写真がぐっとおしゃれに見える。「フレーム構図」の楽しみ方
写真を撮るとき、「構図」について考えたことはありますか?
もちろん、写真は構図がすべてではありません。心の動くままにシャッターを切った一枚には、その時にしか撮れない良さが宿るからです。
でも「どう切り取ろう?」と迷ったとき、構図は心強い味方になってくれます。構図のパターンを知っておくことで、自分が好きな1枚を撮影しやすくなることもあると思います。
今回は、構図の中でも、写真の中にそっと物語を閉じ込める「フレーム構図」という魔法についてお話しします。
「フレーム構図」ってなに?

フレーム構図とは、メインの被写体を“額縁の中に入れるように”見せる撮り方のことです。
たとえば、窓越しに見る景色が、いつもより少し特別に感じたことはありませんか?
被写体のまわりに枠(フレーム)を添えることで、視線が自然と主役へと導かれ、その一枚の中に「外の世界」と「内の世界」という奥行きが生まれます。それはまるで、大切な記憶を丁寧に額装して、宝箱にしまうような感覚に近いかもしれません。
ただきれいに撮るだけではなく、「その場の空気」まで写し取りたいときに、とてもおすすめの構図です。
フレーム構図を取り入れるコツ

"フレーム構図" と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、実は身近なものを使って気軽に取り入れられます。
その中でもスナップや日常の写真の中でも、意識するだけでフレーム構図が使える被写体をご紹介します。
1.窓枠や扉を入れてみる





窓や扉は、フレーム構図の定番です。
しっかり四角く囲われていなくても大丈夫。画面の一部に窓枠や扉を入れるだけで大丈夫です。
まるで一緒にその景色をのぞいているかのような、臨場感や物語性が生まれます。いつもの風景が少し特別に見えてくるのもこの構図の楽しいところです。
2.草木を入れてみる



身近な草花や木の枝葉も、やわらかいフレームになってくれます。
とくに桜のように、ふんわり囲むような形をつくりやすい植物はとても使いやすいです。
自然のフレームは、かっちりしすぎず、やさしい空気感を写真にのせてくれるのが魅力です。
前ボケを利用してみる

もっと手軽にフレームっぽさを出したいときは、前ボケを使うのもおすすめです。手前にあるものを少しぼかして入れるだけで、ふわっと被写体を囲むような見え方になります。
前ボケは、カメラの撮影モードを "絞り優先モード" にして、f値を最小に。あとはレンズギリギリの位置に植物やお花ど前ボケにしたい被写体を入れて撮影するだけ。広角レンズよりも、望遠レンズの方が綺麗な前ボケを作ることができます。
これだけでぐっと奥行きが生まれて、写真がやわらかく印象的になります。
景色だけじゃなく、“自分がいる場所”も入れてみる




フレーム構図の面白さは、ただ景色を切り取るだけではなく、「自分が今どこにいるのか」まで写せるところにもあります。
たとえば、ただ朝焼けを撮るのではなく、窓辺や部屋の中の一部を一緒に入れてみる。そうすると、外に広がる朝の光だけでなく、その景色を見ていた自分の視点や、さっきまで過ごしていた部屋の空気感まで残せるようになります。
外と中、その両方が一枚の中に入ることで、ただの風景写真ではなく、“その日の記憶”のような写真になるのが面白いところ!
フレーム構図は、そんなふうに写真にそっと物語を足してくれる撮り方なんだと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
フレーム構図は、ちょっと意識するだけで写真にストーリー性を持たせやすい、とても楽しい構図です。
また、「何を主役にしたいか」「その場の空気をどう残したいか」を考えるようになると、こういった構図を自然に用いることができて、写真の表現の幅がぐっと広がるような気がします。
景色だけを撮るのではなく、その景色を見ている“自分の世界”も一緒に切り取ってみる。そんな気持ちで、ぜひフレーム構図を楽しんでみてください。
最後に
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本記事はcamell WEBマガジンの記事をリライトして掲載しています。
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