シチュエーション別 リストアの行い方 その3
皆様、こんにちは。
株式会社カチカのオフサイト&コールドバックアップ業務担当の村島です!
いやあ、まいりました。
この夏、私は完全にバテています。
体のダルさ、異常な眠気…。
こんなに自覚してバテたのは初めてです。
何か栄養のあるものでも食べた方がいいですかね?
では、いつものやつ行きましょうか。
こんな表があります。

もし必要ならばプリントアウトしてお使いください。
この表の中で、お好きな数に丸をしてください。どの数でも結構です。
丸ができたら、その上下左右の数は線を引いて消してください。
まだ選べる数はたくさんあるはずです。その中からお好きな数を選んで丸で囲み、同じように上下左右の数は線を引いて消してください。それでもまだ選べる数はあるはずです。その中からお好きな数を選び、同じように上下左右の数は消してください。
ここまでやりますと、残っている数はひとつだけになるはずです。この運命の数も丸で囲ってください。
これまで丸で囲った4つの数を合計してください。
答えは34ですね?
さて、本題に入ってまいりましょうか。
昨日までの続きです
昨日はバックアップからの復旧後の検証と改善のお話までを行ったんでした。今日はその続きということになります。
状況に応じた復旧方法の選択
データ損失の原因と状況に応じて、最適な復旧方法を選択することが重要です。
ファイル復旧(誤削除・論理障害など)
誤って削除されたファイルや論理障害によるデータ損失の場合、以下の方法が考えられます。
ゴミ箱からの復元:最も簡単な方法で、ゴミ箱に残っているファイルは右クリックで「元に戻す」ことが可能です。
ファイル履歴からの復元:Windowsの「ファイル履歴」機能が有効になっていれば、過去のバージョンからファイルを復元できます。
データ復元ソフトの活用:市販またはフリーのデータ復元ソフト(例:4DDiG、Recoverit、EaseUS Data Recovery Wizard、Recuva、Disk Drillなど)は、比較的軽度の論理障害や誤削除に対応できます。ただし、データが上書きされている場合は復元できない可能性があります。
専門業者への依頼:データ復元ソフトで対応できない場合や、確実にデータを復旧したい場合は、データ復旧専門業者に依頼することが最も確実です。業者は高度な技術と設備を持ち、自力での復旧よりも高い成功率が期待できます。
システム復旧(OS破損・アップデート失敗など)
OSやシステムファイルの破損、アップデート失敗によるシステム障害の場合、以下の方法で復旧を試みます。
Windowsシステム復元:以前に作成された復元ポイントを使用して、システムを正常な状態に戻すことができます。セーフモードからの実行や、コマンドプロンプト(rstrui.exe、sfc /scannow、DISMコマンド)での修復も可能です。復元にかかる時間は、復元ポイントの古さやデータ量によって異なりますが、30分から1時間以上かかることもあります。
macOS復旧モード:Macに内蔵されたリカバリーシステムで、macOSの修復、復元、リセット、再インストールが可能です。Time Machineバックアップからの復元や、ディスクユーティリティを用いた修復も行えます。
Linuxシステム復旧:Linuxシステムが起動しない場合、レスキューモードで起動し、fsckやxfs_repairコマンドでファイルシステムエラーを復旧したり、dump/restoreコマンドやrsyncコマンドでバックアップからシステムを復元したりする手順が考えられます。
ランサムウェアからの復旧
ランサムウェアに感染した場合、身代金を支払う以外の復旧方法を検討することが重要です。
バックアップからの復元(3-2-1ルール): 最も推奨される復旧方法です。ランサムウェア対策には「3-2-1ルール」(3つのコピー、2種類の異なる媒体、1つはオフサイト)を徹底することが効果的です。バックアップをネットワークから隔離されたセキュアな場所に保管することで、感染が拡大してもデータを復元できます。ただし、ランサムウェアがネットワーク内に残っている状態でデータを復旧すると再感染のリスクがあるため、駆除を確実に確認してから復元を行う必要があります。
感染端末の初期化:ランサムウェアを確実に駆除する単純な方法ですが、データが失われるため、バックアップがない場合や感染タイミングが特定できない場合に最終手段として選択されます。多数の端末が感染した場合は、再構築に長期間を要し、機材調達コストが発生する可能性もあります。
