
「小野小町さん、整形なすったの~!」
小野小町「しっ、声が大きい」
和泉式部
「いい歳して、恥ずかしい」
小野小町
「えっ、なんですって、」
蝉丸
「まぁまぁ、お二人とも気を取り直して、私の和歌でちょいと、『これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢ふ坂の関』を下の句を変えて
知るもしらぬも逢瀬の宿なんて、しっぽりと濡らしちゃたりして」
赤染衛門
「蝉丸さんも隅に置けまヘんなぁ~」
と、ワイワイと賑わっておりました。
何やら気配を感じたのか
「しっ!家人が起きてしまいましたわ」
それではこの辺でお開きとしますか
425字ということで、
お終い
