泣いて怒って落ち込んで、そして空回り。だけど、諦めなかった。
数年前、離島に住んでいた。
色々と期待に胸を膨らませていたが、現実は、私のぽやぽやお花畑脳を思いっきり破壊してくれた。
初めての一人暮らし。
縁もゆかりもない土地への引っ越し。
知り合いなんていない。
新しい仕事。
新しい人間関係。
経験したことがない近距離コミュニティ。
大阪とは全く違う気候。
独りなのに1人になれない感覚。
コロナ禍。
祖母の死。
もう、色々なことが重なりすぎて。
自ら望んでその土地へ旅立ったというのに、1年目の私は心身ともに悲惨なことになっていた。
泣き過ぎて嘔吐したことも一度や二度ではない。
私は泣き過ぎたら吐くんだということをここで初めて知った。
仕事もプライベートもなにもかも思い描いていた通りにならないし、とにかく辛い。
もう大阪に戻ろうかな。
ただ、元来の負けず嫌いがここで顔を出したのだ。
「おいおい。なに甘ったれてんだ?お前、自分の意思でここに来たんだろ?何もかも周りのせいにして尻尾巻いて逃げるのか?」
私の心に火がついた。
今でも思う。
このとき、逃げずに自分と向き合って良かったと。
自分次第で世界は変わるのだ。
島には丸3年間、住まわせてもらった。
3年も長くはない。
けれど、最後、島を出ようと思えた理由は1つ。
この島が好きだな、またこの島に戻って来たいなと心から思えたからだ。
現在、島を出て約3年。
島には一度も戻れていない。
だけど、会いたい人もいるし、味わいたい食べものもあるし、見たい景色や行きたい場所がある。
あの青い世界で過ごした3年間を思い返しながら、来年こそは島に戻りたいなと心から思う。
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