【頑張るのをやめた私の話】第2話:バツ2で17歳年上の夫とはじめて話した日の衝撃
※この話はバツ2の方や年上の方を悪くいうものではありません
主人とはじめて話した日、やがてこの人と結婚するなんて、微塵も思っていませんでした。
当時の私は、仕事に追われながらも「ちゃんとした人生」をどこかで求めていました。安定、誠実さ、常識的な選択。そういうものを大事にしてきたつもりでした。
だからこそ、初対面でいきなり「僕ね、バツ2なんよー」と笑う17歳年上の男性が、未来の夫になるなんて想像もしなかったのです。
この記事では、強烈すぎた出会いの日のエピソードと、そこから見えてきた人の本質 について綴ります。読んだあと、少しだけ「縁」というものが愛おしくなるかもしれません。
まさかの第一声はバツ2宣言
ある日、知り合いから
「喋りながらご飯でも行こう。」
と誘われました。
待ち合わせ場所に向かう途中、
「事故で遅れそう。ヒデさんて人も行ってるから一緒に待ってて」
と連絡が。
私は初対面の人が苦手 です。できれば避けたかった。
恐る恐る「こんにちは」と声をかけると、彼はまるで天気の話のように言いました。
「僕ね、バツ2❗️バツ2なんよー‼️。2週間前に帰ったら奥さんいなくなっててさー。荷物も何もなくなっててさー。もうビックリでしょー❗️」
なんか、テンションが高すぎる。
心の中で
「そのテンションにビックリだよ❗️」
と全力でツッコミを入れながらも、彼は外国人の奥さんとの馴れ初めから
面白おかしく語り続けました。
気づけば3時間、私はひたすらウンウンと相槌をうっていました。
なぜ帰らなかったのか。
それは、笑いながら話すその奥に、どうしようもない寂しさが見えたからです。
間違っても
「それって、騙されたんじゃないですか?」
とは言えませんでした。
カラオケで見た人間味
知り合いも合流し、ご飯を食べ、流れでカラオケへ。
お酒が入った彼は、ネクタイを頭に巻いて何曲も熱唱。普段は歌わないらしいのに、全力です。
「頭にネクタイを巻く人って、本当にいるんだ。」
と妙に感心している自分がいました。
そして事件は終盤に起こります。
いつも、みんなから「モアイ」「トナカイ」「ポット」と
鼻が大きいことをネタにされてきたらしい彼が、
突然マイクで叫びました。
「俺だって、好きで鼻がデカくなったんじゃねーよ!!!!!」
そして号泣。
笑ってはいけない場面なのに、もうおかしくてしょうがなくて
私は必死で笑いをこらえていました。
でも同時に思ったのです。
「この人、傷ついてきたんだな。」
田舎で2度の離婚。噂も視線もあったはずです。
それでもあんなふうに笑いに変えて話せる強さ。
一人になったら、背中を丸めているだろう姿が浮かんできて、
何とも言えない気持ちになりました。
強さとは弱さを隠さないこと
あの日の主人の姿は、かっこよくはありませんでした。
破天荒で、不器用で、面倒くさくて。
でも、今振り返ると、あのとき誠実さ が見えていました。
自分の失敗を隠さないこと。 格好つけないこと。 傷ついた過去を笑いにできること。
多くの人は、弱さを隠してから関係を築こうとします。
でも彼は、最初から全部さらけ出していました。
「この人は嘘をつかない人だ。」
そう、思いました。
今だからわかる、あの日の意味
今、主人にあの日の話をすると、
「そんなことあったかなあ。」
と笑います。
「この田舎で3回も結婚できるなんて、ある意味芸能人並みだよね。」
と冗談を言いながら、毎朝
「男前〜♪」
と鼻歌を歌いながら髭を剃っています。
男前かどうかはさておき、確実に言えるのは、
一緒にいて安心する人 だということ。
先日、高校生の娘が言いました。
「お父さんて、ホントいい男だと思うよ。」
顔じゃなくてね、と笑いながら。
その言葉を聞いたとき、
あの日カラオケで泣いていた彼の姿がふと重なりました。
あの強烈な第一印象が、こんな穏やかな日常につながるなんて。
人生って、本当に不思議です。
まとめ
出会いは、条件や肩書きでは測れません。
バツ2で17歳年上。普通なら選ばない条件がそろっていました。
でも、あの日見えたのは、失敗も弱さも含めて生きている一人の人間でした。
完璧な人より、不器用でも正直な人。
縁は絶妙なタイミングでやってきました。
結婚してからも色々あったけど、
お互いに補い合ってこれたかな。
感謝しています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
主人にも許可をいただいて掲載いたしました。名前は仮名です。
この話はシリーズで書いています。
頑張りすぎてきた私の人生を少しずつ振り返っています。
よければフォローして続きを読んでいただけたら嬉しいです。
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