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OS別バックアップソフトウェアとその特徴 Linux編

皆様、こんにちは。
株式会社カチカのオフサイト&コールドバックアップ業務担当の村島です!
夏の終わりが見えてきたという感じの天候ですね。
私は秋が大好きです。紅葉は美しいし、食べ物は美味しいし。
さて、例のやつ行きましょうか。

トムとメリーはお別れして、相変わらず時速2キロのゆったりしたペースで歩いていくことになりました。
フィドはやっぱりふたりの間を往復しています。
トムとメリーがスタートしたときの距離と同じ1キロ離れたところまで歩いたとき、フィドはふたりの間のどこにいるでしょうか?
なんと、フィドはどこにいたとしてもつじつまが合うのです。
信じられなければ、フィドを適当なところに置いて逆算の図を書いてみてください。
フィドが複数いるということはありませんので、どこか1点に決まりそうなものなのですが、どう頑張っても決まりません!

Linux向けバックアップソフトウェア

Linux環境は、そのオープンソースの性質から、非常に強力でカスタマイズ性の高いバックアップソフトウェアが豊富に存在します。これらは、デスクトップユーザーから大規模なエンタープライズ環境まで、幅広いニーズに対応します。

オープンソース/無料ソフトウェア(Open Source/Free Software)

  • Bareos (Backup Archiving Recovery Open Sourced)

Bareosサイト
https://www.bareos.com/bareos-webui-modules/
  • 特徴:データのバックアップ、アーカイブ、リカバリのためのオープンソースツールです。Linux、macOS、Windows用のバイナリパッケージリポジトリが提供されており、Redhat Enterprise LinuxやSUSE Linux Enterprise Serverの認定も受けています。堅牢なランサムウェア保護機能と、エクサバイト規模のデータにも対応する高いスケーラビリティを誇ります。

  • 利点:AGPLv3ライセンスの真のオープンソースであり、柔軟なカスタマイズが可能です。ディスク、テープ、クラウドストレージといった複数のバックエンドをサポートし、Pythonプラグインインターフェースを通じてVMwareなどの統合も可能です。NDMP SANバックアップ、常時増分バックアップ、エンドツーエンドの暗号化、コマンドラインインターフェース(CLI)とWebUIによる管理、ロールベースのACLといったエンタープライズ級の機能を提供します。Dedupable Storage BackendやWORM-Tapeサポートなどの新機能も開発されています。

  • 価格:オープンソース版は無料で利用可能ですが、プロフェッショナルなサポートや追加機能を含むサブスクリプションプランは年間460ユーロから提供されています。

  • Duplicati

Duplicatiサイト
https://duplicati.com/
  • 特徴:無料のオープンソースバックアップツールで、Windows、Linux、macOSで動作します。暗号化された増分圧縮バックアップをクラウドストレージサービスやリモートファイルサーバーに安全に保存します。AES-256暗号化とGPGバックアップをサポートし、プライバシー保護を重視しています。

  • 利点:設定が簡単で、バックアップを中央で管理・監視できます。スケジュール設定による自動バックアップ、セキュアなリモート管理、そしてFTP、SSH、WebDAVなどの標準プロトコルに加え、AWS、Google Cloud、Azure Blob Storageなどの主要なクラウドサービスと連携可能です。

  • 価格:無料プランが提供されており、より高度な機能を持つDuplicati Proは月額5ドル/マシンから、Enterpriseプランはカスタム設定で提供されます。

  • UrBackup

UrBackupサイト
https://www.urbackup.org/index.html
  • 特徴:セットアップが簡単なオープンソースのクライアントサーバーバックアップシステムです。イメージバックアップとファイルバックアップを組み合わせて提供し、データの安全性と迅速な復元時間の両立を目指します。UrBackupクライアントはWindows、FreeBSD、GNU/Linuxで動作します。使用中のファイル(例:開いているOutlook.pstファイル)も問題なくバックアップできる点が特筆されます。

  • 利点:ファイル圧縮やブロックレベル重複排除といった高度な機能もサポートしますが、これらは基盤となるファイルシステム(ZFS、btrfs、NTFSなど)に依存します。

  • 価格:OSI認定のAGPLv3+ライセンスの下で提供される無料のオープンソースソフトウェアであり、個人利用および商用利用が可能です。

  • Bacula

Baculaサイト
https://www.bacula.org/
Bacula日本ユーザー会サイト
https://www.bacula.jp/
  • 特徴:エンタープライズ向けのバックアップソフトウェアシステムであり、多様なコンピュータネットワーク全体でデータバックアップ、回復、検証、管理を実施できます。SourceForgeの統計によると、250万以上のダウンロード実績があり、最も人気のあるオープンソースバックアップツールの一つです。

  • 利点:TLSによる自動通信暗号化、KubernetesやDockerプラグイン、クラウドストレージサポート、外部LDAPコンソール認証、増分・差分・合成フルバックアップ、圧縮機能など、豊富なエンタープライズ級機能を提供します。MySQL、Oracle、PostgreSQL、MSSQLなどのデータベース、VMware、Hyper-Vなどの仮想マシン、NAS/SANストレージ、NDMPデバイスなど、広範なシステムとアプリケーションに対応します。モジュラー設計により、単一のコンピューターから大規模なエンタープライズシステムまでスケーラブルに対応可能です。重複排除最適化ボリューム機能により、重複排除に最適化された形式でバックアップを書き込むことができます。

