淡く甘美な薄橙
あなたの側は温かい。
身体は熱を帯びて。鼓動は速くなる。
それはまるで鈍く照らす陽だまりの様。
甘い匂いに包まれて今にも泣きそうになる。
私は自分が自分で無くなる。
だから私はあなたに上手く触れられない。
あなたの存在が私を狂わせる。
とろけるような心地にうっとり酔う。
あなたは完全で私は必ずしもそうでない。
一方的でアンバランス。
この関係は美と思われない。
私のアンバランスにあなたを寄り添わせたくない。
私の為のあなたでいて欲しくない。
初めて会った時からこうなる事を知っていた気がする。
それに甘んじた私は悪い。
巻き込んだのは私。それでも。
それでもあなたはいつだって。
いつだって元気づけてくれる。太陽の様に。
いつだって見守っていてくれる。夕陽の様に。
今さらだけど想い出したよ。
私はあなたに恋していたんだね。
