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キジバトさんと私の90日戦争(帰巣本能恐るべし)

この雑記は、
「キジバトさんと私の90日戦争」
の実体験を書いたものです。

特に誇張はありません。

「鳥好き」だけでなく、
「ハトに困っている人」にも、
気軽に読んでいただけると幸いです。


■キジバトとは?

キジバトとは、その名前の通り、
キジのような模様をもつ、
ハトの仲間です。
※この雑記の表紙画像がキジバトです。

大きさは、
公園や駅前でよく見かける
ドバト(カワラバト)と同じぐらいです。
※ドバト(カワラバト)は、「ハト」の正式名称です。

見た目も、仕草も愛嬌がある鳥であるため、
野外で見かけると、
私はつい気になって観察してしまいます。

鳴き声も
「デーデー ポッポー デーデー ポッポー」
という特徴的な鳴き声で、
キジバト自体を知らなくても、
鳴き声を聞いたことがある人は多いと思います。

ご参考までに
以下にサントリーの日本の鳥百科のWebページを付けておきます。
キジバト以外にもたくさんの野鳥と
その鳴き声(音声)が紹介されています。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1411.html

なお、野鳥好きの方には、こちらもご参考までに。
(※鳴き声は付いていません)

■背景

鳥好きの私が、
なぜキジバトさんと90日戦争をすることになったのか?
そして90日戦争とは何なのか?

まず背景からご説明します。
以前住んでいたアパートのベランダに
キジバトさんが頻繁に来るようになりました。
春のことでした。

一見、ほほえましい光景ですよね?
ところが、
早朝4時、5時にやってきて
「デーデー ポッポー デーデー ポッポー」
とベランダでキジバトさんが鳴くのです。

ハトの鳴き声は、
近くで聞くとわかりますが、
重低音で響きます。
そして鳴き声も大きいのです。

早朝、キジバトさんは、
私が頼んでもいないモーニングコールを
毎朝しかけてきました。
早朝、4時、5時にです。

そのたびに私は目が覚めてしまいます。

そして、ベランダの窓を開け、
キジバトさんを追い払います。
「しっ、しっ」と。
それから再び、二度寝するのです。

もしこれがハトではなく、
スズメやカラスならば
「怖い人がいる」と学習して、
ベランダには近づかなくなります。

一方で、
ハトには強い「帰巣本能」があります。
帰巣本能とは、
動物が自分の巣やお気に入りの場所に
帰って来る本能のことです。
キジバトもこの帰巣本能を持っています。

なお、少し脱線しますが、
伝書鳩(でんしょばと)は、
ハトの帰巣本能を利用した、
一種のメール送受信システムです。
現代では郵便システムや電子メールが発達したため、
伝書鳩で手紙を送る人はほとんどいないと思いますが、
少なくとも歴史的に重要な技術でした。
(紀元前から20世紀途中まで)

さて話を戻します。
キジバトさんは、
どうやらベランダにあるエアコンの室外機の上に
巣を作ろうとしていたようです。

たまに「彼女らしきキジバト」
いっしょに連れて来るようになりました。

追い払っても追い払っても
キジバトさんは毎日やって来ました。
早朝だけでなく、昼間も来るようになりました。
(ちょうどコロナで在宅勤務している時期でした)

来るたびに
私は毎日毎日、キジバトさんを追い払いました。

これが「キジバトさんと私の90日戦争」の背景です。

■絶対に負けられない理由

「鳴き声がうるさい」という他にも
キジバトさんとの戦いで
私が負けられない理由がありました。

もしキジバトさんとの戦いに私が負け、
仮にキジバトさんがベランダに卵を生んでしまったら、
大変面倒なことになるためです。

鳥獣保護法上、
個人が勝手にハトの卵を処分できません
そしてキジバトも、ハトに含まれます。

キジバトが卵を生んでしまったら、
私にはたった3つの選択肢しかありません。
・ヒナが巣立つまで待つ
・巣と卵撤去のため役所に相談する
・専門業者に依頼する

勝手に処分するのは、法律違反に該当するのです。
たぶん、世間一般では、
ハトの卵を自分で処分している人も多いと想像しますが、
私は法律を知っているので、
法律を破るわけにはいきません。

仮に暖かく見守ることを選択した場合、
ヒナが巣立つまで、
ベランダがハトのフンだらけになり、
毎日早朝のモーニングコール、
さらにはヒナの鳴き声が待っています。

また行政や専門業者に卵の撤去を頼むと、
やはりキジバトさんのヒナの命を奪うことになります。
鳥好きとしては、この勝負、
やはり負けるわけにはいきませんでした。

■キジバトさんと私の90日戦争

毎日毎日、
私はキジバトさんを追い払いました。

初めの1ヶ月は、
ほぼ毎日やって来ました。

1ヶ月ぐらい経つと、
徐々にベランダにやってくる頻度は減ってきました。
毎日来ていたキジバトさんが
2~3日に1回ぐらいの頻度になりました。

2ヶ月ぐらい経つと、
3~7日に1回ぐらいの頻度になりました。
室外機の下の小枝(たぶん巣の材料)も、
ほぼ見かけなくなりました。

しかし、
ちょっと油断すると、
ベランダの室外機の上で
「デーデー ポッポー デーデー ポッポー」
と鳴きます。
またキジバトさんも学習したのか、
鳴かずにベランダにいる場合もありました。

私が気を抜いてしまったら、
キジバトさん的には
「この物件、いいね♪」
「住んじゃおっか♪」
となってしまいます。

敷金なし、礼金なし、家賃なしで、
しかも安全な環境ですから、
住みたくなる気持ちはわかります。
(費用負担はすべて私)

しかし、キジバトさんの彼女もいます。
そしてたぶん、出産を控えています。
室外機の下に小枝がたくさん落ちていたので
たぶん巣作りをしています。
(高い位置にある室外機のため、直接巣を見ていません)

キジバトさんたちのためにも、
私自身のためにも、
この勝負、負けられません。
気を抜いたら、
「毎日来る」という振り出しに戻ってしまいます。

■90日後(終戦)

最終的に
キジバトさんがベランダに来なくなったのは、
私との戦いが始まってから
約3ヶ月(90日)経ったあとです。

開戦から終戦まで約3ヶ月(90日)ですよ。

「ハトの帰巣本能、恐るべし」
私は身を持って知りました。

本で学んだ知識としての「帰巣本能」と
実体験した「帰巣本能」では重みが違いますね。
3ヶ月間追い払って、
ようやく来なくなるレベルでしたから。

個人的には
3ヶ月間、やや睡眠不足になったため、
二度と経験したくない90日戦争でした。
ただし、
とても勉強になった経験でもあります。

■最後に

せっかくなので、
このキジバト経験を雑記に残すことにしました。

私は鳥好き(野鳥好き)ですが、
鳥類の専門家というわけではありません。
このため、
今回の私の経験が特殊なのか、
一般的なのかは判断がつきません。

それでも、
「鳥好き」もしくは「ハトにお困りの方」が
この雑記を読んで楽しんでいただけたら幸いです。
もちろん、
まだハトに困ったことのない一般の方」も
明日は我が身と笑いながら読んでいただけたら幸いです。

なお、
「本雑記の感想」や
「独自のハトエピソード」をお持ちの方は、
コメント欄へお願いいたします。
楽しみにお待ちしております。

追伸、本雑記のタイトルは、
以下の2作品のオマージュです。


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お疲れカツカレー チップをいただけるような素敵な雑記が書けたらなぁ~(遠い目)。