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#毎週ショートショートnote 惑星総転居

「お客様こちらが惑星転居先のパンフレットでございます」
パンフレットを広げ、転居先の気温、日常の暮らし向き、快適さを
説明する仕事、これが私の任務。

21xx年、もはや地球は生物が生きて行くには苛酷な環境下に置かれていた。財を持つものは争う様に地球よりも快適な惑星転居を望んでいた。
「ジャングルに囲まれたワイルドライフ、何処までも続くオーシャンライフ、テクノロジーを駆使したシティライフ、貴方のお好みにコーディネートいたします」
客は、すべての財産をつぎ込んできらびやかな宮殿の主人を希望した。
「かしこまりました、あなた様の行く先は海王星のM259キャニオンです。」

カッシーニが捉えた地球(手前土星の環)


いよいよ出発の時が来た。
「お客様、心の準備は出来ましたか、これよりあなたの体を冷凍仮死状態にして目的地までお届けします。地球時間では25年かかりますが今の状態のままお送りいたします」
客は、カプセル(方舟)に入れられ
脳にコーディネートされたデェータチップを埋め込まれ、永遠に宇宙を彷徨うのであった。
転居先は脳の中のユートピアだ。
客は、それを知らない。
433字
永遠に夢を見続けるって幸せなのかな…、

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