ページを越えてビー玉が転がる!「ビー玉コロコロ絵本」をつくってみよう
[つくる楽しさ、遊ぶ楽しさをダンボール工作で]をコンセプトにダンボール工作をしております。皆さんが工作を楽しんでもらえるように、工作に必要な図面をダウンロードできるようにしています。

私の段ボール工作についての紹介は過去の記事も読んで頂けると幸いです。
現在、創作大賞2025が開催されています。
私は創作大賞に2022年から2024年まで3年連続で応募し、3年とも中間選考には残ったものの、入賞には至りませんでした。今年も段ボール工作で入賞を目指し、今年は「ビー玉コロコロ絵本」で挑戦します。書籍化を目指すこのコンテストで入賞を果たし、この作品を世に出したいと強く思っています。
昨年までは段ボール工作の作り方に関する記事を応募作品としてエントリーしていました。今回は「ビー玉コロコロ絵本」という作品そのものの魅力を伝え、この工作品自体が本として形になることを目標としています。
単なる作り方の紹介にとどまらず、作品自体の価値を発信し、書籍化を目指します。
もちろん、この記事では作り方を解説しており、図面もダウンロードできるようにしてあります。夏休みなどで工作を楽しんで頂けると幸いです。
「ビー玉コロコロ絵本」とは、段ボール工作の「ビー玉コースター」をご存知の方なら、きっと想像しやすいかもしれません。
あの立体的なジェットコースターのようなコースをビー玉が駆け抜ける楽しさを、手軽に持ち運べる絵本に閉じ込めたのが、この作品です。
いつでもどこでもビー玉転がしを楽しめる本を作りたい。
そんな想いから生まれました。さらに、本ならではの仕掛けとして、ビー玉がページを飛び越えて進むというものにしました。
全てのページを進み、ゴールしたその先には…?
全ページの詳細は、下の動画、この記事の最後をご覧ください。


今回の工作は自由度が高く、あなただけのオリジナルの「ビー玉コロコロ絵本」を作ることができます!
私が作ったものは、スタートからゴールまでのシンプルな一本道ですが、迷路のように複雑にしたり、ページを行ったり来たりするルートにしたりと、様々なアレンジが可能です。
ぜひ、世界に一つだけの「ビー玉コロコロ絵本」作りに挑戦してみてください。
もし、私と同じものを作ってみたいという方は、このページから図面をダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
工作に必要な材料や道具については、過去の記事で詳しくご紹介しています。
このページの一番下にリンクを貼っておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、早速始めてみましょう。
1.必要な材料
必要な材料は下記のとおりです。
・厚さ5mmのダンボール板、A3サイズ3枚
・色画用紙、A4サイズ5枚
・ボンド
・貼ってはがせるスプレーのり
・クラフト用紙(色画用紙でも可)
2.図面のダウンロードと印刷
まずは図面の用意です。下の図面をダウンロードしてください。
図面はPDFデータで、A3サイズが3枚となっています。



図面は下記のボタンをクリックしてダウンロードしてください。
(A3サイズ3枚の図面がPDFデータでダウンロードできます)
図面をダウンロードしたら、A3サイズの普通紙に印刷してください。
もしA3サイズのプリンターをお持ちでない場合は、A4サイズで印刷したものをコンビニエンスストアなどで拡大コピーするか、ネットプリントサービスを利用してA3サイズで印刷しましょう。
ここで重要なポイントです。PDFファイルを印刷する際は、必ず「実際のサイズ」または「100%」の設定で印刷してください。「用紙に合わせる」などの設定で印刷すると、図面が縮小されてしまうことがあります。また、ウェブブラウザ上で表示されたものを直接印刷した場合も、正しい倍率で印刷されないことがあるようです。そのため、一度データをダウンロードし、Adobe Acrobat ReaderなどのPDF閲覧ソフトから印刷することをおすすめします。
印刷後、図面が正しい倍率で印刷されているかを確認するために、図面下部に記載されているスケールを定規で測ってみてください。
3.図面を段ボールに仮貼りする
図面を段ボールに仮貼りする際は、貼ってはがせるスプレーのり(弱粘着のスプレーのり)を使用します。
段ボールには目の向きがありますので、図面に描かれている矢印と段ボールの目の向きを必ず合わせて仮貼りしてください。
図面を利用することで、段ボールに直接切り出し線を書き込む手間を省くことができます


パーツに貼られている図面は、弱粘着性ののりでついているため、組み立て前に簡単に剥がすことができます。
4.パーツのカットと材料の準備
4.1 段ボールは、カット線に沿ってカッターでカットし切り抜きます。カットする際は、金属製の定規をカット線にしっかりと当てて、カッターの刃が定規を乗り越えて手を怪我しないように十分注意してください。
ここで重要なのは、段ボールをカットする際にカッターの刃を垂直に入れ、断面が斜めにならないようにすることです。