復号鍵の活用(限定的):攻撃者が公開した復号鍵や修復ツールが存在する場合もありますが、非常に限定的であり、この方法に頼った対策は推奨されません。
専門家への相談と多重脅迫への対応:ランサムウェア感染が疑われる場合、速やかに専門家(セキュリティベンダー、法執行機関など)に相談し、インシデント対応計画に基づいた対応を行うことが重要です。多重脅迫型攻撃に対しては、標準的な障害復旧手順だけでは不十分であり、より包括的な防御計画と迅速な対応が求められます。
ハードウェア故障からの復旧
ハードウェア故障時の復旧は、障害の種類によって大きく異なります。
論理障害時の対処:データを他の記憶媒体にコピーする、データ復旧ソフトを利用する、Windowsの「エラーチェック」や「CHKDSKコマンド」、Macの「First Aid」などのOS標準ツールで修復を試みるなどの方法があります。
物理障害時の対処(専門業者への依頼):物理障害の場合、自力での復旧はほぼ不可能であり、専門のデータ復旧業者への依頼が必須となります。業者はクリーンルームなどの専用設備と高度な技術を持ち、論理障害の倍以上の費用がかかる場合もありますが、高い確率でデータを復元してくれます。
データ復旧業者を選ぶ際には、料金、技術力、設備(クリーンルームの有無)、セキュリティ体制、復旧日数、復旧率、対応実績などを多角的に評価することが重要です。これらの要素を総合的に考慮し、自社の状況に最適な業者を選択することが、費用対効果の高いデータ復旧を実現する上で不可欠です。
復旧失敗時のトラブルシューティング
バックアップからの復旧やシステム復元が失敗するケースも存在します。その際の一般的な原因と対処法を理解しておくことが重要です。
一般的な原因と対処法:バックアップ失敗の一般的な原因としては、もともとのデータ破損、バックアップ設定の問題、Windowsの異常起動、外部ドライブやメディアの問題、システムドライブやハードディスクの問題などが挙げられます。
システム復元失敗時の具体的な対応:Windowsのシステム復元が失敗する主な原因には、不適切または破損した復元ポイント、アンチウイルスソフトの干渉、ディスクエラーや空き容量不足、システムファイルの破損、Volume Shadow Copyサービスの停止などがあります。
対処法としては、以下のステップを試すことが推奨されます。
代替の復元ポイントを試す:複数の復元ポイントがある場合、別の時点のポイントを選択して試します。
セーフモードで復元を実行する:通常モードで復元に失敗する場合、セーフモードで試すことで、他のプログラムの干渉を避けることができます。
ディスクエラーを修復する:「エラーチェック」やchkdskコマンドを実行して、ディスクのエラーを修復します。
システムファイルの整合性をチェックする:管理者権限でコマンドプロンプトを開き、DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthとsfc /scannowコマンドを実行して、システムファイルの破損を修復します。
Volume Shadow Copyサービスを再起動する:このサービスが停止していると復元に失敗する可能性があるため「services.msc」から再起動します。
クリーンブート環境で復元を試す:他のプログラムの干渉を排除するために、クリーンブート環境でシステム復元を試みます。
システム保護設定を確認する:システムの保護設定が「有効」になっていること、およびディスクの使用量が適切に設定されていることを確認します。
ウイルス対策ソフトを一時的に無効にする:セキュリティソフトが復元プロセスに干渉する可能性があるため、一時的に無効にしてから再度試します。
回復環境からシステムの修復を試みる:Windows10の回復環境(WinRE)からシステムの復元を実行します 。
新しいユーザーアカウントでシステムの復元を試す:現在のアカウントに問題がある場合、新しいアカウントを作成して試すことも有効です。
これらの対処法を試しても復旧できない場合や、物理的な故障が疑われる場合は、専門業者に相談することが最も安全で確実な選択肢となります。
データレジリエンス向上のための提言
