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番外編・WindowsからLinuxへの移行戦略 その1

皆様、こんにちは。
株式会社カチカのオフサイト&コールドバックアップ業務担当の村島です!
今回はちょっと予め内容をお話ししてしまいます。
Windows11で、修正プログラムの不具合が発生しています。
このOSはリリース時点から散々批判されてきましたが、その後グダグダな成り行きになっていますね。
というわけで「Windows離れ」が起きるのではないかと思います。Windowsをメインにした環境からユーザーが離れるのではないかと。
ですのでWindows環境からLinux環境への移行について割と詳しめに検討してみようじゃないかというのが今回の趣旨です。
全く、この問題のせいで私は自分が使っているWindows10のマシンで、画面の四隅に「正規のWindowsではありません」というメッセージが出て画面が暗くなるという悪夢を見てしまいました。
バックアップはほとんど関係ないお話になってしまいますが、ぜひお付き合いください。
でもまあ、いつものやつだけはやっておきましょうか。

「全知全能の神」という言葉を聞いたことがあるでしょう。全知とは「すべてを知り尽くしている」という意味です。では、何でもできる「全能者」は、自分でも持ち上げられないほど重い石を作ることはできるのでしょうか?
もし全能者が自分でも持ち上げられないほど重い石を作ることができるのであれば、その時点で全能者は石を持ち上げられないので「何でもできる」存在ではなくなってしまいます。
逆に全能者がそのような石を作ることができないなら、それはそれで全能とは言えないことになってしまいます。
なぜこんなことになるのでしょう?

さて、本題に入って参りましょう。

Windows11アップデートでSSD破壊?

問題のアップデートはKB5063878適用のWindows11、細かいバージョンを言えば24H2で、ゲームのインストール中にSSDが認識不可と、日本のユーザーにより初めて報告が上がりました。

障害が発生したSSDは多岐にわたり、再起動で復旧したものや、再起動後にもアクセスできないなど、症状も様々です。また、HDDでも同様の障害が発生していることも確認されています。

SSDコントローラーメーカーのPhison社から、Windowsの不具合判明との発表がありました。一方、Microsoftは不具合の再現ができず、ユーザーに追加の情報提供を依頼しています。時間軸で何が起こったのか説明していきますと

2025年8月12日 MicrosoftはKB5063878をリリースしました。セキュリティ関係のアップデートということになります。

2025年8月13日 ユーザーがドライブ消失をXで報告しました。

2025年8月17日 ユーザーが不具合の検証結果をXで公表しました。

2025年8月19日 Phison社が障害認識をメディアで回答しました。表現の仕方が微妙なのですが、おそらく「うちの会社に限った話ではない」ということを言いたいのだと思います。

2025年8月20日 Microsoftが問題を認識し調査開始しました。

2025年8月21日 Microsoftは不具合再現不可とメディアに回答しました。そういう報告があるということは知っていると言っています。

といったところなんですが、KB5063878は当初からエラーでインストールが失敗と報じられていました。主に企業のWSUS等の環境で発生しましたが、現時点で解決済みだということです。WSUS(ダブルサス)とは、Windows Server Update Servicesの略で、Microsoft Updateサーバから更新プログラムをダウンロードして保存するソフトウェアです。これは何かというと、アップデートプログラムをダウンロードして保存するというものです。なぜこんなものがあるかと言いますと、大きな企業などPCがいっぱいある環境では、それぞれのPCが一斉にアップデートしたら回線容量が逼迫します。その解決のために、ダウンロードしておいてLANの範囲内でアップデートをするという仕組みができたわけです。ちなみに、これはもうMicrosoftが廃止すると発表しています。

KB5063878をインストール後、NDIを使用してPC間で映像や音声を転送すると遅延や途切れが発生するという問題も発生しています。映像業界でNDI(ネットワーク・デバイス・インターフェース)とはTriCasterで有名なNewTekの提唱するIPネットワークで映像、音声をやり取りする仕掛けです。この問題に関しては未解決です。

このKB5063878という更新プログラムはリリースされたときからトラブルがいろいろ発生していまして、セキュリティリスク修正のための更新プログラムがマルウェア状態という困ったことになっています。しかも、原因がまだ特定できないどころか、Microsoftでは現象の再現すら今のところできていないんですね。私もPCソフトのサポートをやっていたからわかるんですが、お客様の申告されている動作不良と同じ不良がこちらで再現しないことには検証のしようもないんですね。だから極論、OSと、こちらでサポートを行っているソフトと、あとは最低限必要な機器類だけを接続した状態にしていただいて「動きましたか。じゃあこのソフトの異常ではありませんね。他を当たってください」みたいな形で強引にクローズに持っていったことも何回かありました。

そもそもの話、このWindows11というのはリリース時から評判悪かったですよね。Microsoftは、一応条件付きという体裁を取ってはいますがWindows10のサポートプログラム配布を1年延期すると発表しました。条件付きというのも、Windowsユーザーならほぼ満たしているというゆる~い条件で、事実上無条件と言ってもいいと思います。