4.2 A3サイズの図面を貼り付けた段ボールを、図面の線に沿って丁寧にカットしていきます。カットが完了したパーツは、下の写真のようになります。2ページ目以降のページ左右の分かれ目(中央部分)は、まだ切り離さないでください。



4.3 図面1枚目の右側は、色画用紙を準備するための型紙として使用します。色画用紙5枚を、この図面と同じ大きさにカットして用意してください。色はお好みのものをご用意ください。

また、この色画用紙と同じ大きさの段ボールを1枚用意しておく。

4.4 幅2cm、長さ23.7cmでカットしたクラフト用紙(色画用紙でも可)を2枚用意する。

4.5 定規を当てながら折れ目を付けて幅2cmを半分に折る。

同様にして2枚目も折っておく。

以上で全てのパーツの準備ができました。
5.組立て
ここからは、いよいよ組み立て作業に入ります。
この解説では接着に木工用ボンドを使用していますが、色画用紙を貼り付ける際には、スプレーのりやスティックのりを使用しても問題ありません。
特にスプレーのりは、乾燥後にシワになりにくいという利点があります。
5.1 4.3でカットしたパーツの裏側に色画用紙を貼る。段ボールの裏に接着剤をつけて貼ると良い。


5.2 他のページも同様に裏側に色画用紙を貼る。
今回は左右のページで違う色の色画用紙を用意したのでページの分かれ目に合わせて色画用紙を貼り分ける。


5.3 2ページ目と3ページ目を色画用紙を貼り分けた真ん中でカットして切り離す。

5.4 同様に4ページ目と5ページ目をカットして切り離す。

5.5 1ページ目の裏に接着剤を付けて2ページ目を裏側に貼る。



5.6 接着剤が乾いたら、2ページ目の方から中心の円の部分と左下の小さい円の部分の色画用紙をカットして穴をあける。この穴にビー玉が入りページを移動できるようになる。

5.7 同様にして、3ページ目目の裏に4ページ目を貼る。接着剤が乾いたら、中心の円の部分と左上の小さい円の部分の色画用紙をカットして穴をあける。

5.8 5ページ目は最終のページ。裏に色画用紙を貼って、中心に円形状に穴をあける。

5.9 色画用紙を貼った5ページ目のパーツを裏返し、中心の穴を隠すように色画用紙を貼る。(写真:赤い色画用紙)
つぎに接着剤を全面に塗り4.2で用意した段ボールを貼る。


5.10 最後にページをつなげていきます。4.5で用意したクラフト用紙をつかって2ページ目と3ページ目の間に貼ってつなぎます。

接着剤が乾いたら、ビー玉が通る部分のクラフト紙をカットする。

5.11 同様にして、4ページ目と5ページ目もつなぎ合わせ、ビー玉が通る部分のクラフト紙をカットする。


これですべてのページがつながりました。
最後に絵を描いたり、ステッカーと貼ったりして絵本を完成させましょう。これで完成です!
6.完成したものを見てみよう
完成した「ビー玉コロコロ絵本」を実際にビー玉を転がしながら見てみましょう。
6.1 1ページ目
このページはうずまきコースです。

真ん中にあるビー玉を取り出しコースへ置きビー玉を転がしていきます。

うずまきコースを終えると、右下の穴に入ります。

ページをめくると!

6.2 2、3ページ目
ページをめくるとビー玉は3ページ目にあり、つぎはギザギザコースが出現。

3ページ目から2ページ目にビー玉は転がっていく。

ギザギザコースのゴールは3ページ目の右上の穴。

ページをめくると!

6.3 4、5ページ目
ページをめくるとビー玉は5ページ目にあり、次はくねくねコースが出現。

ゴールは5ページ目の真ん中です。

そして、ゴールまで来て絵本を閉じると!
またスタート地点にビー玉はもどります。

今回の工作はいかがでしたでしょうか?
5ページという短いコースでしたが、ページ数を増やしたり、本のサイズを大きくしたりすれば、まるで迷路のような複雑なコースを作ることも可能です。
また、ページをランダムに進むようなコースにすることもできます。
ぜひ、夏休みの自由研究などで、世界に一つだけの「ビー玉コロコロ絵本」作りに挑戦してみてください。
7.過去記事もご参考に
過去の記事には、道具と材料についてまとめてあります。
参考にしてみてください。
7.1 ダンボール工作で使う道具について
7.2 ダンボール工作で使う材料について
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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