この文章では、バックアップからの復旧が必要とされる多岐にわたるシチュエーションと、それぞれの状況に応じた正しい復旧方法について詳細に解説しました。データ損失のリスクが常に存在する現代において、単にバックアップを取得するだけでなく、その復旧能力を確保し、継続的に改善していくことが、企業や個人のデータレジリエンスを向上させる上で不可欠です。
予防策としての定期的なバックアップとテストの重要性
データ保護の第一歩は、予防策としての堅牢なバックアップ戦略です。重要なデータは、定期的に自動バックアップを行い、オンサイトとオフサイトの両方に冗長なストレージを確保する「3-2-1ルール」を徹底すべきです。特にランサムウェアのような高度な脅威に対しては、ネットワークから隔離されたオフラインバックアップが生命線となります。
バックアップが「いざというときの保険」として機能するためには、その「復旧可能性」を定期的に検証することが不可欠です。部分リストアテストや完全リストアテストを継続的に実施し、バックアップデータの整合性と復旧プロセスの有効性を確認することで、有事の際に確実にデータを復元できる体制を維持できます。
DRP/BCPの継続的な見直しと訓練の必要性
災害やサイバー攻撃などの大規模なインシデントに備えるためには、単なる技術的対策に留まらず、組織的な災害復旧計画(DRP)と事業継続計画(BCP)の策定と運用が必須です。RPOとRTOの目標を明確にし、それに基づいて復旧戦略を構築することで、ビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。
これらの計画は、一度策定すれば終わりではありません。組織のインフラストラクチャ、ビジネスプロセス、そして脅威の状況は常に変化するため、DRP/BCPは定期的に見直し、更新される必要があります。また、机上演習(テーブルトップエクササイズ)や実地訓練を通じて、計画の実効性を検証し、関係者全員が自身の役割と手順を理解し、迅速かつ的確に行動できるよう訓練を重ねることが重要です。
専門家との連携と最新技術の活用
自社内での対応が困難な場合や、より高度な復旧が必要な場合は、データ復旧専門業者やセキュリティ専門家との連携を積極的に検討すべきです。彼らは専門的な知識、設備、ノウハウを持ち、自力では不可能な復旧を高い確率で実現できます。また、ランサムウェア対策においては、AI/機械学習を活用した異常検出やマルウェアスキャン機能を持つバックアップソリューションの導入も有効です。
データ保護文化の醸成
最終的に、データレジリエンスの向上は、技術的な対策だけでなく、組織全体にデータ保護の意識を浸透させる「文化」の醸成にかかっています。従業員一人ひとりがデータの重要性を理解し、人為的ミスを防ぐための意識を持ち、セキュリティ対策に積極的に関与する環境を構築することが、最も強固なデータ保護基盤となります。バックアップは単なるIT部門の責任ではなく、企業全体の事業継続を支える共通の責務であると認識することが、未来の不測の事態に対する最適な備えとなるでしょう。
全体のまとめ
以上、バックアップと対になる概念、リストアないしはリカバリという操作について説明してまいりました。
バックアップは、なんのために行うかと言いますと将来的にリストアするためです。従いまして、バックアップの段階から、リストアのときの利便性を検討しながらバックアップ戦略を立てて行うべきであると言えます。
大きな点から言えば、バックアップ先はオンプレミスなのか、クラウドなのか、遠隔地のデータセンターなのか。バックアップ対象なのは、データだけなのか、システムまで含むのか。
もちろん、通常はバックアップはひとつの手段だけで良しとするものではありません。複数の手段を組み合わせて、様々な情報危機に対して備えられるように行われるべきです。それを端的に示しているのが、バックアップの話には必ずついて回るようになった「バックアップの3-2-1ルール」です。このルールは「バックアップの3-2-1-1-0ルール」や「バックアップの5-2-1ルール」といった形で拡張されています。このことからわかるとおり、バックアップは厳重であればあるほど、より具体的に言いますと数多くのコピーが作られているほど厳重であると言えます。
しかし、あまりバックアップにこだわりすぎると、日常の業務に支障が出ることもまた確かです。バックアップ対象の重要性を評価して、それぞれにふさわしいバックアップ方法を実行することで、バックアップにかかる時間的、費用的、人的コストを最適化することが可能です。
