全滅を覚悟した週末、畑で待っていたものは―はたけのきろく6/6
最悪を覚悟して向かった週末の畑。そこにあったのは、「全滅」ではなく植物たちの生命力でした。
台風一過の水曜日、貸し農園のインスタのストーリーズを見て以来、ずっと気になっていました。(ここの農園は全区画の様子を数日おきに載せてくれるのです)
映っていたのは、全部倒れたトウモロコシと、根元から倒れたミニトマト1株。
「終わったかもしれない……」と最悪の事態も覚悟しながら、ようやく迎えた土曜日。こんなに週末が待ち遠しかったのは久しぶりです。
畑に着いて、まず目に入ったのはトウモロコシ。15本全部が大きく傾いていました。

ただ、近づいて見ると、茎そのものは折れていない。倒れてはいるけれど、生きている。周囲を囲っていた防虫ネットが、鳥よけだけでなく、風の勢いも少し和らげてくれたのかもしれません。

ひげも十分茶色くなっていたので、この日は全部収穫しました。
1株につき1本に摘果しなかったぶん、小ぶりな実もありましたが、本数を楽しめたのは週末菜園らしい収穫だった気がします。

小さ過ぎて受粉していないのが数本ありで
残りがこれだけ
そのトウモロコシがなだれ込んでいた隣のエダマメは、被害ゼロ。
2列×2本立ちの密植栽培がお互いを支え合ったのか、枝折れも蒸れもなくすべて元気でした。
ただ、実のふくらみはまだ小さめ。収穫は来週に持ち越します。

一方、ミニトマトは1株が根元から大きく倒れていました。ただ、こちらも完全には折れていません。支柱に結び直して補強。
ピーマンも2株とも倒れていましたが、同じように起こして誘引しました。
空いた畝から土を持ってきて、ミニトマトとピーマンの株元に土寄せ。土に隠れた部分からも根を出すんじゃないかと考えて。

つるなしインゲンは、並んで植えていた2株がともに倒伏していたため、残った実をすべて収穫して撤去しました。
一方で、ミニトマトの横に1株、エダマメの横に1株ある別の株は無事だったので、そちらは支柱で補強。

マリーゴールドとともに
逆にほとんど被害がなかったのがキュウリです。
特大サイズが1本と、小さな実が2本。週1回しか来られないので、「まだ早いかな」という実も一緒に収穫しました。
次に来るのは1週間後。置いておけば巨大化するのは目に見えているので。

台風直後はどうなることかと思いましたが、実際に畑へ来てみると、折れて全滅という最悪の事態は回避できました。
倒れながらも生きているという、植物たちのタフさとしぶとさに驚きました。

倒れていたミニトマト。生きていれば、上に向かって伸びようとするのですね。支柱にくくりつけるとこんな形になりました。
折れ曲がっても、先端(生長点)はまた真上へ伸びていく。
植物って、すごい。
見習わないといけないな……。
今年のトウモロコシ栽培での一番の目的は、
2歳児に「トトロのメイちゃん」になってもらう
そう、「とうもころし!」です。

折れ曲がりながらもなんとか収穫を迎えたトウモロコシ。折り取ったのを見て、きょとん。
皮をむいてみせたら、またきょとん。
「ほら、とうもろこし。」と手渡したら、不思議そうな顔。なんなら少しひいてます。
キュウリやピーマンは楽しそうに見ていたので、なんでだろう?と考えました。
帰りがけに彼女のおかあさんがポツリ。
「コーンって、つぶつぶのものって思ってるかも。丸ごと1本の実物を見たことがないから」
ちゃんと『となりのトトロ』を見せておけばよかった……。
