OS別バックアップソフトウェアとその特徴 Mac編
皆様、こんにちは。
株式会社カチカのオフサイト&コールドバックアップ業務担当の村島です!
2日間のご無沙汰でした。なんか急に涼しくなりましたね。こういう気候変動が体にこたえます。今日は若干クーラー病かも。
でも、このまま一直線に秋になるというわけにはいかないんだろうな。
というわけで、昨日の続きです。
フィドがどっちを向いているのかは決められないということはわかりました。でも、フィドが計何キロ走ったかぐらいは計算できないでしょうか?
トム「フィドのジグザグの無限数列の和を求めろって言うの?」
メリー「そんな必要ないわよ。私たちは時速2キロで歩いていたでしょう?だから0.5キロ歩くのには15分。フィドは時速8キロで走るのだから、15分では2キロの距離を走ったことになるわ」
トム「なるほど、わかったぞ!級数なんて計算しなくてすむわけだ」
これは次回にもまだ続きます。
本日はMac用のバックアップソフトをご紹介します
macOS環境では、Appleが提供する組み込み機能と、より高度なニーズに対応するサードパーティ製ソフトウェアの両方が利用可能です。
個人向け、Mac用バックアップソフトについてご紹介します
標準機能(Built-in Feature)
Time Machine(タイムマシン)

(画像は「PC Watch」様より)
https://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1542/733/html/image05_o.png.html
特徴:macOSに標準で搭載されているバックアップ機能であり、Mac上のファイル(アプリケーション、音楽、写真、メール、書類など)を自動的にバックアップします。増分バックアップ方式を採用しており、過去の時点のファイルやシステム全体を復元できます。Time Machineは、MailやiWorkといったアプリケーション内でも機能し、個別のオブジェクト(メール、連絡先、テキスト文書など)をアプリケーションを離れることなく復元できる点が特徴です。
バックアップ頻度:過去24時間分は1時間ごと、過去1ヶ月分は毎日、それ以前のデータは週ごとにバックアップを保存します。バックアップディスクの容量が不足すると、最も古い週次バックアップから自動的に削除されます。
APFS(Apple File System)サポート:macOS Big Sur以降、Time MachineはAPFSのスナップショット技術を利用するようになり、以前のHFS+形式と比較して、より高速でコンパクト、かつ信頼性の高いバックアップが可能になりました。独立した評価では、APFSベースのTime Machineは初期バックアップで2.75倍、その後のバックアップで4倍高速化されたと報告されています。
ネットワークバックアップ:Time Machineは、ネットワーク経由でのMacのバックアップをサポートしており、特定のネットワークアタッチトストレージ(NAS)デバイスやサーバーにバックアップできます。
ユーザーインターフェース:復元時のユーザーインターフェースは、AppleのCore Animation APIを活用しており、過去のウィンドウが積み重なって表示される「タイムトンネル」のような視覚効果を提供し、過去のデータを直感的に参照・復元できます。
制限事項:
バックアップディスクのフォーマット:Time Machineは、バックアップの保存にApple独自のHFS+またはAPFSファイルシステムを必要とします。このフォーマットの要件は柔軟性に欠ける場合があります。
起動可能なバックアップではない:Time Machineのバックアップは、直接起動可能なシステムイメージではありません。システム全体を復元するには、macOSのリカバリモードからTime Machineのバックアップを選択する必要があります。
ネットワークプロトコルの制約:以前のバージョンは広範なNASサーバーと連携できましたが、最新のmacOSバージョンでは、Apple Filing Protocol(AFP)またはServer Message Block(SMB)の特定のバージョンをサポートするサーバーが必要となります。macOS Tahoe以降ではAFPのサポートが終了し、SMBv2以降のみがサポートされるため、古いAirPort Time Capsuleルーターを使用したバックアップは機能しなくなります。
大容量ファイルの扱い:データベースファイルのような大容量ファイルで小さな変更があった場合でも、その変更を効率的に記録できないことがあり、ストレージ容量を消費しやすくなる可能性があります。
Time MachineはmacOSに統合された便利なバックアップ機能ですが、その限界、特に起動可能なバックアップの作成や特定のネットワーク構成への対応に関する制約は、ユーザーがより高度なデータ保護を求める際に顕在化します。Time Machineはシステムの復元に特化しているものの、ディスク全体のクローン作成、より広範なクラウドサービスとの連携、または高度なセキュリティ機能(強力な暗号化やランサムウェアからの保護)といった機能は提供していません。このような状況は、ユーザーがAppleのネイティブ機能だけでは満たされないニーズを解決するために、サードパーティ製ソフトウェアへと目を向ける市場の傾向を示しています。結果として、サードパーティ製バックアップソリューションは、Time Machineの機能的ギャップを埋め、より包括的かつ柔軟なデータ保護オプションを提供することで、macOSユーザーの多様な要求に応える役割を担っています。
サードパーティ製ソフトウェア(Third-Party Software)
Time Machineの機能を補完し、より高度なバックアップ戦略を実現するために、多くのサードパーティ製ソフトウェアがmacOS向けに提供されています。
IDrive

