スクールカウンセラーとして、ひとりの人間として話した別れの挨拶
もう何年も前ですが、勤務していた中学校の離任式で、挨拶をしました。
以下は、その時の原稿です。
〜ここから〜
おはようございます。
スクールカウンセラーの幹夫です。
正直、「誰?」という人も多いと思います。
今年度は給食や授業見学で教室に行かなかったので、特に1年生にはほとんど知られていないかもしれません。
毎月「相談室だより」というものを出しています。
あらためまして、よろしくお願いします。
私は今まで小学校、中学校、高校と、30校くらい勤務してきましたが、こうやって離任式で挨拶するのは、実は初めてです。
本当はコッソリいなくなって、「そういえば最近見かけないなー」という去り方のほうが好きです。
しかし、さすがに15年間も勤めた◯◯中学校ではそういうわけにもいかないので、今日は挨拶しに来ました。
◯◯中学校の好きな所は、授業の前後、号令の挨拶の大きさです。
「気をつけ、礼、お願いします、ありがとうございました」というあの声ですね。
あの声が大きくて大好きです。
私は横浜の中学校出身なのですが、私自身も◯◯中のような学校に通いたかったです。
私には4歳の娘と2歳の息子がいるのですが、その子たちも◯◯中のような学校に通わせたいです。
それくらい、◯◯中はいい学校だと思います。
今も話を聞く姿勢が素晴らしいですね。
今日は最後なので、少しでもみなさんの印象に残り、ためになるような話をしたいと思います。
若干ひかれるかもしれませんが、私の中学、高校時代の話を聞いてください。
私は中1の頃は、学校が楽しかったです。
勉強もテニス部も一生懸命やっていて、それなりに結果を出していました。
でも、いじめる側でした。
自慢ばかりしていましたし、人をバカにすることもありました。
そんなこんなで、中2の後半からはいじめられました。
中3の6月から卒業までは、10ヶ月間、学校に行きませんでした。
中2、中3はいい思い出がありません。
高校は通信制に入り、毎日ヒマだったので、郵便配達のアルバイトをしていました。
高校を卒業したら、そのまま郵便配達の正職員になろうと思っていました。
しかし、当時顔を出していた、学校に行かない人のフリースペースで色々な人と話しているうちに、やっぱり自分の経験を生かして、学校に行かない人の力になろうと思いました。
もともと心理学に興味があったこともあり、カウンセラーを目指して、大学を受験しました。
そしてカウンセラーになり、現在に至ります。
けっこう大変だったので、あんまりマネしないでくださいね。
つまり何が言いたいのかというと、みなさんには、いじめることも、いじめられることもなく、楽しく学校生活を送ってほしいのです。
そして、何かあったら相談してください。
別にカウンセラーじゃなくてもいいです。
まずは友達、そして家族、学校の先生も頼りになります。
私はたまに、みなさんのお家の人や、先生たちからも相談を受けることがあります。
「うちの子はこんな様子で…」「うちのクラスにはこんな生徒がいて…」といった感じで。
みなさんが思っている以上に、お家の人や先生たちは、みなさんのことを気にかけています。
だからみなさんは何かあった時に、「家の人に心配かけたくない」「先生に迷惑かけたくない」と思うかもしれませんが、ぜひ話してみてください。
なんだかんだ言って、お家の人も先生たちも、みなさんのために色々としたいのです。
最後にスクールカウンセラーの宣伝ですが、4月以降もまた新しいスクールカウンセラーが来ます。
おそらく私よりも話しやすいと思うので、もし気が向いたら話しに行ってみてください。
以上で私の話を終わります。
今までありがとうございました。