  • 欠点:セットアップが複雑であり、Linuxに関する深い知識が必要となる場合があります。グラフィカルインターフェースが直感的でないという声もあります。

  • 価格:オープンソースのコミュニティ版は無料ですが、エンタープライズ版はサブスクリプションベースで提供され、データ量による課金がない点が特徴です。

  • Amanda(Advanced Maryland Automatic Network Disk Archiver)

Amandaサイト
https://www.amanda.org/
  • 特徴:世界で最も広く利用されているオープンソースのバックアップ&リカバリソフトウェアの一つであり、Linux、UNIX、BSD、macOS、Microsoft Windowsといった多様なOSで動作する50万台以上のサーバーやデスクトップをバックアップしています。

  • 利点:システム管理者の日常業務を簡素化し、単一のバックアップサーバーから複数のネットワーククライアントをテープまたはディスクベースのストレージシステムにバックアップできます。テープとディスクへの同時書き込みが可能なデュアルバックアップ機能は、迅速なオンサイト復元と災害復旧のためのオフサイトデータ保持を両立させます。独自のデバイスドライバーを使用しないため、OSがサポートするあらゆるデバイスと連携可能です。標準のdumpやGNU tarユーティリティを使用するため、緊急時にはAmandaがインストールされていなくても標準ユーティリティでデータを復旧できます。クライアント側およびサーバー側での強力なデータ暗号化(AES-256)をサポートし、セキュアなデータ保護を提供します。独自のスケジューラは、各クライアントのバックアップレベルを最適化し、バックアップ時間をほぼ一定に保ちます。

  • 価格:無料でダウンロードできるコミュニティ版と、Zmanda管理コンソールやライブアプリケーション/データベースバックアップをサポートするフル機能のAmanda Enterprise版があります。

  • Rsync

  • 特徴:Linuxで最も広く利用されているコマンドラインバックアップツールの一つであり、ローカル(外付けドライブ)およびリモートへのバックアップが可能です。多くのLinuxディストリビューションにプリインストールされています。

  • 利点:増分バックアップ、ディレクトリツリー全体の更新、ファイル権限、リンク、所有権の保持といった機能を備えています。bashスクリプトやcronと組み合わせて自動化することも可能です。SSH経由でのセキュアなリモートバックアップもサポートします。そのシンプルさと高速性が評価されています。

  • Tar

  • 特徴:Linuxの標準的なコマンドラインアーカイブツールであり、バックアップにも利用できます。すべてのLinuxディストリビューションにプリインストールされています。

  • 利点:シンプルな操作で、cronと組み合わせて自動バックアップを作成したり、Gzipと組み合わせて圧縮バックアップを作成したりできます。ファイルを追加したり、バックアップから特定のファイルを除外したりする機能も備えています。バックアップの内容を確認し、簡単に抽出することも可能です。SSHを利用してリモートマシンへのバックアップも行えます。

  • Timeshift(デスクトップ向け)

Timeshiftの画面
(画像はOMG Ubuntu様より)
https://www.omgubuntu.co.uk/2022/06/linux-mint-new-developers-of-timeshift
  • 特徴:Linuxデスクトップ向けの人気のバックアップツールで、多くのLinuxディストリビューションにプリインストールされています。Windowsのシステム復元やmacOSのTime Machineに似た機能を提供し、システムファイルと設定を保護するために、定期的にファイルシステムの増分スナップショットを作成します。

  • 利点:高速で使いやすく、あらゆるスキルレベルのユーザーにアクセスしやすいです。Btrfsファイルシステムをサポートし、バックアップのセキュリティと信頼性を向上させます。セットアップウィザードにより設定が簡単で、時間単位、日次、週次、月次、起動時など、複数のレベルでスナップショットを作成できます。

  • 欠点:ユーザーファイル(ドキュメント、画像、音楽など)は保護の対象外です。

  • Kbackup(デスクトップ向け)

Kbuckup画面
画像はKDE Applications様より
https://apps.kde.org/kbackup/
  • 特徴:LinuxとUnix向けのユーザーフレンドリーで移植性の高いバックアップツールです。自動化された無人バックアップを作成でき、tarとgzipユーティリティを使用してアーカイブを作成し、圧縮します。

  • 利点:高い信頼性を提供し、フルバックアップと増分バックアップの両方をサポートします。暗号化とダブルバッファリングによるセキュリティ強化、テープドライブやリムーバブルメディアへの対応、ネットワーク経由でのリモートバックアップ機能も備えています。メニュー駆動型インターフェースとコマンドラインインターフェースの両方を提供し、自動化スクリプトへの統合も容易です。

