勉強ぎらいの子に効く、「好き」と「少し」の魔法
子どもの勉強についてのQ&Aです。
Q.勉強の態度と姿勢が気になります。
A.「勉強になかなか取り組まない」「勉強をする時の姿勢が悪い」ということでしょうか?
その子は勉強が嫌いか、苦手なのかもしれませんね。
もしそうであれば、①「好きなことと組み合わせる」、②「少しだけ取り組んで、すぐに休憩する」の2つの方法が有効です。
①は「拮抗条件づけ」といって、「嫌いな刺激に好きな刺激を組み合わせると、嫌いな刺激が弱まる」という理論が背景にあります。
たとえば「勉強は嫌いだけど、ゲームや動画は好き」という子がいるとします。
その子の場合、「勉強にゲーム性を持たせる」「学習系の動画を見る」「九九や都道府県名を言う姿を動画に撮る」などが有効です。
ゲーム性を持たせるためには、「このプリントを5分以内にクリアできるか」とタイムトライアルにしたり、宿題をやった日のカレンダーや手帳にシールを貼り、10枚たまったら好きなお菓子を買いに行ったりします。
「勉強はロールプレイングゲームと同じで、経験値を積んでレベルアップすると、より強い自分になれるよ」という感覚を子どもに持たせます。
そういう意味では、算数検定や漢字検定もオススメです。
小1レベルからあり、検定用の学習ソフトもあります。
学習系の動画は、今は色々あります。
マンガが好きな子には、ドラえもんやちびまる子ちゃんなどの、学習マンガもオススメですね。
子どもが九九や都道府県名を言うなど、アウトプットする姿を動画に撮るのもおもしろいです。
動画に撮ることで、子どもも真剣味が増しますし、アウトプットすることで学習が定着します。
②はスモールステップの原則です。
大人も含めて、人間は0から100までやる場合、0から1が一番大変です。
車も走り始めが最もエネルギーを必要とし、いったん走り始めてしまえば、1から100のほうがよっぽど楽です。
そのためには、いきなり100までやろうとしないこと。
「まず1だけやって休憩しよう」とし、プリントの1問だけ、5分だけ行い、本当に休憩します。
そうすると、人間は中途半端が嫌いなので、2以降もやりたくなります。
人間のやる気は、物事を始める前は出てきません。
物事をやり始めてから出てきます。
そのためにも、この「まず少しだけ取り組んでみる」という方法が有効です。
姿勢については、直さないほうが良いです。
学校の先生や保護者の多くは「背筋を伸ばして勉強させなければ」と思っているかもしれませんが、これは間違っています。
もちろん背筋を伸ばして勉強させたほうが集中力が増して、その姿勢を維持できるのであれば、背筋を伸ばすのも良いです。
しかし、もし発達特性があり、背筋を伸ばしても、またすぐに姿勢が崩れてしまう場合、体幹が弱い可能性があります。
その場合、背筋を伸ばそうとすると、そのことだけに集中してしまい、勉強が頭に入らなくなります。
突っ伏しているほうが話を聞きやすい、ノートに書きやすいという子もいます。
そういう子には無理に背筋を伸ばすことはやめ、正しい姿勢よりも話を聞く、ノートに書くことを優先させます。
体幹は成長と共に強くなることが多いです。
また、トランポリンや、好きな運動などで鍛えることもできます。
そうするとおのずと姿勢が良くなることが多いです。
もしよろしければ、参考にしてください。