(画像はMultiCloudサイトより)
https://www.multcloud.com/tutorials/does-idrive-work-with-mac-1207.html
特徴:Mac向けクラウドバックアップサービスとして最も包括的と評価されています。無料プランおよびパーソナルプランでは、パソコンとモバイルデバイスの台数無制限でデータをバックアップできます。リアルタイムの継続的なバックアップ機能が特徴的です。Macのデータだけでなく、iPhoneやiPad、外付けハードドライブ、システムファイル、アプリケーション、オープンファイルなど、多様なデータのバックアップが可能です。「ディスククローン」機能により、Macのドライブ全体のコピーを作成することもできます。
利点:膨大な量のデータを復元する際には「IDrive Express」という、一時的な記憶装置にバックアップデータを保存して郵送するサービスが利用でき、クラウドからのダウンロードよりも迅速なデータ復旧が期待できます。
欠点:CarboniteやBackblazeとは異なり、ストレージ容量は無制限ではありません。また、ファイルの共有機能が比較的少なく、パスワード保護されたリンクや公開リンクの作成ができません。メールでファイルを共有する場合、受信者がIDriveに登録する必要がある点も不便です。
価格:無料ストレージ5GBのプランがあり、ベーシックプランは5TBで年間$99.50から提供されています。
Backblaze

https://www.backblaze.com/
特徴:容量無制限のクラウドバックアップサービスとして、Macユーザーに非常に使いやすいと評価されています。バックグラウンドで自動的に動作し、Macのドキュメント、ファイル、写真、音楽などを自動的にバックアップします。Google Drive、OneDrive、Dropboxなど、他のクラウドストレージサービスからMacに同期されたファイルもバックアップ可能です。
利点:無制限のストレージ容量を提供し、ファイルの種類やサイズに制限がありません。セットアップが非常に簡単で、自動的にバックアップを開始します。256ビットAES暗号化による強力なセキュリティと、プライベート暗号化キーのオプションを提供します。大容量データの復元が必要な場合、郵送によるハードドライブでのデータ復旧サービスも利用できます。
欠点:1台のコンピューターライセンスのみが基本であり、複数台のPCをバックアップする場合は台数分のライセンスが必要です。iOSアプリは提供されていますが、電話データの自動バックアップ機能は限定的です。ファイルやフォルダの同期機能や、システム全体のミラーイメージ作成機能は提供していません。Finderとの統合も限定的です。
価格:月額9ドルまたは年額99ドルで、無制限のクラウドバックアップストレージが提供されます。15日間の無料トライアルも利用可能です。
Acronis Cyber Protect Home Office(旧 Acronis True Image)

