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最初のカナダ留学:なんでニューブランズウィック?

最初の留学先はカナダ東海岸のニューブランズウィック大学でした。それにしても、なんであんな僻地へ?とよく聞かれたものです。下手したらカナダ人ですら「ニューブランズウィック州」なんて州があったことすら忘れてます、オンタリオの人は特に。日本にもありますよね、そういえばそんな名前の県があったなあ?という存在感の薄い県が。

なぜバンクーバーでもなくトロントでもなく、ニューブランズウィック州フレデリクトンの大学に行こうと思ったか。それは「赤毛のアン」の舞台、プリンスエドワード島の近くだったからです。小学生の頃から村岡花子訳「赤毛のアン」を百万回読み返した大ファンとしては、いつか小説の舞台に行ってみたいと思っていたのです。

ニューブランズウィックといえば、赤毛のアンの宿敵(のちに夫)ギルバートの親戚が住んでいたところ。(そんな細かいとこまで覚えていたんですねえ、あの頃の自分)ギルバートがアンに出会う前に住んでいたところに行ってみたい!

…という昭和アンノン族的な動機は置いといて、留学生選考の面接では「ニューブランズウィックは州政府レベルでバイリンガル政策を取っているカナダで唯一の州であり、ユニークな多言語社会の運営にたいへん興味がある」と実にもっともらしい演説をして選考に通ったのです。

ただし、ニューブランズウィック州はアルバータ州とケベック州の間にできたラブチャイルドである、というCBC的ジョークが理解できるようになるのは、その後何年もたってからの話。


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