それでここへ来てセキュリティ修正プログラムも尋常でないぐらいの不具合が出ました。これでさらにWindowsに対する不信感は増したと思います。Windows11リリース直後ぐらいからWindows12リリースの噂はありましたが、いよいよ現実になってくるのかもわかりません。

というわけで相対的にLinuxの存在感が増しています。この文章では、社内の主なOSをWindowsからLinuxに乗り換えるとしたらどのようにしたらよいかということを考えていきたいと思います。ここからは真面目モードに入りますよ。

WindowsからLinuxへの移行戦略

この文章では、WindowsからLinuxへの移行戦略を個人、中小企業、大企業に分けて考えたいと思います。

はじめに

この文章の目的について、また対象読者について語っていきたいと思います。

目的と対象読者

この文章では、Windows環境からLinux環境への移行を検討している個人ユーザー、中小企業、および大企業の情報システム担当者や意思決定者を対象としています。各規模特有のニーズ、課題、メリットを詳細に分析し、実践的な移行手順と戦略的提言を提供することを目的とします。Windows環境からの移行は、技術的な側面だけでなく、運用、コスト、セキュリティ、そして組織文化への影響など、多岐にわたる要素を考慮する必要があります。本レポートは、これらの複雑な要素を体系的に整理し、読者が自身の状況に最適な移行戦略を策定できるよう支援します。

WindowsからLinuxへの移行の背景と重要性

Windows10のサポート終了など、既存のOS環境が抱えるセキュリティリスクや運用コストの増大は、多くの組織や個人にとってLinuxへの移行を検討する主要な動機となっています。サポートが終了したOSは、新たな脆弱性が発見されてもセキュリティパッチが提供されず、サイバー攻撃の標的となりやすいため、継続利用には重大なリスクが伴います。

これに対し、Linuxはオープンソースであるため、OSのライセンス費用が不要であり、大幅なコスト削減が期待できます。また、軽量なLinuxディストリビューションを選択することで、Windows11に対応できない古いPCを再活用できる可能性があり、IT資産の有効活用に貢献します。さらに、Linuxは高いセキュリティと安定性を提供し、特に企業においては、ITコストの最適化と持続可能なIT戦略の実現に向けた重要な選択肢となり得ます。IBM LinuxONEへの移行により、5年間で総所有コストを52%以上削減できるという試算も存在します。

この文章の構成

この文章では、まず全規模に共通する移行の基本原則を解説し、その後、個人、中小企業、大企業のそれぞれの特性に応じた詳細な移行戦略、推奨事項、および注意点を掘り下げていきます。これにより、読者は自身の環境と目標に合わせた具体的なアクションプランを立案するための包括的な情報を得ることができます。

少し短いですが今日はここまでと致します

少し短いですが今日はここまでと致します。と言いますのも、このあとから本題に入りますので、途中で区切ることまではしなくてはいいのではないかと。

ちなみに書き忘れましたが、問題のアップデートを実行する前には、バックアップを取っておいた方がいいと思います。と言うより、むしろクローンを取っておいて、そのクローンから起動できるぐらいの慎重さがあってもいいんじゃないかと私個人は考えています。バックアップなりクローンなりといったものは、いわば最後の砦になると言えると思います。そして、原因がはっきりしない(何せMicrosoftが再現不可能と言っているわけですからね)以上、問題が起きるのは起動ドライブに限らないと言えるかも知れません。起動ドライブ以外にストレージを積んでいる方は、そのストレージのバックアップも取っておくか、あるいはいっそのことアップデート作業中は起動ドライブ以外は外しておくというのが現状最も効果的な対策かも知れません。クローンにせよバックアップからのリストアあるいはリカバリにせよ、問題のセキュリティアップデートインストール前に戻れる備えだけはしておきましょう。

SSDコントローラーメーカーのPhison社が「うちだけの問題ではない」と表明しており、そして事実HDDでも同様の事例が起こっているということは、多分SSDコントローラーの問題ではなく、やっぱり件のアップデートプログラムないしはOSそのものの不具合と考えるしかないんでしょう。

問題を初めてXで公表した日本人ユーザーは、ゲームのインストール中にこの問題が生じたようです。ですので、容量の大きいデータを書き込む際には注意してくださいと発表されているようですが、注意してくださいって何をどう注意するのかって話ですね。ゲームのインストールを例えば300MBずつに区切ってインストールするなんていうことができるわけではなし、なんだか「落石注意」の道路標識と同じで「警告はしたからあとは自己責任」という考え方に近いものを感じます。

情報として私が欲しいなと思うのは、その日本人ユーザーの起動ドライブがどういう形で接続されていたかということです。いま主流のM.2だと考えるのがまあ一番正解に近いんだろうとは思うんですが、SSDの接続の仕方はそれ以外にもあります。SATA、USB、そしてPCI-express、ぐらいでしょうか。ゲーマーの皆様にはPCI-expressに大容量のSSDをどーんと積んでいる方も珍しくないんですよね。と言いますのも、ゲームってシステムもデータもとにかく早く動かないといけないじゃないですか。現状最も高速なSSDってPCI-expressのx4に載せるSSDなんですよね。

