クローンとバックアップは同じではありません
前回の記事では、私の個人用PCのバックアップ構成について少し触れました。
その中で「cloneと付けているが、あくまでもバックアップである」というお話をしました。
そこで今回は、
クローンとバックアップの違い
について考えてみたいと思います。
クローンとは何か
クローンとは、簡単に言えばストレージの内容を丸ごと複製することです。
OSも、アプリケーションも、設定も、データも、すべてをそのままコピーします。
そのため、元のストレージが故障した場合でも、クローン先へ切り替えることで比較的短時間で元の環境へ戻れる可能性があります。
システム障害への備えとしては非常に有効な手段です。
バックアップとは何か
一方、バックアップは少し考え方が異なります。
バックアップの目的は「過去の状態へ戻れるようにすること」です。
昨日の状態。先週の状態。先月の状態。
必要に応じて過去へ遡れるようにしておくのがバックアップです。
そのため、誤って削除したファイルを戻したり、ランサムウェア被害以前の状態へ戻したり、といった用途に向いています。
クローンだけでは困ることもある
クローンは便利です。
しかし万能ではありません。
例えば、誤って重要なファイルを削除したとします。
その後でクローンを更新すれば、削除された状態もそのまま複製されます。
また、マルウェアやランサムウェアに感染した状態でクローンを取得した場合、その問題も一緒に保存されてしまいます。
つまり、クローンは「現在」を複製する仕組みであり、必ずしも「過去へ戻る仕組み」ではありません。
バックアップだけでは困ることもある
逆に、バックアップだけでは不便なこともあります。
データは戻せる。しかし、OSを再インストールし、アプリケーションを導入し、各種設定を行い、ユーザー環境を再現し、ようやく業務が再開できる。
こうなると、復旧にはかなりの時間がかかります。
近年はアプリケーションも多機能化し、設定項目も増えています。
単純にデータだけ戻せば元通り、という時代ではなくなってきたように感じます。
私が考える理想形
私自身は、クローンとバックアップは競合するものではなく、
役割の違う仕組みだと考えています。
クローンは、「素早く復旧するための仕組み」。
バックアップは、「過去へ戻るための仕組み」。
どちらも重要です。
そして、何を守りたいのか、どれくらいの時間で復旧したいのかによって最適な構成は変わります。
だから私は、「バックアップは取っています」という言葉を聞くと、つい
「どのようなバックアップですか?」
と聞いてしまいます。
その答えによって、守れるものも、守れないものも、大きく変わってくるからです。
と、ここまでお話ししてきましたが…
何となくわかったようなわからないような、というのが皆様の感想ではないかと思います。
実は、マルウェア対策というのはいったんおいておきますと、現状を保存しておく方法というのは3種類あるのですよ。
クローン
バックアップ
同期
です。
これらの差異の具体的内容につきましては、次回に回すことと致しましょう。
もう結構な文字数になっちゃいましたんで。
次回は、私個人の運用を分厚めに語ることになりそうです。
今日はこの辺で。
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というところで、今日は終わらせていただきます。
次回もよろしくお願い致します。
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現在本当に頑張って作成作業中です。
今しばらくお待ちください。
今日もありがとうございました。
