"繋ぎっぱなしバックアップ"の落とし穴
なぜNASだけでは危険なのか
今回は“隔離保管”の重要性についてのお話でしたね。
最近、
NASを導入している
クラウドへ同期している
自動バックアップしている
という企業・個人はかなり増えました。
しかし実際には、
「バックアップはあったのに復旧できなかった」
というケースは少なくありません。
なぜでしょうか。
理由の一つが、
"バックアップ先も同時に壊れる"
からです。
バックアップが使えなくなってしまう理由
例えばランサムウェア。
PCが感染すると、
ネットワーク上の共有フォルダやNASまで
暗号化されることがあります。
つまり、
「バックアップ先も一緒にやられる」
ということです。
また、災害や落雷、電源障害でも、
本体
NAS
接続機器
が同時に障害を受けるケースがあります。
さらに怖い、でも実際にあるケース
“気づかないまま壊れたデータを同期してしまう”
ケースです。
例えば、
誤削除
データ破損
マルウェア感染
などが起きても、
同期型バックアップでは、
その状態がそのまま複製されることがあります。
つまり、
「壊れた状態が保存される」
わけです。
そこで重要になるのが、
"隔離保管"
という考え方です。
これは簡単に言うと、
「普段は切り離して保管する」
という方法です。
例えば、
外付けHDDをバックアップ後に外す
オフライン媒体へ退避する
ネットワークから隔離する
世代管理を行う
などです。
いわゆる"エアギャップ"も、
この考え方に含まれます。
重要なのは、
「バックアップが存在すること」
ではなく、
「壊れていない過去の状態へ戻せること」
です。
実際の障害対応では、
バックアップはある
しかし全部暗号化されていた
同期済みだった
上書きされていた
というケースは珍しくありません。
だからこそ、
オフサイト
エアギャップ
世代管理
復旧テスト
が重要になります。
そしてもう一つ大切なのが、
"実際に戻せるか確認する"
ことです。
バックアップは、
「取って終わり」
ではありません。
復旧できて初めて、
バックアップとして意味を持ちます。
「バックアップはあるから大丈夫」
ではなく、
「本当に戻せる状態か?」
を、一度見直してみることをおすすめします。
ちなみにですが…
私、村島の個人用PCも、隔離しています。
たかがいち個人のPCですので
遠隔地とかそういうことはありません。
でも、毎月月替わりの時にバックアップを行っています。
私のPCにはアホみたいにストレージが積んであるんですが、
システム用
データ用(3台)
それぞれのバックアップ用
という形で取っています。
最近はストレージを大量搭載できるPCケースも減りました。
なので私は、XP時代に組んだ古い筐体を今でも使っています。
そして、バックアップ作業が終わったら、
ストレージの電源を外します。
SATAケーブルを抜いてもいいんですが、
電気がもったいないっていうこともあってですね。
だから私は、
「これはちょっと危険かもしれないな…」と
思う検証も、比較的安心して行えます。
くどいようですが…
バックアップというのは、
「取っていること」
ではなく、
「壊れていない状態へ戻れること」
に意味があります。
それが、私にとっての「安心」です。
今日はこのあたりにしておきましょう。
自動診断チェックについてご案内します。
これは質問にお答えいただきますと
自動的に100点満点で御社のバックアップ状況を
診断するというツールです。
軽い現状整理
簡易相談
状況確認
ぐらいのおつもりで、ご利用いただけると思います。
さらに突っ込んだ話をご希望であれば
ここからお答えいただきますと、
Webミーティング予約ページに最終的に飛びます。
もうひとつフォームを作りました。
こちらは有料(1時間2200円・税込)にはなってしまうのですが、
私が扱っている全ての業務に対して
1時間ご質問・ご相談を承ります。
よろしくお願いします。
というところで、今日は終わらせていただきます。
次回もよろしくお願い致します。
目次にリンク張っておきますので
過去記事もぜひご覧下さい。
他の記事もよろしければご覧ください。
なお、弊社の業務をご紹介する
ちゃんとしたWebサイトは
現在本当に頑張って作成作業中です。
今しばらくお待ちください。
今日もありがとうございました。
