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hiromimimi0411
梅雨寒の朝に、生姜紅茶を淹れて
今日も、雨。
カーテンを開けると、部屋のなかにひんやりとした空気が流れ込んできた。
「梅雨寒」という言葉が、ふと頭をよぎる。
こんな感覚、なんだか久しぶりかもしれない。
ここ最近は、いつ梅雨に入ったのかも分からないくらいで、気がつけばすっかり夏のような暑さが続いていたから。
身体が、あの独特な季節の感覚を思い出す。
そうそう、これが梅雨寒だ。
寒いような、だけど少し暖かくすると、今度はじっとり蒸してくるような、あの曖昧な空気。
薄い布団のままだと、夜中にちょっと肌寒いかな。
かといって、長袖を着て動いたら暑くなるかしら。
そんな風にあれこれ迷ってしまうけれど、こうして身体の感覚で季節の移り変わりを味わうのも、なんだか良いものだなと思う。
そんなことを思い巡らせながら、大好きな紅茶を淹れる。
すりおろした生姜をたっぷりと、それから蜂蜜をひとさじ。
湯気と一緒に立ち上る香りを楽しみながら、ゆっくりと口に含む。
じんわりとお腹の底から身体が温まっていくのが心地いい。
温かいマグカップを両手で包み込み、雨粒に濡れる景色を眺めていると、ふっとこれからの愉しみが浮かんできた。
今年は、あの幻想的な蛍の光を見られるだろうか。
もう少し落ち着いたら、きれいに咲く紫陽花でも見に出かけようか、と。
静かな部屋のなか、雨が地面を叩く音に耳を澄ませて。
今日も傘をさしての出勤か……。
でも、今度は傘にあたる雨の音を聴きながら、この季節を楽しもうと思う。
