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お前を消さない方法

デスクトップマスコットと言えば女の子のアバターがウインドウの上で寝そべったりするあれ、という認識になってしまっているのかもしれません。しかし私見では起源はもっと古く、ホビーコンピューターの歴史の随伴者という印象です。

Neko.comをMac移植したのは後藤寿庵先生なにしてはるんですか

まだブラウン管モニタが机の上にどっしり居座っていた時代、なんと1980年代、真っ黒い画面でカーソル(マウスカーソルじゃないよ)を追いかける猫「Neko」を初めて見たときの軽い驚き。今やPC98エミュレータとしてのほうが有名な気がしますが、Nekoはもともとは単調なDOS画面に、小さな命を宿す「デスクトップヴィジェット」だったのです。その後Macに移植されたり様々な亜種が生まれたりなどします。そもそもあれ日本発祥だったんですねぇ。

スクリーンセーバーとはブラウン管が焼き付かないように画面を更新し続けるという名目のデモソフト

GUIの時代になる直前、スクリーンセーバー「After Dark」の「Flying Toasters」が職場のPCを飛び回り、90年代になるとスクリーンセーバーは大層流行って手軽な「キャラグッズ」として様々な会社から発売され、誰のマシンか一目でわかる個性の演出になりました。PCでのゲームがどれだけ一般的でなかったかもよくわかりますね。同人ソフトでもいっぱいありました。私のデスクトップはマルチがいつもモップ掛けしておりました。

同じ頃、街にはたまごっちを首からぶら下げた子どもたちがあふれ、デジタルに「愛着を持つ」感覚が世代を超えて広がっていったのです。無印プレイステーションの「どこでもいっしょ」のポケピたちに言葉を教え、たまごっちのようなポケットステーションの液晶ポケピに未来を感じていたわけです。もうパソコン関係ないですかそうですか。

何について調べますか?お前を消す方法

関係ありそうな話をするならWindowsのオフィスのイルカ「カイル」の話は外せません。お前を消す方法で有名なあれ、日本だけがイルカだったらしいですね。海外だとクリッピーというゼムクリップに目玉のついたキャラだったとか。検索すると出てきますがカイルのほうがずっとましに見えます。あれらもまさにデスクトップマスコットの系譜と言えるでしょう。

2000年代にはペルs…「伺か」が登場し、画面の中でキャラクターとおしゃべりできるようになりました。いやおしゃべりしていたのはうにゅうか。人工無脳の文化ともここで接続され、ユーザー自身がキャラクターを作ったり会話を仕込んだりする文化は、2chなりニコニコなり、同人ソフトの熱気そのままにインターネット黎明期を彩っていました。

OSからブラウザへ、そして配信へ

アプリケーションだけでなく、インターネットブラウザの中でもマスコットたちは隆盛を極めます。まだ貧弱なJavascriptでなくFlashで、「ハーボット」のようなホームページ用パーツや、「リヴリーアイランド」のリヴリーたちはゲームのような、そうでないような、まさに癒やしのためのマスコットでした。

やがて日本では「アニメ調マスコット」が、海外では「Shimeji」の小人たちが画面を這い回り、デスクトップはすっかり遊び場になりました。振り返れば、デスクトップマスコットはいつの時代も「PCにちょっとした余白を与える存在」だったのかもしれません。

更に付け加えるとすればVtuber。これも私の解釈ではマスコットの一環、その一翼を担う文化と捉えられます。ついにマスコットたちが自我を持ち、ゲームをやってみせて歌い踊る、自律性を持つようになったのです。と考えると妙に納得できるとは思いませんか。

急募:お前を消さない方法

そして昨年今年。3Dグラフィックや音声付きで復活した「Desktop Mate」は、Steamでちょっとした驚きを持って迎えられた、基本ソフト自体は無料のプラットフォームです。初音ミクやずんだもんといった公式キャラクターが動き回り、AIとの統合で秘書のように振る舞う未来も見えてきました。MOD文化と迎合しなかったことで分化を余儀なくされましたが、Nekoを知る身としては、技術の進歩にただただ目を細めるばかりです。

せっかくなので私も作ってみようと思っています。なぜってBongo Catが可愛かったから。近い内に公開できるといいなぁ。気づけば私はマスコットに強い思い入れがあるように思います。デスクトップの片隅に小さな相棒がいる光景。これは私にとって、ノスタルジーと最新技術をつなぐ文化の足跡なのです。

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