その後のインノウ
4日前に、父96歳の陰嚢が破れた話を書いた。
記事の出だしはスプラッターだが、最終的には絆創膏を貼っただけ、というオチなので安心してほしい。
さて、その後日談である。
今日は元々予約していた定期通院で、件の泌尿器科へ行った。
陰嚢の経過観察もしてもらい、先生からは血も止まっているし、感染の様子もなく問題ないと言っていただいた。
ただ、父は絆創膏を貼りたくないと言う。はがすときに痛いからだ。
自分でティッシュを当てているが、まだ薄っすらと血がにじむ。
先生は、絆創膏は貼らなくてもいい、血が滲むのが嫌だったら、ナプキンを当てるとかでもいい、と仰った。
ナプキン?!
帰宅後。
幸い、ちょうどいい感じの薄型生理用ナプキンの在庫があった。
私は父に、初潮を迎えた娘に説明するように、ナプキンの使い方を説明した。
パンツ側に貼るんだよ。
ティッシュより肌にやさしいからね。
父はいたく感激した。
こんないいものが世の中にあるなんて、と。
父96歳、生理用ナプキンに開眼する。
昔、筒井康隆のエッセイに似た話があった。
痔の出血だったか?の対策で生理用ナプキンを使ってみた、という話だった。
かなり昔の話で、今のように全面両面テープはなかっただろうし、男性のパンツの中ではナプキンが動いてしまっておさまりが悪かったらしい。
こんなものが、うっかり外出先でズボンの裾から落ちてしまったら……しかもそこに少量の血がついていたら……
という話であったと記憶している。
なんていう記事を書いたのは、今こちらを読んでいる影響もあるかもしれない。
恥についての、バリアがはがれていく感触を味わっている。

トップ画像は、綾織りのナプキン
#なんのはナプキンですか