でもこれだけでこのユーザーさんがPCI-expressのx4を使用していると断定していいものでもないでしょう。HDDにも影響が出ているとするとSATAのコントローラーが何か悪さしている雰囲気も感じますね。

このユーザーさん、なぜMicrosoftのサポートを利用しなかったかと言いますと、サポートに電話しても問題が解決せず、それのことなら弊社ではございませんので別会社へお問い合わせください、の繰り返しでたらい回しにされて結局問題は解決しなかったという経験があるからだそうです。私自身、そういうサポートに電話してひどい目に遭ったこともありますし、逆にサポート要員としてそういうサポートをしたこともあります。PCというのは1台の機械ではなく機械の集合体ですので、どれが本当に異常動作を起こしているかわからないという面があります。ですのでサポートをする立場からものを言うなら「そんなことうちに言われても」ということになることはままあることです。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、自作PCでは最後まで責任もってサポートをしてくれる人はいないということも心しておいた方が良さそうです。メーカー製PCなら、最終的にはそのメーカーが責任を持ってくれます。ですが自作PCにはそういうありがたい存在がないんですね。最終的には自己責任です。ですから、往々にして「ちなみに、メーカーはどちらのPCをお使いですか?」「自作なんです」「サポート対象外になります」と言ってサポートを打ち切る例も結構ありますよ。プリンタのインクが純正ではなく互換ということが判明したらプリンタのメーカーはそれ以降のサポートは頑として拒否しますが、まあそれと似たようなものです。BTOつまり注文どおりに組み立ててくれる店だったら、そのBTOショップになるのかな?この辺はよく知らないのですが。

いずれにせよ、Windows11は失敗作と言っていいんじゃないでしょうか。IntelのCPUにもバグが見つかったという事例がありましたし、いわゆるWintelが双方揺らぎ始めているような感じです。

というわけで、これからLinuxの魅力も様々にちりばめながらWindowsが中心の環境からLinuxの環境にどう移っていったらいいかのお話をしようと思います。よろしくお願いいたします。

というわけで今日もやります

Geminiさんのお手並み拝見シリーズです。前回はこんな絵を描いてもらったのでした。

これは誰でしょう?

これは「竹本綾之助の絵を描いて?」というリクエストに対するGeminiさんの出力です。竹本綾之助というのは女義太夫の名跡でして現在もいらっしゃいます。当代で4代目かな。圧倒的に有名なのは初代で、わずか12歳でデビューしたにもかかわらず美しく語りも超一品ということで絶大な人気を誇ったそうです。

竹本綾之助が描かれたチラシ
(画像は和樂web様より引用)
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/110366/

右下の女性の絵が竹本綾之助ですね。

義太夫というのが今日の日本人にはあまりなじみのない芸能になってしまいましたが、まあ物語を語るわけですね。節に載せて。それで、太夫さんの横に三味線弾きがいまして、太夫さんの横で三味線を弾きます。
日本の伝統音楽というのはほとんどが即興の節回しで語るもので、三味線も楽譜があったわけではなく語る人との息と間で成立させるものでした。そしてその物語を表現するのに人形が動くわけです。この人形を作るのにはセミクジラのひげがバネとして不可欠で、従いまして長い長い捕鯨禁止期間においては新しい人形が作れなかったという事実は人気漫画『美味しんぼ』でも描かれたことですのでご存じの方も多いんではないでしょうか。
外国の人から「日本独自の音楽が聴きたい」とリクエストされて演歌を紹介する人も多いんだそうですが、外国の人からすると日本独自の音楽には聞こえないんだそうですね。そりゃそうです。西洋音楽の要素を基盤に、日本っぽいイメージの詩を乗せただけですから。義太夫というのがアメリカ公演を行ったとき、これこそ日本の音楽だと評判を呼んだようですよ。だから「人形邪魔」という評価もついてしまったそうですが。
で、女義太夫というのはいわば明治時代の「会いに行けるアイドル」でして、まあ写真も録画も録音もない当時会いに行くしかなかったわけですが、夏目漱石も一時期は夢中になったというぐらいポピュラーな芸能だったわけですね。
ちなみに、楽譜がある日本伝統音楽って私は雅楽しか知らないんですが、もし他にもあるというものをご存じの方がいらしたらコメントでよろしくお願いします。

結論としては、今回のGeminiさんの出力は酷かったですね。まず、名前から男という判断をしたんでしょうか。建物の中にいるにもかかわらず甲冑を身につけているのも変ですし、今回は一から十まで外ればかりということになりそうです。

では、今日も1枚描いてもらいましょう。

これは誰でしょう?

ヒント行きましょうか。

  1. 数学者です

  2. 和算の創始者とも言われています

  3. 連立方程式や行列式に相当するものを考案しました

今回は割と簡単かなと思います。
では今日はここまでとしたいと思います。
目次へのリンクを張っておきます。

上のリンクから目次だけの記事に行きますのでそちらをご覧ください。
また次回もよろしくお願いいたします。
なお、弊社の業務をご紹介するちゃんとしたWebサイトは現在鋭意作成作業中です。今しばらくお待ちください。

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