10年ぶりの再会。彼はミニマリストになり、私は無職になった。
前職を退職する前に送別会を開いてもらった。送別会には転職した同期たちも参加してくれた。同期の中には入社2年で退職したA君もいた。
入社した12年前、A君と私は全く違う性格をしていたのになぜか気が合った。A君は脱力系というか、仕事とプライベートを完全に分けるタイプだった。一方の私は熱血社員で仕事が全てだった。
今振り返ると当時の私は競争心の塊で同期や先輩たちより少しでも成果を出そうとしていた。(過去の自分とは絶対に友達になれないな…。)
ギラギラしていた私は会社の飲み会の度に終電を逃しA君の家でよく泊めてもらっていた。A君は入社2年目の終わりに退職することになった。仲は良かったものの会社が違えば疎遠になり、10年が経過した。
送別会終了後にA君からこんなLINEが来た。
「みかん君、今度東京遊びにおいでよ!」
人混みが嫌いな私は東京に行くのがめんどくさかったものの、無職のため「他の予定が…。」なんて断り方はできずA君の家に行くことに。
彼は「ゆるミニマリスト」になっていた。

彼の家は1Kの物件だったのだがソファーやテーブルなどすべて捨てたのだとか。ミニマリストになりたいという強い気持ちがあるわけでなく、独身ということもありよくよく考えれば「モノいらないよね」と考え今の生活になったそう。
私はミニマリストではないのだが資産形成をする中で支出をそぎ落とす習慣が身についていたので、A君のライフスタイルには共感できる部分もあった。
投資家とミニマリストには共通する感覚があるのだと思う。
「モノから本質的な幸福は得られない」
A君に私の近況を話していたらこんなことを言われた。
「令和夫婦かつ令和退職だね」

令和夫婦・令和退職
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