https://www.acronis.com/ja-jp/products/true-image/
特徴:Macユーザー向けの包括的なバックアップおよびデータ保護サービスを提供します。ランサムウェアやマルウェアからの保護を含む広範なセキュリティ機能が統合されており、クラウドでの自動データ複製、電子署名、ブロックチェーン認証といった先進技術も利用できます。iPhone、iPad、外付けドライブ、システムファイル、アプリケーションなど、多様なバックアップオプションに対応しています。
利点:高機能性、柔軟性、カスタマイズ性に優れており、フルディスクバックアップ、ファイル共有、フォルダ同期、バージョン管理、継続的バックアップといった機能を提供します。日本語にも対応しており、ユーザーの利便性が高いです。30日間の無料トライアルが提供され、1TBのクラウドストレージやオールインワンリカバリドライブなど、すべての機能を試用できます。
欠点:他の競合サービスと比較して高価な傾向があり、無制限のストレージプランは提供していません。多くの高度な機能があるため、一般的な個人ユーザーにとっては全てを使いこなせない可能性もあります。
価格:ワークステーションあたり年間85ドルから提供されており、500GBのクラウドストレージを含むAdvancedSuiteは年間89.99ドルから利用可能です。
Carbonite

https://www.carbonite.com/
特徴:Macユーザー向けのクラウドバックアップサービスで、すべてのプランで無制限のデータ容量を提供します。バックグラウンドで自動的に動作し、Macのドキュメント、ファイル、写真、音楽などを自動的にバックアップします。Google Drive、OneDrive、Dropboxなどの同期されたクラウドファイルもバックアップできます。
利点:無制限のストレージ容量が最大の強みです。PlusおよびPrimeプランでは、外付けドライブのバックアップ、リモートファイルアクセス、そして「Webroot SecureAnywhere AntiVirus」が付属します。Primeプランでは、災害復旧のためにバックアップデータをハードドライブで郵送するサービスも提供されます。
欠点:Windows版と比較して機能が少ないとされています。iOSアプリがないため、iPhoneやiPadの直接バックアップはできません。ファイルやフォルダの共有機能、Macシステムのミラーイメージ作成機能はサポートしていません。プライベート暗号化キー、バージョン管理、macOS FinderやFileVaultとの統合にも制限があります。
価格:Basicプランは年間83.99ドルから、Plusプランは年間119.99ドル、Primeプランは年間149.99ドルで提供されます。
Zoolz BigMIND

https://intelli1.zoolz.com/
特徴:人工知能(AI)とスマートフィルターを活用してファイルを整理するクラウドバックアップサービスです。Mac、iPad、iPhone、外付けハードドライブ上のデータを横断的に検索しやすくします。顔認識機能やAIを活用した画像認識機能により、写真を効率的に整理できる点がユニークです。
利点:無料プランでも3台のコンピューターと2台のモバイルデバイスのバックアップに対応しており、一部の有料プランよりも競争力があります。モバイルバックアップ、ソーシャルメディアバックアップ、ハイブリッドバックアップをサポートし、Dropbox、OneDrive、Google Driveなどのクラウドストレージサービスからのデータも保存できます。
欠点:無料プランは1GBのストレージ制限があり、テクニカルサポートは含まれません。有料プランでもストレージ容量は他社と比較して限定的(例:Family Plusプランは1TB)です。個人プランではプライベート暗号化キー、災害復旧サービス、フォルダ同期機能は提供されません。また、イメージバックアップには対応しておらず、システムクラッシュ時の再起動には利用できません 。
価格:無料プランがあり、有料プランはPersonalが月額2.99ドルから、FamilyPlusが月額12.99ドルから提供されます。
EaseUS Todo Backup For Mac

