“イメージ”じゃ通じない!? 英語発音を邪魔するカタカナ英語の罠
「えっ、その単語、そんなふうに発音するの…!?」
私は最近、毎日のようにそう驚いています。
というのも、昨年末から英語発音の矯正アプリで本格的に発音の特訓をしているのです。
私はこれまで20年以上、通訳者として日本語・ドイツ語・英語の3言語で、ドイツと日本のビジネス最先端の現場のコミュニケーションをサポートしてきました。
20年前は、ドイツ語と日本語の通訳がメインでしたが、ここ10年ほどは英語と日本語の通訳の比率が急上昇。
より正確で伝わる英語を使えるように、今も日々学び続けています。
通訳者がいま、発音アプリで特訓している理由
ドイツ語には、私の大好きな格言があります。
「Man lernt nie aus(人は決して学び終えることはない)」
よく「言葉は生きている」、と言われますよね。
常に変化を続ける言葉に関わる仕事だからこそ、学びも発見も一生続いていくものなのだと実感しています。
綴りと発音がケンカしている英語
英語に触れれば触れるほど感じるのは、スペル(綴り)と発音が、驚くほど一致しないということ。
たとえば、“villages”(村の複数形)。
「ビレッジズ」と読みたくなるこの単語、実際の発音は**「ヴィリジズ」**の方が近いんです。
英語はもともと、ゲルマン語、ラテン語、フランス語など複数の言語の影響を受けた混成語族の言語。
その結果、スペルと発音の間に一貫したルールがなく、言語学では“正書法の深さ”(orthographic depth)が深い言語と分類されています。
簡単に言えば、書いてある通りに読めない、それが英語のクセなのです。
「親切なはずのカタカナ」が英語耳をダメにする
日本では、英単語や外来語をカタカナで表記するのが一般的です。
このカタカナ表記は、英語やその他の言語に慣れていない人には親しみやすく、とっつきやすいものですよね。
でも実はこのカタカナ表記こそが、日本人の英語発音をこじらせる最大の要因になっています。
なぜなら、カタカナは日本語の音であって、英語の音とは全く別物。
一度「ビレッジズ」や「イメージ」といった表記で覚えてしまうと、本来の音が脳に届かなくなるのです。
これは言語習得において「化石化(fossilization)」と呼ばれます。
間違った言い方や理解が定着してしまい、それが修正されずに残ってしまう現象です。
つまり、「カタカナで覚える=発音が化石化する危険あり」なんです。
私は20年前まで「イメージ」にだまされていた
特に、私が今でも根に持っている単語があります。
それが image(イメージ)。
20年前、私はこの単語の「真の発音」に気づいてしまいました。
ネイティブスピーカーが使う「image」は、どう聞いても「イメージ」ではない。
何度聞いても、**「イミッジ」**の方が圧倒的に近い。
このときの衝撃は、今でも忘れられません。
頭の中で「イメージ」という音が強固に定着していたせいで、英語の本物の音がまったく聞き取れなかったのです。
誰かが最初にこの単語に「イメージ」というカタカナ表記をつけたのでしょうが、もしその人に会えるなら、私は静かにこう言いたいのです。
「お願いだから、“イミッジ”って書いてほしかった…」
カタカナ英語の呪縛を解く3つのヒント
でも、あきらめる必要はありません。
カタカナ英語から脱却するために、今からできるシンプルなアプローチがあります。
1.ネイティブ音声を“耳コピー”する
アプリや動画で、本物の発音を何度も繰り返し聞きましょう。
シャドーイング※も効果的です。
「シャドーイング」とは、ネイティブの音声を聞いた直後に、少し遅れて“影のように”まねして発話するトレーニング法です。
耳と口を同時に鍛えられるので、通訳の訓練にもよく使われています。
2.発音記号(IPA)に少し慣れる
発音記号と言っても、全部を覚える必要はありません。
「ʒ」「æ」「ɪ」など、日本語にない音の存在を知るだけでも視野が広がります。
3.カタカナを“卒業”する覚悟を持つ
カタカナを頼りたくなる気持ちは分かります。
でも、一度手放す勇気が、真の英語力への第一歩です。
おすすめアプリ:私も実践中の“英語耳”トレーニング
私自身が、現在愛用している英語発音トレーニングアプリがあります。
その名も、BoldVoice(ボールドヴォイス)。
ハリウッド俳優に発音指導しているプロのコーチがレッスン動画を提供していて、
まるでプライベートレッスンのような感覚で学べるのが特長です。
毎日3分でも続ければ、耳も口もどんどん変わっていきます。
ご興味のある方は、ぜひ以下のリンクから試してみてください。
→ https://start.boldvoice.com/7IPY4E?d=R10&z=1
ちなみに、このリンクから登録していただくと、私にも10ドルのご褒美が入ります(笑)
「応援の気持ち」で使っていただけたら、とても嬉しいです。
英語の“音”を聞き直すことから、すべてが始まる
カタカナ英語に慣れすぎると、英語の「本当の音」が聞こえなくなります。
でも、それに気づいた瞬間から、新しい耳を育てるチャンスが始まります。
“イメージ”じゃ通じない――その違和感こそが、学びの入口。
一緒に“英語耳”を育てていきましょう。
Man lernt nie aus(人は決して学び終えることはない)
あなたの学びの旅も、ここからまた一歩、進んでいきますように。
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