Linuxのバックアップ環境は、強力なオープンソースツールが豊富に存在し、これらがエンタープライズ級の機能(高度な重複排除、ネットワーク全体での管理、多様なストレージバックエンド対応など)を提供している点が特徴です。しかし、これらのツールの多くは、その複雑性ゆえに、セットアップやメンテナンスにかなりの技術的専門知識を要求する傾向があります。これは、コスト効率の面では非常に優れているものの、よりユーザーフレンドリーなプロプライエタリなソリューションと比較して、人的資本への投資がより多く必要となることを示唆しています。この特性は、技術的な知識が豊富な個人ユーザーや、専任のITスタッフを擁する大規模組織にとっては大きな利点となりますが、技術的スキルが限られるユーザーや中小企業にとっては、導入の障壁となる可能性があります。

Linuxソフトウェア比較表

この比較表は、Linux環境におけるバックアップソフトウェアの主要機能、対応環境、価格モデルを一目で比較できるようにすることで、ユーザーが自身のニーズ(オープンソース志向か、技術的専門知識の有無、エンタープライズ級の機能が必要か、デスクトップ用途かなど)に基づいて最適なソリューションを迅速に特定するのに役立ちます。特に、オープンソースの特性と、それらが提供する機能の深さを明確にすることで、ユーザーはLinux環境におけるデータ保護の選択肢をより深く理解できます。

Linuxソフトウェア比較表
(クリックで拡大)

Linuxとそのバックアップソフトウェアの特徴

Linuxは、皆様ご存じのとおりだと思うのですが、本来リナスさんという方が核心部分だけを作って「やりたい人は勝手にOSに仕上げて配布していいからね」という形で公開され、いろいろな人がいろいろに開発しています。それは、OSそのものからその上で動作するソフトウェアまで様々です。この特性により、現在進行形でいろいろな開発がなされていて、そのすべてを把握している人はおそらく存在しないと思われます。

従いまして、ここで取り上げたバックアップソフトの他にも、もしかしたら使い勝手のいいものが存在するかも知れません。私は個人的にLinuxというのは「使い捨てOS」だと思っていまして、ひとつのディストリビューションを採用し、使い続けて行くに当たり最初に選んだディストリビューションをアップデートしていくよりも、それより後に発表されたディストリビューションを選択した方が使い勝手がいいことがあります。ですので、Linuxを選択するのならば、OSもソフトウェアもより新しく使いやすいものが出ていないか、アンテナを常に張っておく必要があると言えるでしょう。

Baculaの説明に「セットアップが複雑であり、Linuxに関する深い知識が必要となる場合があります」なんて書いてしまいましたが、プログラマーを必要とするような作業ではなく、OSとその上で動くソフトウェアの使い方を知るというだけの話ですので、小規模な組織であれば担当者をひとり決めて自学自習の時間さえ許容してあげれば、まあなんとかなるんじゃないかと私は考えています。IT知識っていうのはそうやって身につけていくものではないでしょうか。以前にもお話ししたと思いますが、私のIT業界デビューは、聞いたこともない会社の聞いたこともない製品のユーザーサポートでして、今日はマニュアル読んでていいから明日から電話に出てね、という無茶振りでした。それでもなんとかなったんですよ。ネット環境があって勉強に時間を割いていいなら、担当者はなんとかするはずです。

特にLinuxは最近注目を集めています。MicrosoftがWindows11で、10までのユーザーの多くを切り捨てるような暴挙に出ました。これに対し、WindowsユーザーがWindowsに見切りをつけるという方向に目を向け始め、その移行先としてLinuxが相対的に浮上しているわけです。画面だけ見たらWindows11とほとんど区別のつかないLinuxなんていうのも既に公開されています。今後しばらくはLinuxの動向にも目を光らせておく必要がありそうです。

というわけでWindows、Mac、Linuxのバックアップソフトウェアを見てきたわけですが、まとめ的な文章が結構長くなってしまいましたのでそれは次回に回そうと思います。今日はここで終わらせていただきます。

というわけで今日もやります

Geminiさんのお手並み拝見シリーズです。前回はこんな絵を描いてもらったのでした。

これは誰でしょう?

これは「佐藤千夜子の絵を描いて?」というリクエストに対するGeminiさんの出力でした。お題がちょっとマニアックすぎましたかねえ?日本初のレコード歌手と呼ばれている人です。えらいちっちゃい写真なんですが、Wikipediaに写真があったので載せておきます。

佐藤千夜子の写真
(Wikipediaより)

さて、あまり語ることもありませんので今日のお題を行きましょう。今日はもうちょっとわかりやすくしましょうね。

これは誰でしょう?

ヒント行きましょうか。

  1. 江戸時代最高の花魁と言われています

  2. 多方面に才能を発揮し、文化人などとも対等に渡り合ったそうです

  3. 美人画もたくさん発表されたそうです

題材はマニアックですが、この人に関してはヒントで検索していただければ割とすぐにたどり着けるんではないかと思います。

というわけで今日はここで失礼致します。
目次へのリンクを張っておきます。

目次

上のリンクから目次だけの記事に行きますのでそちらをご覧ください。
また次回もよろしくお願いいたします。
なお、弊社の業務をご紹介するちゃんとしたWebサイトは現在鋭意作成作業中です。今しばらくお待ちください。

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