「塩がない!」ナワリヌイ風サラダと自由の味
今、アレクセイ・ナワリヌイの自伝を読んでいます。

獄中日記の章に突入。読者は結末を知っているので、読むのが辛い。寒くて、理不尽で、裁判が茶番すぎて、自由がなくて、監視されていて。その中に、時おりふっと現れる、ナワリヌイの人間らしさが泣き笑いを誘います。
たとえば、トマトときゅうりのサラダを作っていて、「塩がない!塩がないのに、どうやってサラダを食えと!!」と怒るナワリヌイ。そして「そうだ!コンソメキューブを砕いて塩の代わりにすれば良いのだ!」と嬉しそうなナワリヌイ。もう可愛すぎて、今日のおかずは「ナワリヌイ風サラダ」に決定!!と思った私、不謹慎ですか?「いや、むしろ正しい読者のあり方だ!」と誰か言ってください😭
ちなみに、彼の独房には冷蔵庫があり、一定のルールに従って食料の注文もできるしくみになっているらしいです。でもそこはロシア、注文してもなかなか来ないのが日常。忘れられたんだな…と思って再注文したら三週間後に突然一気に届く。獄中ライフにも「ロシアあるある」が生きてるのが、切なくも笑えます。
さらに、こんなエピソードも。
「普段ジュースは全然飲まないけど、今日はなんとなくジュースを飲みたい気分だった。ブルーベリーとクランベリーと迷ってクランベリーを注文した」ナワリヌイのもとに、なんと彼妻のユリアからクランベリージュースが届くのです。泣ける。テレパシーじゃん…
そんなわけで、本日の献立は以下の通り:
🕊 ナワリヌイ風献立 🕊
トマトときゅうりのサラダ
オイル+砕いたコンソメ粉末ドレッシングで“塩のない怒り”に共感。
クランベリージュース
ユリアとの心の通信に敬意を込めて。自由の味は、少し酸っぱい。
玉ねぎピクルス
ナワリヌイいわく「玉ねぎは実験できるほど大量にある」。
冷たくて鋭くて、でも最後に甘さが来る。彼自身みたいな味。
なんかタンパク質が足りないわねえ。ナワリヌイは獄中にあってもタバタ式をやったりフィットネス頑張っていた。鶏料理でも足すか。
そういえば、こんな場面もありあました。
「茶番のような裁判から戻ってきたら、夕飯に間に合わなかった。残り物のチキンでも食うかと思ったが、そのチキンは今日の裁判と同じくらい腐っていたからやっぱりサラダ作る」
あの日のナワリヌイに食べてもらいたかったやつ作るぞ。鶏肉を玉ねぎと炒めてチキンブロスで煮て、最後にロシアの家庭料理っぽくサワークリームとマスタード入れる。
今日の晩ごはんは、ナワリヌイに捧げる自由の食卓。
いただきます。
