当時大学生の私が社長に物申した話
本を要約したYouTube動画、短くてわかりやすく面白いTiktok動画、Xで呟かれる表面的なノウハウ。普段生きているとそういった分かりやすいものがウケているなと思います。
大学生時代ライターとしてインターンをしていた会社では、就活関連の発信をしていましたが、
「この質問を聞かれらこうやって答えろ」「年収高い企業ランキング」
など表面的なアドバイスや皆の目に止まりやすい分かりやすい評価軸、ランキングの記事ばかり。そして結局そういう記事が読まれているから、またその記事を書くというループ。
「就活生にとって本当に必要なことは、そのような楽ですぐ実践できる手段やコツではなく、自分を理解して社会を理解して、その上で自分がどうしたいか何が必要かを自分で考えて、自分で人生やキャリアを築いていくという考え方ではないですか。」
「社長の掲げる就活で迷っている人を助けるという目的に対して、情報を提供するのはもちろん大事なことの1つではあると思いますが、すでにたくさんの情報がある今は目先の情報に踊らされるのではなく、自分にとって必要な情報を取捨選択できるようにならなければ、その目的には近づけないですよね。今後はそのような考え方や土台を伝える記事を書いていく必要があると思います。」
社長との面談時にそう伝えた私に、社長から告げられたのは
「あなたの言ってることは正しいけど、理想論だよね」
「現実では、結局皆分かりやすいものに飛びつくから、本質的なことは読まれないんだよ」
「ビジネスをやっていくにはお金になるかは避けては通れないから」
ということだった。
それを言われた当時の私は、確かに理想論かもしれないけど、それをやらなければ根本的な解決は一生できないじゃないか、社長の言っていることはただの言い訳だろと思っていました。
あれから社会人になった今、当時のことを振り返ると私はまだまだ未熟で、社長の言うことは一理あるなと思います。
自分の考えや要望を伝えるなら、それと合わせてそれがどう会社の売上につながるのかビジネス目線で施策、インパクト、懸念点含めて伝えるべきだったと思います。
とはいえ実際のところ、記事を見てもらうことでお金を得るビジネスをやっている以上、自分でしっかり判断軸を持たれてしまったら、彼らはたくさんの記事を見る必要が無くなります。ビジネスとしてはマイナスの影響を受けることになります。色んな情報に流されてくれた方が売上が上がるなんて皮肉ですね(本質)。
物事の本質というのはぱっと見分かりにくくて、即効性のあるものではなくて、自分の頭で考えないといけないことも多いです。また、本質を捉えようとしなければ、見えないものが多いです。
だから自分から求めないと必要とされない本質ではなく、結局誰でもすぐ分かる行動に移せる分かりやすい表面的なことが好まれるんでしょうね。
分かりやすいものがウケるとしても、自分の目的やゴールに近づくには本質に気づき、その上で情報収集なり勉強するなりが1番近道で、迷わず、効率的な気がします。教育を見ていても本当にそう思います。
まぁでも当時社長とこの話をしたことが、私が色々考えるきっかけになったので、感謝しています。さっきサイトを見たら、どんどん事業を成長させていたのですごいなと思いました(浅い)。なかなか難しい問題なので、これからも考えていきたいです。
