トウモロコシ)肥料は足りてる?入れすぎ?数字で見直す春の畑【家庭菜園はたけのきろく’25 4/24】
「入れた気がする」だけで不安になるのが、肥料設計の奥深さ。数字とにらめっこした週末の畑日記。
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スイートコーンの種をまいた。
今年は「育て方」ではなく「育ち方」に目を向けたいと思っていたのに——
草木灰を初めて肥料として使ったその夜、心に浮かんだのは「肥料、入れすぎたかも?」という疑念だった。
思いがけず深まっていく、成分計算と成長へのまなざし。
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3月23日、スイートコーンの種をまいた
畝に鍬を差し込み、深さ30cmの溝を掘る。
そこへ骨粉入り油かすと草木灰を。
溝施肥の形で埋め戻し、種をまいた。
これが、今シーズンのスイートコーン栽培のはじまりだった。
草木灰を肥料として使ったのは初めてだ。
そもそもこれは、ジャガイモのたねいもの切り口につけるために買ったものだった。防腐用の灰として。
けれど今、わたしは「植物の生理」というものを独学で学んでいる。
「育て方」ではなく「育ち方」に関心を向けたくなったからだ。
その中で知ったことがある。
実ができる作物には、カリウムが大事。
そしてカリウムといえば、「灰」じゃないか——と。
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肥料、入れすぎたかもしれない?
けれど、その夜。
持ち帰った草木灰の袋に印刷された成分表示を見て、血の気が引いた。
リン酸16%、カリウム20%。
10%以上の肥料成分なんて、今まで使ったことがない。
こんなに濃いものを、あんなにたくさん——入れちゃったぞ。
そして、もう種をまいちゃったぞ。
焦りを感じながら、改めて調べてみた。
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トウモロコシに必要な肥料量って?
タキイ種苗のサイトには、栽培マニュアルが掲載されている。そこにはこう書かれていた。
【トウモロコシ(スイートコーン)の施肥量】
元肥は目安として10㎡当たり成分量で、チッソ、リン酸、カリをそれぞれ150~200gを施用します。
今回わたしが種をまいた畝は、ざっくり2㎡ほど。
ということは、タキイの推奨量を5分の1にすればいい。
【タキイの推奨量(2㎡分)】
• チッソ(N):30〜40g
• リン酸(P):30〜40g
• カリウム(K):30〜40g
では、自分が入れた肥料の量はどうだったのか?
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自分の施肥量を計算してみる
今回の記憶では、こうだ。
• 骨粉入り油かす(N-P-K = 5-5-0)…ふた握り
• 草木灰(N-P-K = 0-16-20)…ひと握り
「ひと握り=100g」として計算されることが多いが、草木灰は軽いので「ひと握り=80g」と仮定する。
すると、以下のようになる。
• 骨粉入り油かす(200g)→ N=10g、P=10g
• 草木灰(80g)→ P=12.8g、K=16g
【自分の施肥量(2㎡分)】
• チッソ(N):10g
• リン酸(P):22.8g
• カリウム(K):16g
あれ?
むしろ、少ない?
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思い込みが、不安をふくらませる
チッソは、基準の約1/3。
リン酸・カリウムも、基準の2/3くらい。
感覚的には「入れすぎた」と思っていたけれど、数値で見ると「足りないかもしれない」ほどだった。
じゃあ、不安は消えたのか?
いや、そうもいかない。
なぜならこれは、「入れた気がする量」で計算しているからだ。
もしかしたら、「ひと握り」「ふた握り」よりもっと多く入れたかもしれないし、そもそもわたしのひと握りが100gかどうかわからない。
感覚の不確かさは、いつまでも尾を引く。
もし「入れすぎ」だったとしたら——
一応、「入れすぎていた場合」に備えても考えてみる。
肥料濃度が高すぎると、発芽後の根が障害を受けるリスクがある。特に、初期のチッソ不足がその後の茎葉の成長に影響を与えるかもしれない。
けれど一方で、トウモロコシは比較的多肥を好む作物でもある。
この境界線の見極めこそ、まさに「育ち方」を知ることにつながっているのだろう。
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肥料は入れた。
種もまいた。
あとは見守るしかない…。
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タキイの「栽培マニュアル」のサイト↓
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次回、「もし本当に肥料が多すぎていたら?」という視点から、わたしなりに考えてみたことをまとめてみようと思う。