かつては「環境は再構築できるが、データは復元できない」というようなことが言われまして、データのバックアップに重点を置いたバックアップ戦略が当然の時代がありました。しかしIT機器の飛躍的な進歩により、利用していた環境を完全に再構築しようと思うと長期間の運用停止が見込まれます。バックアップ技術も飛躍的に進化し、システムのバックアップも容易になっていますので、システムとデータのどちらが大事という話ではなく、公平な観点に立ってともに情報資産としての価値を評価し、リストアするときのことを考えながらそのバックアップ方法を考えていくべきでしょう。
バックアップ先には、リストアのときの作業効率も評価の対象として情報資産の種類別にふさわしいものを選んでいくべきでしょう。日常の業務において頻繁に使うものは同期型のクラウドや同期型の遠隔地のデータセンター、
一応の役目を終えたがまだ参照の機会が発生するものはオンプレミス、アーカイブ扱いして良いデータは非同期型の遠隔地データセンターといった使い分けが考えられます。システムは変更があったときにバックアップを取得しておき、非同期型の遠隔地データセンターに保存しておくことが望ましいでしょう。弊社も非同期型の遠隔地データセンターに当たりますのでご検討いただきますようお願いいたします。
リストアないしリカバリに当たって間違いなく信頼できるのは非同期型の遠隔地データセンターであると考えられます。反面、物理的に媒体を搬送する必要がありこの時間がかかります。しかし、ネットワークを使ったバックアップはバックアップされたデータの容量や通信回線の速度によっては物理的にデータセンターから搬送した方が早い場合もあります。
さらに、データの種類によっては一定の地理的範囲内に留めおく必要があり、クラウドを不用意に利用していたらこの規則を無意識のうちに違反してしまう場合があります。こういったことも、バックアップ方法を考えるに当たって考慮しなければいけない事項のひとつです。
ぜひ慎重にご検討なさってください。その際には弊社も考慮の対象といただければ幸いでございます。また、データ破損等の事故がありましたら、弊社では媒体からのデータ復旧サービスも行っておりますので、こちらに関してもお気軽にお問い合わせください。
そして今日もやります
本来ならGeminiさんのお手並み拝見シリーズですが、今回はCopilotさんの代打になったんでした。こんな画像でしたね。

この企画で横長の画像って珍しいなと思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、実はCopilotさんが出力してくれた画像にはでかでかと名前が書かれてしまっていたんですよ。そこを削った結果こういう画像になりました。
これは「フレデリックとローズマリーのウエスト夫婦を描いて?」というリクエストに対するCopilotさんの出力でした。
実際にはこんな人たちです。

(画像は「ハナママゴンの雑記帳」様より)
https://blog.goo.ne.jp/hanamamagon/e/8ae11c43fd07b46062bbbec6a1ba0d69
実は私、犯罪マニアと言うほどでもないのですが犯罪について調べるのが結構好きという趣味の持ち主です。
そして私は、そういう犯罪を犯してきた人たちについて考えるときにも「いろんな人間の影の部分が重なって重なってひとりの人間が歪んでしまうこともよくあること。誰かひとり手を差し伸べていればこんな人間にはならなかったかも知れない」と、同情の余地を見いだしてしまうという性格です。
しかし、このウエスト夫妻に対しては全く同情の余地が見いだせません。全くの他人事ながら許せません。彼らは人間ではありません。何かもっと下等でおぞましい存在です。
ここで詳しく述べはしませんが、その人生を記録した本が出版されていますのでご興味のある方は読んでみてください。すごく分厚いですが。

(画像はAmazonより)
さて、今日なのですが。Geminiさんに戻りましょうか。
今回は日本人ですよ。

ヒント行きましょうか。
いわば明治時代のアイドルです
音楽をやっていた人です
どちらかというと上方芸能のイメージがあるのですが、意外にも東京中心に活動していたようです
というわけで今日はこれで終わりたいと思います。
目次へのリンクを張っておきます。
上のリンクから目次だけの記事に行きますのでそちらをご覧ください。
また次回もよろしくお願いいたします。
なお、弊社の業務をご紹介するちゃんとしたWebサイトは現在鋭意作成作業中です。今しばらくお待ちください。