https://jp.easeus.com/backup-software/todo-backup-mac.html
特徴:Windows版で有名なEaseUS Todo BackupのMac版です。簡単なデータバックアップ操作、増分バックアップ、差分バックアップ、暗号化されたバックアッププロセス、データ圧縮機能を提供します。AppleのTime Machineと比較して「完全な上位互換」とされており、特にデータ圧縮とディスククローン機能が優れています。
利点:バックアッププロジェクトの設定やファイル・フォルダの指定が非常に簡単です。バックアップ速度も高速で、1GBのフォルダが約3秒でバックアップされることもあります。Time Machineよりも詳細なスケジュール設定が可能で、例えば「毎週月曜日から金曜日の18:30に実行」といった柔軟な設定ができます。
欠点:日本語に完全には対応していない点が挙げられます。また、1つのライセンスで1台のPCしかサポートされないという制限もあります。
macOSソフトウェア比較表
この比較表は、macOS環境におけるバックアップソフトウェアの主要機能、対応環境、価格モデルを一目で比較できるようにすることで、ユーザーが自身のニーズ(内蔵機能で十分か、クラウド連携の有無、無制限ストレージの必要性、セキュリティ機能の重視など)に基づいて最適なソリューションを迅速に特定するのに役立ちます。Time Machineの機能的制約を理解した上で、サードパーティ製ソリューションがどのような付加価値を提供しているかを明確にすることで、ユーザーは自身のデータ保護戦略に最適なツールを選択できます。

Mac用のバックアップソフトウェアについて まとめ
どのようなソフトウェアでもそうなのですが、バックアップソフトについてもMac用は選択肢が狭い傾向があります。しかしひとつひとつのソフトウェアを詳しく見ると機能は充実しているものが多いです。そもそも、標準装備のTime Machineでもかなり高機能なものです。使用する用途によっては、このTime Machineだけでも十分かも知れません。
Windows機とMacを比較すると、その普及率を考えると企業の社内システムがすべてMacで構成されているということは考えにくいと思います。基本的にはWindowsで構成されているネットワークの中に、小数のMacが含まれているという状態のことが多いでしょう。
そのことを考えますと、AcronisやEaseusのようなWindows版も存在するソフトを採用して操作性を統一するということもバックアップソフト選択に当たって考慮すべき項目のひとつと考えられます。ネットワークの構成を考慮してバックアップソフトを選択するということも必要と言えるでしょう。
さて、いつものやつやります
Geminiさんのお手並み拝見シリーズを行きましょう。前回はこんな絵を描いてもらったのでした。

これは「細川ガラシャの絵を描いて?」というリクエストに対するGeminiさんの出力でした。コメントでいただいた方、お見事です。
戦国時代に活躍した美女ということで創作家の創作意欲をかき立てるんでしょうか、いろんな人がいろんな絵を描いていますね。著作権問題があると思いますので引用はしませんが。
実は私、昨日で、作家でWebライターでYouTuberの雨穴さんの小説『変な家2』を読み終わったんですね。その小説で初めて知ったんですが、キリスト教徒が身につける十字架にも種類があるんですね。カトリックの人は十字架に磔になっているキリストまで再現された十字架を身につけるんだそうです。いろいろあるんですね。
まあ、そういうことを言い出すと仏教もいろいろありますけどね。私は一昨年の4月に父を亡くし、それまでなかった仏壇を買いたいと言う母に付き合う形でいろいろ仏壇を見て回ったんですが、宗派によっていろいろオプションが変わってくるんだそうで。うちは浄土真宗なんですけど、割とお金のかからない宗派ということでそこは助かったなと思うんですが。
それで今回の絵に行きましょうか。今回も女性で行きましょうかね。

今回はちょっとお題自体がマニアックというか…なんです。だいぶ難しいと思うんですが、ちょっと考えてみてください。ヒントです。
明治に生まれ、大正・昭和と活躍した人です
芸能人です
山形県出身です
正解は次回発表します。
目次
記事の数もだいぶ増えてきまして、これまでの記事にすべて最新記事を書き足して行くことがだいぶ負担になってきましたので、目次を独立させることにしました。
上のリンクから目次だけの記事に行きますのでそちらをご覧ください。
また次回もよろしくお願いいたします。
なお、弊社の業務をご紹介するちゃんとしたWebサイトは現在鋭意作成作業中です。今しばらくお待ちください。
